『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』突然の解雇劇に、タイラ・バンクスが関与?
元スーパーモデルのタイラ・バンクスが手掛ける人気オーディション番組『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』、を18シーズン支えてきた審査員のナイジェル・バーカー、キャットウォーク指導者のJ・アレキサンダー、メイクアップ・アーティストで番組のクリエイティブ・ディレクターのジェイ・マヌエルが突然解雇された。
『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』は、全米からモデルを夢見る候補者を募り、ふるいにかけた十数人に共同生活をさせながら、写真撮影、CM撮影、キャットウォークなどのお題を与えて競わせるオーディション番組。優勝者には、大手モデル事務所「フォード・モデル」との契約、「ELLE」「セブンティーン」など有名誌の表紙を飾る契約、大手コスメ会社「カバーガール」と10万ドルの専属契約が用意されている。週を重ねるごとにアカ抜けていく女性の姿が見られること、共同生活を通していがみ合うようになった女性たちが繰り広げるキャットファイトが面白いと人気を集め、番組はたちまちヒット。シンデレラ・ストーリー的なコンセプトが大ウケし、世界中でリメイクされるようになった。タイラはこの番組で、モデル界のオプラ・ウィンフリー的な大御所へと成り上がった。
この『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』でタイラの右腕的存在として、シーズン1から審査員を務めてきた、元モデルで写真家のナイジェル・バーカーが降板すると報じられたのは19日のこと。米ニューヨーク・ポストの「Page Six」が、「プロダクションの決断」だとして「番組を一新させるために」ナイジェルと同じくシーズン1から番組の人気を支えてきたミス・Jとミスター・Jも解雇すると伝えた。ナイジェルの後任者には、スタイリッシュなフィリピン人セレブ・ブロガー、ブライアン・ボーイの名が挙がっており、ソーシャル・メディアで活躍するブロガーを番組に迎える方向で動いているという。
ナイジェルは、米ゴシップサイト「TMZ」の取材に応じ、「誰が自分の後釜になるかは知らないが、まぁ、せいぜい頑張るんだな。18年間も番組の審査員をしてきた人物の後を継ぐなんて、とても苦労すると思う。相当手際がよくなければ務まらないだろう」と発言。番組は過去2シーズン、低視聴率にあえいだため、誰かが解雇されるのは仕方がないことだろうと受け止めながらも、「自分を解雇するのが適切なことだとは思えないが、もしかしたら、よい結果を招くかもしれない。もちろん悪くなる可能性だってあるけどね。幸運を祈るよ」と、憤りを露わにした。
ナイジェルは、その後、「E!オンライン」の取材に対して、「タイラとはこれまで一緒に素晴らしい仕事をしてきた。だから別に恨んだりはしていない」「決断はタイラが下したわけではなく、放送局が下したものだ」とコメントし、タイラのせいではないことを強調。しかし、過去にクビになった審査員たちの暴露発言を思い返してみると、今回もタイラ絡みの裏の事情があったのではないかと勘ぐってしまう。
2003年~05年に審査員を務めた元スーパーモデルのジャニス・ディッキンソンは、2年前にイギリスのテレビトーク番組に出演した時、「タイラをデブって呼んだからクビになったみたい」と笑いながら告白している。「彼女って大女なのよ。本当は男なんじゃないかって思ってたくらいよ。ついてんじゃないかって探しまくったこともあるわ。“あれ? ついてないわ”って」とタイラの体格を笑いネタにまでしていたが、彼女をクビにしたのがタイラというウワサはどうやら本当のようだ。
また、昨年12月にはインターネット番組に出演し、「あの番組で私が投じた票がカウントされることなんてなかった」「優勝者を選ぶのはカバーガールなのよ。審査員の票なんて一切関係ないわ」と暴露。「『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』からビッチな女ってレッテル貼られて本当にムカついた。業界に入った後に、チビすぎる、デブすぎる、肌が汚すぎるって言われるのを避けるために、アタシは真実を伝えていただけなのに」と未だに根に持っていることを露わにした。
08年、09年まで審査員を務めた元スーパーモデルのポーリーナ・ポリスコワも、米芸能サイト「Access Hollywood」の取材で、「タイラと問題があったのは事実。彼女は毎回遅れて来るのよ。6時間も遅刻してきた日には、待たされている私の時間には価値なんてないと言われてるように感じたわ。でもね、プロデューサーや局は“文句を言うな、黙れ! タイラは本当に忙しいんだ。仕事をもらったんだから、ありがたく思っていろ“って言ったのよ」と、洗いざらい告白している。
タイラは今回の解雇騒動が報道された直後、Facebookにナイジェルとミス・J、ミスター・Jの3ショット写真を掲載し、「『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』で、これまで一緒に働けたこと、感謝するわ! 一緒に仕事ができてとても光栄だった。私たちのこれからが楽しみね。XOXO、TyTy」というメッセージを添えた。この書き込みに、これまで1万人近くの人が「いいね!」を押しているが、1,100を越えるコメントは「あんたってマジ、ビッチよね」「最悪の選択」など、タイラを批判する声が大半を占めている。
マンネリ化する内容と、女王様的な存在となっているタイラ。『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』が人気を回復するには、根本的な問題を是正する必要があると言われているが、視聴者の声は制作陣には届いていないようだ。
いがみ合い……
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
・スーパーモデル全盛期の代表格C・ターリントン、今はすべて母親の味方に
・逮捕、放尿、犬のトラブルまで! セレブは飛行機内でもお騒がせ
・あの伝説的スーパーモデルが、Reebokの広告で全裸を披露!