「なぜ文春!」島田紳助独占インタビューに激怒するマスコミ陣
19日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に掲載された、引退後初となった島田紳助のインタビューが波紋を呼んでいる。京都府の実家前で取材に応じたという紳助は、8ページに渡る記事内で、政界進出のうわさや芸能界復帰に関して、自ら語っている。
2011年8月に東京の吉本興業本社で行われた引退会見後、紳助が発言したのは初めてのこと。沖縄に滞在中や都内の飲食店前で撮影に成功した媒体はあったが、公式の発言がメディアに出ることは一切なかった。
「『文春』のインタビューは、元『フライデー』(講談社)所属のAという記者が成功させたそうです。同誌の幹部や吉本関係者にも確認しましたが、どうも本当に直撃取材だったようです。紳助自身も引退後は書かれる一方だったことに対して発言する機会を待っていたのかもしれませんね」(週刊誌記者)
降って湧いたかのようなスクープインタビューだが、実は紳助に直接取材をすべく吉本と極秘接触を図っていた媒体は数多くあったという。すでに吉本関係者を通じて、インタビューの実現が軌道に乗っていたというスポーツ紙関係者は「なぜ文春なんだ!」と憤る。
「文春の記事は『(もし出てくれば)腹を切る』とまで言った暴力団関係者とのツーショット写真流出の件、ほしのあきや熊田曜子といった女性芸能人との関係、現在の心情についてなど要点はすべて抑えられていた。今後もしウチでインタビューに成功したとしても、完全に二番煎じになってしまう内容ですよ。吉本関係者は『紳助が勝手に答えただけで、何も把握していませんでした』と釈明していましたが……」
吉本関係者は、他にも紳助案件で折衝を行っていたスポーツ紙や週刊誌らに謝罪を行っていたという。
「『文春に勝手に出されてしまい申し訳なかった』と、数社のメディアに連絡があったようです。すでに契約が終了しているはずの吉本が謝罪することもおかしいですが、なにより紳助について現在でもマネジメントしているかのような言動は見過ごせない。講談社に対する名誉毀損での訴訟もそうですが、いまだに紳助と吉本は完全に繋がっていることは明らかで、復帰を願う同社の心情が透けて見えてくるようです」(芸能プロ関係者)
突然の引退劇から半年余り、第一声が実に意外な形で発表された紳助。記事内で本人が語った「(仕事はしないが)テレビに出れる人にはしてほしい」という発言が現実となる日は、いつか本当に訪れるのだろうか。
やったもん勝ち!
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