ゴルフとは無関係に、石川遼の髪型に宿ってしまった意味
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎髪の毛の重要性
高級マンションの次はノンアルコールビールか。何か「お前にはまだ早い」の感しきりの石川遼の一連のCMである。BGMも『すぽると!』(フジテレビ系)のサッカーコーナーでおなじみの曲使ってて、ゴルフって感じが全然ないし。しかしいつ見ても髪型がヘンな印象の石川遼。彼のヘアスタイリングの独特さって、若い男の子独特の手先の不器用さゆえなのかと思っていたのだが。ちゃんとしたスタイリストやヘアメイクが介在するCMでも「妙」に見えるってことは、これはもう本人の固い決意のもと「このアタマで行く」と決めてるってことである。むぅ。あのワックスづけ失敗の典型例みたいな、モソモソヘアが、人の目に触れる度、「石川遼ブランド」というものを少しずつ摩耗させて行ってる気がして仕方ないんだが。少しずつではあるが、確実に。
◎芸能界のエアポケット代表
上まぶたギリギリのところへ持って来た厚めの前髪、本来の目の大きさがわからない程に改ざんされた極太アイライン。これは、最近の若いコにおなじみのメイクの手法だが。そこに混ざって歳イった人間がやると、若づくりが妙に悪目立ちする。眞鍋かをり、まだ若いつもりでそれやってるんだろうが、ちょっと無理があるぞ。完全に「黒柳徹子」の方に近づいてるぞ。お前を「若いコ」として扱ってくれてるの、小倉智昭だけだからな。熱愛発覚で騒いでくれてるのも、小倉智昭だけだからな。もういっそ、小倉智昭と付き合っちゃえよ。眞鍋かをり……。誰のニーズで芸能界にいるのか。そういう芸能人って、挙げればキリがないが、眞鍋かをりって、その最大公約数を担っている代表的存在だと思う。本当に、小倉智昭意外、誰が必要としてるのか。
◎13年の歳月
光市母子殺害事件。被害者家族の本村洋さん、お疲れ様でした。本当に、お疲れ様でしたとしか言いようがない。我々余人は、今後の本村さんの人生に、幸多からんことを祈るばかりである。祈りながらも、どうしても見過ごせないことが。本村さんって、南海キャンディーズの山ちゃんにそっくりですよね。目の感じといい、鼻のカーブといい、眼鏡の感じといい。若い頃、前髪厚めにしてたころは、髪型までそこはかとなく似通っていた。それだけの話です。今後の本村さんの人生に、幸多からんことを。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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