「月の血」「青い天使」……セレブが子どもに付けた”個性的すぎる”名前
ここ数年、セレブの間ではベビーラッシュが続いている。この7月だけでも、3日に女優のマーヤ・ルドルフ、9日にはケイト・ハドソン、10日にヴィクトリア・ベッカム、11日に歌手のジュエル、17日に不動産王ドナルド・トランプの娘イヴァンカ・トランプが出産。
子どもが誕生し、次に注目されることは「どんな名前をつけたか」だ。というのも、セレブはかなり高い確率で一般人には思いつかないほど妙な名前をつけるからである。今回は、こんな名前で大丈夫なのかと心配してしまうほど、「子どもに妙な名前をつけたセレブたち」をリストアップしてみた。
■第5位 ロブ・モロー 長女:トゥ・シモーネ
人気ドラマ『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』でブレイクしたロブ・モロー。1998年に結婚した女優デボン・エアーとの間に一人娘がいるが、この娘を「トゥ・シモーネ」と名付けている。アメリカでも苗字と音感的にあう名前を選んで命名することが多いが、なんとロブは、ファーストネームと苗字を合わせると、「明日」という意味の「トゥモロー」になるように名付けた。妙だし、学校でからかわれるだろうが、「センスがある」と意外と好評だった。
■第4位 シルベスター・スタローン 長男:セイジ・ムーンブラッド・スタローン
肉体派アクションスターとして、還暦を過ぎた今も高い人気を誇るシルベスター・スタローン。下積み時代が長かった彼が、『ロッキー』で大ブレイクしたのは1976年のこと。同年5月に長男が誕生しているが、シルベスターはこの子の名を「セイジ・ムーンブラッド」と命名した。ミドルネームとはいえ、なぜ「月の血」という意味のムーンブラッドにしたのかは明かされていない。ウワサでは自身の今後のキャリアを意識したという説、ただ単に強い男の子に育って欲しいと思ったという説などがある。
■第3位 ブルース・ウィリス&デミ・ムーア 三女:タルラー・ベル・ウィリス
1987年~2000年まで結婚生活を送ったブルース・ウィリスとデミ・ムーア。夫婦は3人の娘をもうけており、長女は英国作家ルーマ・ゴッデンから「ルーマ」に、次女は名作『アラバマ物語』の登場人物から「スカウト」と名付けられた。三女は往年の女優タルラー・バンクヘッドから「タルラー」と名付けられたのだが、姉と同じく、個性的過ぎる風変わりな名前のせいで、幼いころから嫌な思いをしてきたとのこと。トラウマにもなるほどで、なんと法的に改名する準備まで進めているという。
ブルースはトーク番組に出演した際に「娘が近いうちに裁判所へ行き、タルラーからルラーに名前を変える申請をすると言っている」と告白しており、「オレも自分の名前が嫌いだから、気持ちは良く分かる」「オレの名前なんて、『バットマン』のブルース・ウェインからきてるんだぜ。この由来を知ってから、ますます自分の名前が嫌になったよ」と発言。「それなら自分の娘たちにももっと考えて名前をつければよかったのに」と陰口をたたかれてしまった。
■第2位 U2 ジ・エッジ 長女:ホーリー、U2 ボノ 娘:メンフィス・イヴ
U2のメンバー、ジ・エッジは最初に結婚した妻と3人の子どもを、再婚した妻との間に2人の子どもをもうけている。長女はホーリー(Hollee)と名付け、モチノキやヒイラギの木という意味の「holly」の珍しいスペルの名前がおしゃれだと話題となった。が、その4年後に次女が誕生したとき、エッジはブルー・エンジェルと命名。「赤ん坊のころはいいが、就学したら絶対にいじめられる」と叩かれた。なぜ、青い天使という意味の名前にしたのかは明かされていないが、「アメリカの戦闘機からとった」というびっくり説もある。
ちなみに、U2のフロントマン、ボノも次女をメンフィス・イヴと名付けており、エジプトのメンフィスなのか、テネシー州のメンフィスなのか、どこからメンフィスなんて名前を思いつたのかと話題になった。ミドルネームは、7月7日7時7分に生まれたため、セブン(seven)の中3文字をとってイヴ(eve)にしたそうだが、なぜファーストネームがメンフィスなのかは謎。次女は女優として活動しているが、イヴ・ヒューソンという名前を使っており、ボノを含む周囲も彼女をイヴィと呼んでいるため、「メンフィス」というせっかくの名前がやるせない。
■第1位 ニコラス・ケイジ 次男:カル=エル・コッポラ・ケイジ
2004年に再々婚した韓国系妻が05年10月に出産した息子を、カル=エルと命名したニコラス・ケイジ。カル=エルとは、『スーパーマン』の主人公クラーク・ケントが、生まれ故郷クリプトン星でつけられた名前である。実は、ニコラスは大のコミック好き。ニコラス自身も名監督フランシス・フォード・コッポラの甥という立場を嫌い、コッポラではなくケイジという芸名で活動しているが、この「ケイジ」もマーベル・コミックの名作「パワーマン」の主人公ルーク・ケイジからとったものである。
それならば、息子の名前をルークにすればよかっただが、ニコラスはティム・バートンが監督する予定だった『スーパーマン・リブズ』でスーパーマンを演じることになっていたため、カル=エルの方を選んだようだ。ちなみに、この映画は予算超過のため制作は実現しなかった。
ほかにも、グウィネス・パルトロー(娘:アップル)、グウェン・ステファニー(息子:ズマ・ネスタ・ロック)、トム・クルーズ(娘:スリ)などなど、セレブの子は珍名ばかり。
ちなみに、今月出産したヴィクトリア・ベッカムは娘をハーパー・セブンと命名し、「『アラバマ物語』の作者の名前から命名したそうだが、ハーパーはちっとも女らしくない」「ハーパーは苗字であり、名前にするべきじゃない」と叩かれた。だからといってありきたりな名前では、「地味すぎる」と報道される。セレブのネーミングセンスは常に厳しい目の監視下にあるようだ。
言っちゃった!
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