さんまの「ラブメイト」に選ばれたあの女に、マツコが本気のコメント拒否
7月23~24日に放送された『FNS27時間テレビ2011』(フジテレビ系)。毎年深夜に放送される「さんま・中居の今夜も眠れない」コーナー内で、明石家さんまが現時点で気になっている女性をランキング形式で発表する恒例の企画、「ラブメイト 2011」が今年も発表された。
まず発表された10位は、「鮫洲運転免許試験場の食堂で前に座っていた女性」と、いきなりの一般人。しかも、仕事で一緒になったのではなく、一目惚れレベルという外し方。7位も、「6月8日(水)天現寺『アッピア』に来ていた女性」と、同じように一般人から選出。9位はKARAのメンバー「パク・ギュリ」。魅力を力説するが、「へー、そうなんだ」と、中居くんはあまり興味なさそう。しかし、別撮りVTRでKARAメンバーに「さんまと中居、結婚するならどっち?」と決を採ったところ、数だけなら3対2でさんまの勝ちだったのだが、肝心のギュリは、中居を選んでしまった。理由はシンプルに、「SMAPが好きです」というもの。好き好き光線をさんまが出しまくって、女性には「ごめんなさい」されたり、やんわりとお断りされ笑いをとっていく”寅さんパターン”は、今年も健在だ。
とはいえこのパターン、8位にランクインしたAV女優の「優希まこと」で軽く崩れてしまう。番組が入手した番号から本人に電話したのだが、この電話がかなり長い時間盛り上がる。そして、出演するさんま、中居、岡村隆史の中から好みのタイプを聞くと、「背が低くて」「面白くて」など、岡村チョイスの流れになっていたのに、選んだのは、「さんまさんです」負けるつもりでズッコケる準備万端だったさんま、別の意味でスッコケる。
6位の「NHK鈴木奈穂子アナ」は、2006年にランクインした「NHK松山放送局のアナウンサー」人と同一人物であることが判明、好みにぶれがないことが発覚した。しかし、ここもまた「NHK的にムリ」だと、写真すら貸してくれない惨敗ぶりをみせる。番組が一番盛り上がったのは、5位にランクインした、「TBS田中みな実アナ」の名前が挙がったとき。
「……ンだとぉ~っ!」
別室で見ていたマツコ・デラックスが声を荒げた。4月にTBSで放送され、マツコも出演したさんまの特番『さんまのホントの恋のかま騒ぎ』。ここに田中アナが出演していて、見事なまでのカマトトぶりでマツコをいらだたせ、ついにはマツコに足を引っ掛けられるという、軽いいじめ状態にまで発展してしまった人物だったのだが、さんま的にはアリだったのか。マツコはコメントを求められ、
「笑いに昇華できないもん」
と、本気の拒否。さんまが、
「ええ子やんか、マツコ」
とフォローするものの、
「一番だまされてるじゃない、さんまさんが」
と、にべもない。それでもかわいいやんかというので、結局、
「……じゃあしょうがないわ。男って好きなのね、ああいうの」
という結論づけでマツコが折れていた。さて、ここまできて番組は残り10分となってしまった。前半にトークが盛り上がりすぎてしまうのも毎年お約束ではあるが、上位は駆け足で紹介することに。
4位、雑誌「CanCam」(小学館)モデルの「舞川あいく」、3位は「チェ・ジウ」、2位が「NBAダラス・マーベリックスの日本人チアリーダー」ときて、いよいよ1位はといえば……。
『ワンピース』(集英社)の「女帝ハンコック」! まさかの2次元からの第1位! 確かになんかの番組で『ワンピース』を熱く語っているのを見たけど、こうくるとは。先日、五月みどりとのまさかの熱愛報道があったばかりだけに、2次元に逃げちゃった!? というのはうがち過ぎでしょうか。
そんな今年の「ラブメイト」でちょっと面白かったのは、「田中みな実」のくだりで岡村が「さんまさん、なんとでもなりますよ。ウチの相方に頼めば」と言ったところと、「舞川あいく」の名前が出た瞬間に中居くんが、「あっちの……?」と思わず聞いてしまい、さんまに「AV界ちゃうよ!」と否定されたところ。
舞川あいく。「舞」の字と、ひらがなの組み合わせとか、確かにそっちの業界にいそうですけどね。
(太田サトル)
マツコ、悔しいの分かるけど仕方ないのよ
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
・“女”の扱い方に迷い? 各局の「なでしこジャパン」の取り上げ方がおかしい
・“ベロ出し”は笑いのきっかけ! バラエティーでローラが重宝されるワケ
・『バナナ炎』で堪能する、日村を泳がせる設楽の見事な手腕