加藤清史郎にも直球でお断り!? 「さんま大先生」はやっぱり見事
7月23日の劇場公開を前に、いろんな番組にプロモーション出演しまくっている、『忍たま乱太郎』主演の加藤清史郎くん。基本的にはどの番組でもやっぱり「かわいい~」「すごいね~」「えらいね~」の連呼だったりするわけなのだが、7月16日放映(関東地方)の『さんまのまんま』(フジテレビ系)は、ちょっと違っていた。
まずは、「加藤清史郎です。お願いします」と、立派な挨拶。続けて映画の話題でタイトルを「忍たま」といったところで、
「キンタマァ!?」
いきなりさんまが直球の下ネタを飛ばす。そして、さんまは番組宣伝の「お約束」には乗らない。
「映画館にオレがこれ、一人で行くのもなぁ。女の子誘っても……」
いくらゲストの出演作だろうと、社交辞令で「見ます」と言わない。9歳児に次々とさんまの攻撃が襲いかかる。あやうし、こども店長。
しかし、1歳半から芸能界でキャリアを積んだという清史郎は、そのぐらいではへこたれず、「すごく面白いので」と勧めるのだが、それでもさんまは折れるどころか、
「待つわ、1年ぐらい。テレビで放送されるのを」
これに対して、「えーっ!?」と観覧客が声をあげれば、
「お前ら行くか!? 『忍たま乱太郎』」
「せっかくのオフの日に『忍たま乱太郎』見に行くの?」
と、忍たまを全否定。そこまで言われても、清史郎は「映画館にぜひ遊びにきてください!」と大声でさんまのトークを分断。強いな、こども店長。それでも”お笑い怪獣”さんまはものともせず、
「お断りしま~す」
しかし清史郎も負けてない。これに乗っかり、似た口調で、
「ご協力お願いしまーす!」
これにはさんまも爆笑してしまう。清史郎、勝利。
9歳児相手でも手を抜かないさんま、その後もボケたりいじったりがひたすら続く。映画の共演者の話で清史郎が「杏さんとか」と言えば、
「アンさん? アンルイスさん!? ♪さくらぁふぶぅきに~」
と、さんまはやり返す。「さんまさんと遊ぼうと思って」と、持参した野球盤とベイブレードで一緒に遊ぶときも容赦ない。ベイブレードで勝てば清史郎のコマを持っていこうとしたり、野球盤でシングルヒットをツーベースにしたり、勝手に盗塁したり、「だってこれ金本やで」という理由で進塁させたりと、やりたい放題。しかし、清史郎くんもそんなさんまに、「ダメダメー!」とか、「アウトアウトー!」とか、「イエイ!」とか、態度もしゃべる言葉もとてもよく出来た子役・加藤清史郎とは違う、ナチュラルな素顔のごくごく普通の9歳児になっていた。見事な子どものあしらいに、さすが『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)で長年子役たちを仕切っていただけあるなぁと思う。
「かわいい~」でまとめたりせず、子どもだからと手を抜かない、さんま先生。ただし、「手ェ抜かへんかったから、内山みたいな少年が出来上がってしもたんやけどね」とも言ってたのでした。
(太田サトル)
食堂のおばちゃんのキャストが神
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
・まるで恋人同士!? 水沢アキと息子ジュリアンが醸すヘンな空気
・「ポワーン」が引き金だったのか? 青山祐子vs.内田恭子の笑顔の応酬
・予選落ちGACKTに対し、一流の芸を見せつけた出川哲朗in『スタジオパーク』