“間の抜けた男”石井慧が9カ月のスピード離婚を語る!
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第69回(3/29発売号より)
原発の危機的状況は予断を許さない状況であり、収束の兆しさえ見えない。当初は怒りや恐怖でいっぱいだったが、それも長引くにつれ、人々はこの状況に「慣れて」いくかに見える。いや、「あきらめ」に近い境地かも。そんな中、女性週刊誌では芸能情報復活という傾向に(やっぱ震災関連が多いけど)。こんな時だからこそ、芸能情報は貴重である。
納豆、インスタントラーメン、ガソリン不足が徐々に収まってきたと思ったら、今度はタバコがない! コンビニで「1人につき2箱まで」と言われ、大ショックである。これを期に禁煙すると宣言する愛煙家も多いらしい。私も考慮中、である。
1位「有名人愛の義援金は60件で合計37億8千万円に!」(「女性自身」4月12日号)
2位「いち早く『東京から疎開』しちゃったあのアイドル軍団と、新婚ママ歌手と……」「DASH村被災、拓哉『買い占め』発言に仰天など、ジャニーズと震災」(「週刊女性」4月12日号)
3位「石井慧 電撃離婚の真相を独占直撃!」(「女性自身」4月12日号)
※「女性セブン」は合併号休み
まだまだ震災一色の日本である。原発事故がなければ、もっともっと復興の動きは早かったはずだ。政府・東電・原子力保安院の三位一体の言い訳は聞き飽きた。やつらと放射能が憎い。
言っても言い尽くせないので、本題に入ろう。有名人たちの支援活動が続いている。多くの芸能人たちがチャリティーや募金活動をはじめ、それをワイドショーが取り上げるシーンも。今回ばかりは偽善だなんて言ってられない。チャリティー企画なのにギャラが出ていようが、テレビ局を連れての売名行為だろうが、少なくともいくばくかのお金を集められるのだから。やらないよりやった方が全然マシだ。”持っている”人はどんどん寄付をすればいい。年末年始に巻き起こった「タイガーマスク」現象が、今回の震災支援に結びつくといいとも思う。ニセ募金を見つけたらその場で非難すれば、周囲の人も賛同してくれるだろう。
そして安室奈美恵、である。震災直後に5,000万円! しかも事務所に相談せず、独自の判断で寄付をした。さすがである。安室は阪神・淡路、スマトラ沖、新潟中越大地震の時も多額の寄付をした。マスコミには公表することもなく――。今回急ごしらえの芸能人たちとは、信念と年季が違う。さらに安室が出演する化粧メーカー「コーセー」CMが26日から流れている。多くの企業が、批判を恐れてかテレビCM放映を自粛し、AC広告が氾濫する中、安室だからできたわざである。日ごろの行いが、非常時に出る。
安室以外に、「自身」の義援金記事で目に留まったのは2つ。シブがき隊が再結集し、被災者支援プロジェクトを立ち上げたというもの。「再結成」ではなく「再結集」なのね。3人が歌うわけではなく集まるだけ。ライブを行う予定は現段階ではないらしい。彼らの「100%…SOかもね!」が聞きたかったのに。もうひとつは内田裕也。義援金6万9,000円なり。癒やされました。
芸能界も東京脱出ラッシュらしい。市川海老蔵夫妻に続き、瑛太&木村カエラ夫妻も福岡へ。彼らは妊娠中だったり乳児を抱えているから、当然の判断かもしれないが、そんなことには関係のない脱出ジャニーズタレントがいました!
それが山下智久だ。予定されていた札幌コンサートが中止になったため、家族で東京を脱出したらしい。そして、あの彼女も……。そう、山Pは「週女」で何度かデート現場を撮られた、例のフランス人女性と一緒だったらしい。これには驚かされました。どうしてか? 彼女がフランス人だから。
原発依存国ということもあり、フランス人は放射能に敏感だ。原発事故が起こるや否や、多くのフランス人がいち早く日本を脱出した。フランス大使館は東京近郊にいる自国民に「特別な事情がなければ関東地方を離れた方がよいと思われる」と避難勧告し、臨時便まで出して自国民を日本脱出させようとしたのだ。そんな状況下、山Pの恋人は日本に残った。驚いた。山Pへの愛か!?
さらにジャニーズである。今回の大地震に対し、ジャニーズ事務所は立派な支援を行った。コンサートが延期・中止になったため、コンサートで使用するはずだった300KWの電源車2台、支援物資輸送用トラック5台、軽油2,000リットルを、避難所などに提供したのだとか。今はこうした行為を褒めておきたい。
なんと間抜けな男なのだろう。2008年北京五輪の柔道金メダリスト石井慧が、今年1月に離婚していた。結婚から9カ月のスピード離婚。交際3カ月でのスピード結婚の末の、スピード離婚だ。
悪い男ではないと思うが間抜けでおっちょこちょいという印象は、これでさらに大きくなった。五輪で金メダルを取り、マスコミに対する悪乗りパフォーマンスで一躍時の人に。なのにKY的にプロ総合格闘技へ転身し、柔道界からヒンシュクを買った。さらに単位が足らずに国士舘大学を卒業できず(09年に無事卒業)、「Dynamite!!」の吉田秀彦戦では、吉田にキン蹴りして判定負け。
でもって離婚理由は「性格の不一致」「古きよき昭和の家庭のようなものを思い描いていた」だって。あーあ。なんだかしょぼいネタだからか、「自身」の「スクープ!」という文字はいつになく小さい(苦笑)。
離婚報道の直前、石井は「次戦のファイトマネーの一部を被災者に寄付」と表明していた。が、もちろん記事ではそんなことは一切触れられていない。離婚情報と併せて紹介すればいいのにと、残念に思うのだ。
裕也は存在だけで癒やされるんです!
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
・やっぱりダメ男!? 手当たり次第に声をかけ、銀座デートを楽しむ押尾学
・宇多田ヒカル休養宣言の裏にある父・照實氏の思惑と、恋人家族の囁き
・胸をまさぐられ、無理矢理キスを……女性記者が告発する”角界のセクハラ”