胸キュン度マックスの『萌え男子がたり』！

究極のフェチズムの饗宴!?　軍服、仮面、点滴男子に萌える一冊

2011/02/06 11:45

　手、脚、ワキ、おしり、胸毛……など、世の中には様々なフェチを持っている女性が多いように、”萌え”も千差万別。男性の萌えポイントも同様で、それを思いっきり形にした本が、『萌え男子がたり』（ブックマン社刊）です。本書では、中村明日美子や河内遥……など、人気漫画家が独自の視点でグッとくる萌え男子をそれぞれ描いており、萌えポイントを詳しく解説しいていることで話題を呼んだ。そんな至極の萌え本の続編、『萌え男子がたり2』が発売、またしても世の女性の心を揺さぶっているという。2では、『海月姫』の東村アキコが”点滴男子”を、『坂道のアポロン』の小玉ユキが”左利き男子”を力説していたり、これでもか！　というほど、個性的な萌え男子が50通り紹介されている。よくこんなにさまざまな萌え男子を思いつくな……と、関心してしまう。

「そうなんですよ。私も『萌え男子がたり』を作ったときに、52人の漫画家さんに52種類の萌え男子を描いて頂いたので、続編を出すと言ってもこれ以上のバリエーションは出てこないかも……と思っていたのですが、とんでもありませんでした。今回も、50人の作家さんが十人十色の萌え男子を提案してくれました」

東村アキコ先生が萌えるという「点滴男子」像！
（書籍中では全身のイラストです）

　と、語るのは、担当編集の山口美生さん。 “二番手男子”や”ヨレヨレ軍服男子”、”仮面男子”、”着膨れ男子”、”スカーフェイス男子”……などなど、個性豊かでどこかグッとハートをわしづかみされるような魅力的な男子がわんさか。筆者が個人的にロックオンさせられたのは、”左利き男子”だ。気だるそうな表情で、ちょっと不便そうに自動改札に左手でタッチしている感じが愛おしいというか何というか……。小玉ユキの描いたカットを見るだけでキュンキュンきてしまう。左腕を右に伸ばしたときに強調される、左側の鎖骨のラインも堪らない！　また、”体格差男子”にもキュンキュン。リオネル・メッシ（サッカー選手／身長169cm）萌えの筆者としては、身長差のある男子がじゃれ合ってる姿は大好物！　ゴールを決めたメッシが、190cm以上の巨木のような選手（ズラタン・イブラヒモビッチやジェラール・ピケとか）に抱きついている姿を見ると、んもぅ～～～かわいすぎて萌え萌えで！　……と、個人的な話はいいとして、描かれている男子を楽しむだけでなく、作家のイラストを楽しむなど、いろいろな楽しみ方ができるのも本書の特徴だ。

「女の子同士でお茶などをしているときに、話のタネにもなると思うんですよ。パラパラめくっているだけど、”あ～～、あたし、こういう男子好みだわぁ”、”この仕草がたまらない！”とか、話がどんどん膨らむと思うんですよね。二次元やマンガ好きじゃなくても楽しめると思うので、ぜひお手に取ってみてください！」（山口さん）

　ガールズトークのオカズにしているうちに、あなたの新たな”萌え”を発見できる可能性高し!?　三次元の男子を見る目も肥えるかもしれませんよ！
（遠藤麻衣）