沢尻エリカから透けて見えた、男に対する若い女の「優位性」
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎もっさい男の生かし方
フジテレビの独占取材で久々にテレビに登場のエリカ様。プライベートの質問をはぐらかすのに「I don’t know」と英語で答えるさまは、ちょっと三浦和義を思い出して懐かしかった。最初はツンケンしてたが、結局笑顔で30分近く応対。あれ質問者が女だったら、絶対あそこまで付き合わなかったと思う。相手が若い男、それももっさい感じの垢ぬけないタイプだったからこその奇跡。インタビューを通しで見ていくと、キレイで可愛い若い女が、ランク外の男に対して抱く「優位性」がひしひしと感じられる。自分がやることなすこと全てが、相手にとって有難いことであるという確信。それがやがて「カワイソーだから話してやるか」の憐憫に変わっていく。銀座のど真ん中で、久々に人から注目浴びて気持ちイイし、メイクが完璧だったのも良かったんだろう。しかし、『ミヤネ屋』(読売テレビ系)といい『Mr.サンデー』(フジテレビ系)といい、持ち番組で必ずエリカネタを抑える宮根誠司と沢尻の合口の良さはかなりのもんだ。いっそのこと、事務所を宮根のとこにしたらどうか。
◎上辺だけマネしても
『とくダネ!』(フジテレビ系)の小倉智昭のトークコーナーが、近頃妙に「噛み砕いた解説」を目指してるように見える。まさか……ヤツも池上彰の後釜を狙ってるのか!? くわばらくわばら。
◎一通りは経験してます
ワイドショー『ひるおび!』(TBS系)で、67億円搾取した「六本木の巫女」の逮捕を報じていた。ゲストコメンテーターはガッツ石松。「私もいろいろ騙されました。『利息先払い』なんですよねー」「身近な人に勧められるんですよ」「『円天』なんかもそうだよね。私のよく知ってる人もアレに関わってたの。私もゴルフやりながらちょこちょこ誘われてたの。でもその人信用してなかった。ゴルフのスコアごまかすから」。もちろんスタジオは、すべての発言をスルー。いつでもどんなときでも伝説を生みだし続けるガッツ。今年もそんな感じでよろしくお願い致します。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
・いま日本で一番、穢れなき著名人の齋藤佑樹にお願いしたいあのお仕事
・キムタクだけじゃない、”本人”を演じたSMAPの紅白舞台裏
・酒焼け声とマリエのコラボが体現した、リアルな夜遊びオンナ像