悲劇のヒロイン演出の賜物か。酒井法子の告白本と芸能界復帰ライン
覚せい剤取締法違反(使用・所持)で有罪判決を受け、執行猶予中の元女優・酒井法子(39)の初の自叙伝『贖罪』(朝日新聞社刊)が、初週1万5,000部を売り上げ、オリコン本ランキング(13日付け)のタレント部門で1位になった。総合では27位だが、爆笑問題の太田光の小説『マボロシの鳥』(新潮社)を抜いている。執行猶予中ということで、出版には賛否両論があったが、1位になったということは、彼女の心情を知りたいと言うファンが多かったという裏付けにもなった。
発売に当たり酒井は「これからのことはまだ何も決まっていませんが、自分ができることに少しずつ、取り組んでいきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします」と、復帰を匂わす文章を綴った。かつての所属事務所・サンミュージックは怒り心頭だが、確実に酒井の芸能界復帰ラインは引かれているようだ。しかし、これでいいのか。早期復帰をファンは望んでいるのか。
著書は、職務質問された夫・高相祐一さん(42)の電話から始まっている。出生から芸能界入り、そして、「夫婦の仲がうまくいかない。自分たちではどうにもできない。そこで何か脱却するキッカケが欲しかった」と薬物を使用。壊れかけた夫婦関係を必死に繋ぎとめようとした結果だったと綴る。
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石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。
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