あの騒動から4年、婚約報道解禁に見る小倉優子の価値
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎また目が変わった?
「優子のことを彼氏がいない前提で応援して下さっているファンの方には申し訳ない気持ちでいっぱいです」(公式ブログより)かぁ。小倉優子に彼氏がいなかった時期ってあったんかな。それにしても、今回この結婚報道が大きく流された背景には、「あの事務所が、今度はどんな反応をするのか」を見物したかっただけって気がする。グラビアアイドルとしての実質の価値は、明らかに賞味期限切れ。婚約したのに全く騒がれない夏川純と同レベルだと思うのだが。で今回、件の事務所の反応はさほどなし。本当に賞味期限が切れたってことだな。
◎早めのキャラ転換を
関西弁によるやたらな「おもしろいこと言ったった」感の強調と、それを逐一拾ってかぶせるスタッフの大げさな作り笑い。「芝居の現場で、やたらと『自分は笑いもイケる』を主張する、自称面白俳優のカン違いと、それに合わせて笑う周囲がムカつく」と以前有吉先生が仰っておられたが。先日「ビストロSMAP」に出ていた桐谷健太は、その見本のようだった。実物が触って試せる「生地見本」のようなわかりやすさ。実際触ってみたらツルッツル。安い化学繊維みたい。自称面白俳優グランプリ(G-1)が開催されたらかなりの上位に食い込むこと間違いなし。今のところ一位は唐沢寿明。開催前にもはや殿堂入りの感があるが。
◎バードの巣立ち
日テレ羽鳥慎一アナの独立報道。宮根誠司の事務所に引き抜かれたとのことだが、日テレ広報部は「そのような話は聞いておりません」とコメント。報道当日の『ミヤネ屋』(読売テレビ)ではこの話題を一切取り上げず。うわー、きな臭いなぁ。ま、こういう独立にまつわるゴタゴタというのは、きな臭い方が面白いと相場が決まってるわけだが。今このタイミングでの独立は得なのか損なのか。とりあえず、今のところ一番得したのは、「私はしませんから」のネタでしばらくオトせるTBS安住紳一郎アナだと思う。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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