サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」水嶋ヒロ受賞で明るみになった、ポプラ社の”ある事情” コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第52回】 水嶋ヒロ受賞で明るみになった、ポプラ社の”ある事情” 2010/11/09 21:00 小西真奈美水嶋ヒロ福山雅治ダルビッシュ紗栄子女性週刊誌ぶった斬り!女の価値観ダルビッシュ有 「女性自身」」11月23日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 第52回(11/4~11/9発売号より) 警察ジャーナリストの黒木昭雄氏の死亡は衝撃だった。警察はこれを早々に自殺と断定したが、司法解剖すらしていなかったことも明らかになった。警察の捜査を批判していた人物だからこそ、事件性があるかどうか慎重に捜査すべきはずなのに。こうした警察の対応は、「他殺説」「警察関与説」をさらに増幅させる。彼をよく知る人物は「練炭自殺という方法自体のは、彼のキャラクターからしても不自然」だと言っていたらしい。確かに。 1位「ダルビッシュ紗栄子 ”夫の留守”に2児を預けて年下イケメンと深夜デート!」(「女性自身」11月23日号) 1位「ダルビッシュが本当に言いたかった『原因は紗栄子』!90億円離婚騒動のウラ側」(「週刊女性」11月23日号) 2位「水嶋ヒロ 妻・絢香にも内緒を続ける『大賞受賞』小説の?な中身!」(「女性自身」11月23日号) 3位「福山雅治・小西真奈美 発送された招待状 赤いドレスの報告会ドキュメント」(「女性セブン」11月18日号) 先週一斉に報じられたダルビッシュ夫妻の離婚危機。スクープしたのは「セブン」(同日発売の「週刊新潮」「週刊文春」にも掲載)だったが、敢えてランク外へ。なぜかというと、「自身」と「週女」の後追い記事の方が、ドロ沼になるであろう離婚報道の”あり方”を教えてくれるからだ。 当初、離婚騒動をスクープした「セブン」「文春」のトーンは、夫・ダルビッシュ有側に非があるかのものだった。これに怒ったダルビッシュはツイッターで「何で俺だけ悪い」と反論。その意を受けたかのように「自身」と「週女」は「紗栄子にも問題が」と報じているのだ。 要するにネタ元の問題だ。最初に離婚報道を仕掛けたのが紗栄子側。同日発売の3誌が同じような報道をしているし、「原因は夫の浮気」だとして、妻に都合よく書かれた(「新潮」だけは少々違うが、少々は今回問題ない)。 対し、夫側が関係者を使って反撃に出た。「自身」は妻・紗栄子の年下イケメンとのデートをしていたこと、「週女」は「紗栄子が自分の仕事や、芸能界時代の付き合いに熱心で、野球選手の妻として不適格だった」ことなどを報じたのだ。 離婚なんて、どちらか一方が完全に悪い、ということはないんだし、もっと大人だったら、綺麗に別れられた可能性もある。だが何せまだ若い。今後も、相手に非があるような記事が出ることが予想される。そもそも、2人は結婚からして不安だった。結婚を前提にした付き合いを発表、と同時に妊娠報告だったから。紗栄子がダルビッシュと結婚したくて、嵌めたんじゃないかとの憶測も出たほどだ。 芸能界と花形野球選手という世界にいて、「まだまだこれから」という若さ。遊びたいのはお互いさまだろう。最初っから無理だったんだな。 野球に限らずプロ・アスリートの世界は厳しい。食事や体調管理など、アスリートに寄り添う人間は、自分より相手のコンディションを管理し、精神的支えにならなければ難しい。自己犠牲。例えばイチロー妻である弓子夫人のように――。それはそれで、嫌な感じだけど。 出版界にもイヤーな空気を持ち込んだ、水嶋ヒロのポプラ社小説大賞の受賞。「何の仕込みもなかった」とは思う関係者は誰もいないだろう。と思っていたら案の定、いろいろと不自然な展開になってきた。 「自身」によれば、小説の内容はほとんど分からない。緘口令さえ敷かれている。発売日も未定。水嶋本人も内容について周囲に固く口を閉じている。妻の絢香さえまだ読んでいない――。水嶋受賞について取材している文芸関係者の話を総合すると、以下のようなストーリーが成り立つ。 当初、別の出版社で作家デビューが検討されていた。しかし、水嶋と元所属事務所との関係から、この話は頓挫する。そのため水嶋は複数の文芸賞に実名で実際に作品を応募した。他の出版社は受賞させるレベルでなかったため、水嶋だと気付かない。スルーされる。 そんな中ポプラ社だけがある時点で、水嶋ヒロだと気付き、「これはいける!」となった。だが、そのまま出版できるレベルではないため、大幅な手直し(本人がやるのかどうかも含め)が必要になっている。だからいつ完成するか、出版できるか未定となっている。こんなところだろう。「ただ今処女作執筆中」なんて作家もいたほどだから、何があってもおかしくない。 この騒動の中、意外な事実も発覚した。ポプラ社の離職率の高さだ。内情を探ろうと記者たちは「ポプラ社の知り合いやツテ」を探した。名刺をひっくり返し、むかーし名刺交換した編集者に連絡をした。が、その多くは既にポプラ社を退社していたらしい。トホホ。 「セブン」の「福山雅治・小西真奈美結婚スクープ」の真偽が話題になっている。そもそも2人は、本当に付き合っているのか!? 「セブン」によると、2人の結婚招待状の存在が10月に明らかになったという。だが、その実物を入手したとは書かれていない。証言者も自分に送付されたとは言っていない。挙式の場所は「小西のお気に入りの場所」、日時も「年内の吉日」と、なぜか詳細になるとあやふやな記述になる。また、「事前にマスコミに漏れたら全部予定を変える」らしい。誤報だと思われない布石とも取れる。だが、2人の馴れ初めや、近所の複数の目撃談、テレビ関係者の「2人は公認の仲」といった証言は逆に詳細なものだ。 「セブン」の記事にはふたりの事務所コメントはない。そして「セブン」発売直後に、小西本人がテレビカメラの前で福山との交際、結婚を否定した(かなり不自然ではあったが)。同様に福山所属事務所も全面否定。 うーん。本当に分からない。その後のマスコミ報道でも、決定的なものはない。小西には別の恋人の存在説まで出ているのだ。そもそも2人の関係は4年前から流れていたが、決定的証拠もなく「都市伝説」となっていたものだ。結婚も都市伝説化するのか。「セブン」の記事は、近年まれに見る謎だ。 「本当にあった!芸能人闇の都市伝説 」 ひぃぃ! 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・「女性セブン」がキャンドル・ジュン氏の”過去の女”松田美由紀を直撃! ・ジャニーズNG媒体「週刊女性」の後ろ盾となった、「ファンの不満」 ・“うるさ方”研音を敵に回した水嶋ヒロの決意と、処女作の怪情報 最終更新:2013/03/28 21:21 次の記事 「絶対ゴミ出し行かへん!」亭主関白な横山裕が、草食男子役に挑戦! >