真の日本好きは少ない?

たい焼きでバンドが解散!? 愛すべき親日家セレブベスト5を発表!

2010/10/11 08:00

 毎年、数多くのハリウッドセレブが映画・海外ドラマのプロモーションやコンサートなどで日本を訪れ、先日、「日本嫌い」と言われていたジュリア・ロバーツもとうとう来日した。ジュリアはともかく、彼らの多くは会見や取材で「日本大好き! 日本食大好き!」と言うが、単なるリップサービスであることがほとんど。スシ、サムライ、スモウしか知らないセレブがいまだに多く、真の親日家は少ないとされている。

 しかし、中には日本人以上に日本を理解しているセレブも少なくない。今回は、そんな日本好きセレブの「ちょっと意外なエピソード」に基づき、「親日家セレブ・ベスト5」を勝手にランキングしてみた。

第5位 トム・クルーズ

 最新主演映画『ナイト&デイ』のジャパンプレミアで、「日本には特別な絆を感じる」とスピーチしたトム・クルーズ。その絆を特に感じるのは、日本のサラリーマンなのだとか。90年代に来日したとき、時差ボケに苦しみ「真夜中にこっそりホテルを抜け出して、小雨が降る中、街を歩いた」トムは、サラリーマンが飲食店(恐らくファミレス)から出てくるのを見て、「夜中の2時に雨の中を歩く背広姿の彼を見て、自分とシンクロするような、不思議な気持ちになった」そう。このことがきっかけとなり日本人の気質に興味を持つようになり、映画『ラストサムライ』で理解を深めたと語っている。ちなみに着物が大好きで、「着物よりも着心地のよい服はない」と発言している。

第4位 グウェン・ステファニー

 『Harajuku Girls』という曲を大ヒットさせ、世界に「原宿とはどんなところか」「原宿の娘たちはどんな子たちなのか」を発信したグウェン・ステファニー。1996年に彼女がボーカルを務めていたバンド「ノー・ダウト」の日本初公演の合間に訪れた原宿で、「これまで見たことがないユニークな女の子たち」の虜になったグウェンは、原宿ガールズという4人の日本人ダンサーを引き連れソロ活動を開始。サンリオと提携し、「原宿ラバーズ」というファッションブランドも立ち上げた。彼女の日本女子への愛は止まることを知らず、「欧米人は日本の女の子たちへの間違った固定概念を持っている」「彼女たちを見下し、あざけ笑うことが多い。本当にびっくりだわ。程度が低すぎて」と、日本の女の子たちの良さやパワーを「もっと理解するべき」と発言している。


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第3位 スティーヴン・タイラー

 日本の音楽番組で、ポケットから突然たい焼きを取り出し、ムシャムシャ食べるほど、たい焼き好きなスティーヴン・タイラー。彼だけでなくエアロスミスのメンバー全員がたい焼き好きで、日本公演終了後、大量に購入して帰国したことがあった。しかし誰かが機内で全て食べてしまい、それを知ったスティーヴンが大激怒。バンドは解散の危機に面したと伝えられている。

 この話を聞いた日本のたい焼き機メーカーが、スティーヴンにたい焼き機をプレゼントしたため、今ではいつでも好きなときに食べられるとご満悦。ほかにもポンジュースが大好き頻繁に取り寄せていたりと、なかなかツウなスティーヴン。映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の主題歌『LOVE LIVES』を歌うなど、彼の親日ぶりはかなりのものである。

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日本が好き過ぎてこんな表情に


第2位 レディー・ガガ

 愛犬チワワに「原宿ビッチ」と名づけるミーハーなパリス・ヒルトンとは異なり、日本伝統の柴犬を飼い「シバイヌ」「ヨーコ」と呼んでいるレディー・ガガ。150万円する白のバーキンに、カタカナで「アイラブ リトルモンスター」と書き、東京駅で立ち食いソバを食べたるなど、親日家ぶりをうかがえるエピソードは数多くある。肩に「Tokyo Love」というタトゥーを入れているのも有名な話だが、実はこのタトゥー。アラーキーこと、写真家の荒木経惟に尊敬の意を表し彫ったものなのだ。

 昨年の夏、『VOGUE HOMMES JAPAN』の特集で、ガガはアラーキーとコラボ。緊縛師により固く縛られたガガをアラーキーはさまざまな角度から撮影し、大きな話題を呼んだ。全裸で縛られたガガは「みな私のイメージを撮ろうとするのに、荒木は違った。私の魂を激写したの」「そんな人初めてだったわ」と感動。撮影後、アラーキーはポラロイドを手にとり「Tokyo Love」とサインしガガにプレゼント。このポラロイドをもとに、ガガは東京でタトゥーを入れたのだ。この撮影がきっかけで「内面に熱い思いを秘める」日本人への愛情がさらに深まったとガガはコメントしている。

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日本ではジェニファー・アニストン
の元彼として有名なジョン・メイヤー

第1位 ジョン・メイヤー

 「現代の三大ギタリスト」の一人、ジョン・メイヤーは、「アメリカ以外で住めると思うのは日本だけ」と公言するほどの親日家。グラミー賞を獲得してからも、プライベートで何度も日本を訪れている。実は彼、高校生の頃に小田原の一般家庭にホームステイし、向上高等学校に短期間通っていた経験を持っている。3年前、ジェシカ・シンプソンとの交際を日本語で宣言し大きな話題となったが、「ジェシカはとても素敵な人です。一緒にいられて最高です」という言葉は丸暗記したものではなく、彼の心からの素直な気持ちだったのだ。

 2年前に単独で日本を訪問した際には、六本木のクラブでナイトライフを楽しんだり、京都で精神的な癒やしを得たり、有楽町のビッグカメラで7時間以上過ごし「ビッグ、ビッグ、ビッグ、ビッグカメラの歌が頭の中でエコーしている」と笑ったり、滞在1カ月目にブログで「まだまだ帰りたくない。帰りのチケットはオープンのまま」と綴っていたほど日本を満喫していた。今年の春にも日本を訪れており、新作アルバム『Battle Studies』のCD+DVDエディションに、その時の様子が収められている。

 次点で、日本人ストーカー被害に遭うまで大の親日だったブリトニー・スピアーズ、日本に来ると何もかもがおいしくて太るというジョディ・フォスター、ハリウッド・セレブの中で最初にキティラーだと公言したマライア・キャリー、日本で武道を学び最初の妻は日本人だったスティーヴン・セガール、親日というより日本オタクのクエンティン・タランティーノ、などなど。

 セレブが真の親日なのか、ジャパン・マネー目当てなのかは、アメリカでのインタビューで日本をどう語っているか聞くとよく分かる。親日ぶっていても「日本人って変」と鼻で笑うセレブが多いなか、今回リストアップしたセレブたちは、日本を語るとき身を乗り出して熱弁するのが特徴!今後も、素晴らしいエピソードを生み出してくれること間違いないだろう。

「VOGUE HOMMES JAPAN」

ガガvsアラーキー

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最終更新:2010/10/22 19:50