サイゾーウーマンコラム前代未聞の現役ジェンヌが出廷! ところが宝塚はファンに行動制限を…… コラム [連載]鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」第7回 前代未聞の現役ジェンヌが出廷! ところが宝塚はファンに行動制限を…… 2010/09/25 17:00 鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」宝塚歌劇団 『宝塚観劇ガイドAgain [』(鹿砦社) ――『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』や、”松田聖子の愛人ジェフ”による『壊れた愛』など、芸能人の研究本・暴露本など問題作を次々と刊行してきた、鹿砦社・松岡利康社長。”言論の自由”を守るために闘ってきた、社長の壮絶出版人生に迫っちゃうぞ~! 【宝塚歌劇団編】 鹿砦社VS宝塚の『タカラヅカおっかけマップ』出版差し止めに関する裁判が行われることとなったのは、前回までにお伝えしました。 裁判当日は、当時の男役三番手・和央ようかと、娘役トップ・花總まりが出廷し、そのことが全国ニュースで流れるなど注目を浴びていたので、さぞ裁判所にファンが詰めかけて大パニックだったかと思いきや、 「ファンは10人も来なかったんだよね~。裁判所も傍聴券を出そうと準備万全だったのに、笑い話だよ。宝塚側がファンに対して『裁判所には来ないように』と規制をかけたということね。関西での宝塚の盛り上がりはすごいからね。僕は宝塚裁判と同時期に、東京でジャニーズとの裁判もやっていたんだけど、関西ではジャニーズの報道よりも、宝塚の報道の方が圧倒的に大きかったもん」 そして、和央ようか・花總まり両女史の法廷での証言に対して、松岡さんはなかなか手厳しいコメント……。 「彼女たちは、『この本で本名や住所を明かされたせいで、変な手紙が来たり、あとをつけられたり、怖い思いをしました』って言ってたけど、あくまで”怖い思い”をしたと勝手に言ってるだけであって、実際に襲われたとかの被害に遭ったわけじゃないでしょ? それに、誰も知らなかった住所等をこの本で初めて明かしたんじゃなくて、地元民なら誰でも知ってる内容をまとめただけなのよ。もっと言えば、男役三番手や娘役トップの地位にいるジェンヌが”怖い思い”だなんてねぇ(笑)。もっとコワ~いイジメに耐え抜いて、他人を蹴落としてそこまで這い上がってきたキミらに怖いものなんてないでしょうが(笑)」 この調子で、このまま裁判も泥沼化か!? との予想に反し、この直後に宝塚側から和解を求めてきて、松岡おじさまとしては拍子抜けだったのだそう。 「まぁ宝塚はおそらく、ジャニーズの二の舞になりたくなかったんだろうね。ほら、ジャニーズ裁判のときは、僕がジャニーズ側の理不尽な対応にキレて、徹底的に戦ったから。裁判で戦うだけじゃなく、その後もずっとジャニーズのキワドイ暴露本を出し続けた。ウチは暴露本を作るノウハウや取材力には定評があるのよ。もし、宝塚との裁判も泥沼化しちゃったら、僕はあらゆる方法で宝塚に噛み付いたと思うよ(笑)」 そんな松岡・暴れん坊・利康おじさまに恐れをなした(?)宝塚歌劇団との間に結ばれた、『タカラヅカおっかけマップ』の和解条項は、 ・増刷をしない ・版を廃棄する ・原告の本名、生年、住所を明らかにしない というもの。……ところがその6年後、松岡さんは『タカラヅカおっかけマップ Again』を出版してしまいました。この本が発売されるという噂が流れるや否や、ジェンヌたちや関係者は慌てて引っ越したのだとか。 「みんな慌てて引っ越すなんて、ウチとの裁判騒動がよっぽどトラウマになってるのかねぇ(笑)。先方には、”宝塚の歴史始まって以来の大事件だ”なんて言っていただけたし♪ でも、和解条項を破ってはいないよ! 『タカラヅカおっかけマップ Again』には、詳細な住所はひとつも載せてないし。当時の裁判の原告入ってた人たちの本名、生年は伏せ字にしたし。当時の原告にいなかった新しい子たちのは全部載せちゃったけど♪」 あっぱれな根性をお持ちの松岡さん。『タカラヅカおっかけマップ』は、今は『宝塚観劇ガイド』と名前を変えて、2~3年に一度出し続けているそうですが、裁判沙汰になった頃と比べると、なかなか部数が伸びないのだとか。 「スター不在は長いこと言われてるからねぇ。人気もどんどんなくなってきてる。地元出版社としてはやっぱり淋しいなぁ。僕は宝塚を応援してるから! 『宝塚観劇ガイド』に名前を変えたのも、もっと皆さんに愛してもらうため。”おっかけマップ”って名前だと、裁判になったことだし、インパクトも強いし、嫌われちゃうのよ(笑)」 ”観劇ガイド”として生まれ変わった、問題児”おっかけマップ”。ただ、詳細な住所が載っていないだけで、他の内容は変わっておりませんのであしからず。これも松岡おじさまの歪んだ愛(!?)ですからね。 (朝井麻由美) 松岡利康(まつおか・としやす) 1951年9月25日生まれ、熊本県出身。同志社大学文学部卒業後、貿易関係の仕事に従事。サラリーマン生活を経て、83年にエスエル出版会を設立、88 年に一時期経営危機に陥っていた鹿砦社を友好的買収、同社社長に就任。05年にパチスロメーカー大手のアルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)を取り上げた『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』、球団スカウトの死に迫った『阪神タイガースの闇』などの出版物について、名誉毀損で神戸地検に逮捕、起訴され、有罪判決を受ける。 『タカラヅカおっかけマップAgain』 松岡さんの愛情がこもっております 『宝塚観劇ガイドAgain』 こちらは最新版でございます 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・「今から、お前んとこに行くぞ!」宝塚歌劇団の裏にちらつく黒い陰 ・宝塚歌劇団が緊急記者会見! ”すみれコード”を破った怨念は今なお続く ・生徒を法廷に立たせるまでに……崩れゆく”宝塚”ブランド 最終更新:2019/05/17 20:36 次の記事 「イライラしてるっ!」関ジャニ∞横山裕、生放送でファンに対し暴言!? >