江原啓之が「婦人公論」のセックス相談室で読者に非道なアドバイス
今号の「婦人公論」の表紙は浅野温子。10月19日から始まる新ドラマ『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)で嵐・二宮和也(27歳)の母親役を演じるそうです。そのことについて中のインタビューでは大して触れられていませんが、なにげに衝撃を受けました。えっ、もうそんな年!? ……と思って調べてみたら、御年49歳。実際に、25歳の息子(NHKアナウンサーの魚住優)がいるそうなので、あり得ない話ではないんですね。「W浅野」ともてはやされていたのは80年代後半。時の流れの早さにも驚きですが、そのころすでに子持ちだったということにも今さらながら驚きました。
<トピック>
◎特集 45歳、人生を変える鍵はここにある
◎氷川きよし「ワイルドな砂漠の戦士を目指します」
◎医療はここまで進歩した 認知症は怖くない!
■人生いろいろ、毛染めもエロエロ
特集は「45歳、人生を変える鍵はここにある」。どういう特集か一言で説明しにくい、というか、何が言いたいのかよく分からない特集でした。作家・宮尾登美子が自分の40代を語ったかと思えば、「40女のトホホな日常」というギャグマンガが挟まれていたり、部屋の片付け指南があったり、若々しさを保つ方法があったり、ポジティブ心理学講座があったり、40代主婦の再就職に関するルポがあったり……。
要は、45歳は人生の折り返し地点だから、今までの人生を見返して、これからの人生を考えましょうという話なのですが、今ひとつピンとこなかったのは、想定する40代女性像自体がボンヤリしていたせいかもしれません。今日び40代って、バリバリ仕事をしている人もいれば、婚活している人、子育てが始まったばかりの人、すでに子育てが一段落した人とバラバラ。それをひとくくりにして「人生」を語ったら、こうなるのも仕方ないのかも。散漫な特集の中でいちばん印象に残ったのは、「40女のトホホな日常」で白髪の陰毛を発見するというくだりぐらい。シメの読者体験手記が、家族崩壊でうつ病に苦しむ38歳と、覚せい剤に溺れた若き日を後悔する41歳というのは、バラエティーに富みすぎ。重すぎるだろ、それ!
■死んでもANOYOでも抱かれたくない男
前号でプロローグが語られた新連載「江原啓之のセックスよろず相談室」が本格的に始動しました。1回目は、セックスレスについてのお悩み。江原先生のお答えを要約すると、
「パートナーとよく話し合え」
この一言に尽きます。スピリチュアル関係ねぇし! しかも、この相談者(40歳)は、姑から「早く子どもを作りなさい」と嫌みを言われ続け、セックスレス+子どもができないかもという不安+姑による精神的苦痛という二重三重の悩みを抱えているのに、「まず、夫と話をしてみることです。そして、『私はお姑さんに嫌みを言われるのが嫌だから早く子作りしたいと考えているのかも』などと、自らの心の内もよく見直しましょう。セックスは子作りのためだけにするものではありませんし、子どもはモノでもない」「(夫婦の)絆に自信がないから、セックスに対して必要以上に固執しているのではないでしょうか」と容赦なくバッサリ。江原先生、厳しすぎます! 傷口に塩を塗ってる!!
この1回目で早くも悟りました。江原にセックスを語る資格なし。江原は女心がまったく見えてない。分かってない。もしかして「セックス=オーラの交換、ゆえに射精」とか思ってません? ハ~、こういう男とは絶対にセックスしたくないですね。やっぱり「前世はカバ」といった話をしていた方がお似合いだと思います。
■身も蓋もない「婦人公論」なのに、あの話題はなぜかスルー
前号はHey! Say! JUMPのグラビア4ページが掲載された「婦人公論」ですが、今号は氷川きよしの登場です。やっぱりきよしは強い。6ページのグラビアとインタビューです。告白好きの「婦人公論」のこと、7月に写真誌に掲載されて話題になった「松村雄基との熱い夜」に関する告白が何かしらあるのではないかと期待したのですが、話題はほとんど新曲のことばかり。女の性はむき出しにしても、きよしは絶対にむき出しにしない、という「婦人公論」の固い決意を感じました。でも後半、少し気になる発言が。
お酒はストレス発散にもなるし、人とのコミュニケーションを深めるためにも一役買ってくれますね。お酒を飲むと少し勢いがついて、普段しゃべれないことも話せたりしますし。相手との距離が縮まって、仲良くなれるような飲み方ができれば、お酒ってすごく良いものだと思います。
お酒を飲んで勢いがついて、相手との距離が縮まって、普段できないようなこともできたりして、仲良くなれるということでしょうか。妄想が膨らむコメントでした。
今号は他に、先日亡くなった梨元勝さんの奥様の玲子さんとお嬢様の眞里奈さんの対談も掲載されています。全体としてはカタい企画が多い印象でした。残念だったのは、19ページも割いてるスキンケア特集がまるごとタイアップだったこと。いろいろ商売的な事情もあるのでしょうが、やっぱり「婦人公論」はガチンコでお願いしやす。そんな純真無垢な期待を押し付けつつ、今回は締めくくりたいと思います。
(亀井百合子)
ゆうこはまだ独身よっ!
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