サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじ情報に惑わされてはダメ! 気持ちいいセックスは”地味”の積み重ね カルチャー 『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』著者インタビュー(後編) 情報に惑わされてはダメ! 気持ちいいセックスは”地味”の積み重ね 2010/06/13 17:00 著者の宋美玄先生が熱く語ります! (前編はこちら) ――それでもセックスをしているカップルはまだいい方かも。最近は”性欲を感じない”という男性も増えているようです。 ミ 30年前の日本なら、男性は専業主婦の奥さんをもらって、家でいちばんエラい人になれて、夜も主導権を握っていられた。でも今は女性が自立していて、仕事で上位に立つこともあれば、女同士集まって「あの男、ヘタよね」なんて話もする。経済力と発言権を持った女性を前に、男性が萎縮しちゃったんですね。強い相手には手を出せないのが、男という生き物ですから。 ――セックスはしないけど仲がいい「友だちカップル」もいます。 ミ そんな夫婦やカップルばかりの社会は、決して健全ではないですよ。さらに、2人の関係においても、どちらかがセックスしない状態を不満に思っていたら、溝ができてしまいます。深刻に悩んでいる人たちを、多く見てきました。セックスレスは、基本的には解消したほうがいい問題なんです。 ――性欲すらわかない男性を誘惑するのは、至難のワザのように思えますが……。 ミ ちょっと大げさに感じてあげるんです。肩を抱いただけで「きゃっ♪」って声をあげれば、男はもっと触れたいと思う。服の上から触れただけで女性が「あぁん」と乱れれば、じゃあ服を脱がしてみようって気になる。本当は痛いのに感じているフリをする必要はないけど、こんなふうに反応を”盛る”のは悪いことじゃない。そうやって彼をノセるんです。「僕が感じさせてるんだ!」という実感が、「セックスって楽しい、またしたい」って気持ちにつながります。決して媚びるのではなく、相手を持ち上げておいて、最終的には自分に利益をもたらす……接待みたいなものですね。 ――接待セックスですか(笑)。逆に、女性側にセックスレスの原因がある、というケースもあるんですか? ミ 出産を機にセックスしなくなる夫婦が、非常に多い。子育てで体力的にキツいっていうのもあるけど、2人目はまだちょっと……って思ってる妻がセックス自体を拒否するパターン。それとは逆で、第2子を望んでいる妻が「2人目がほしいからセックスしよう!」とせっつくパターン。どちらもセックスをする/しないの基準が、2人の愛情やコミュニケーションではなく、”子ども”ですよね。これでは男性もヤル気が出ない。自然とセックスレスになって、そのまま中年、壮年に……で、一生セックスする機会を失ってしまうなんてこともあります。 ――いったんセックスレスに陥ったら、そこから抜け出すのは難しいんでしょうか? ミ たしかに簡単なことではありません。雑誌などでは”ラブホテルに行って気分を変えよう!”なんて書かれていますが、ふだんまったく接触のない2人が、ラブホに入ったところで、その気になれるわけがない。それよりも毎日の生活のなかで、ちょっとでもスキンシップを増やすことです。マッサージでもいいから、肌と肌が触れあうよう努めてください。そして相手のことを思いやり、ふだんからコミュニケーションをしっかりとること。 ――ごくごく基本的なことですね。 ミ 気持ちのいいセックスも、それを続けることも、実はとても地味な作業の積み重ねなんです。男も女も、メディアにあふれている情報に惑わされちゃダメ! アブノーマルで過激なセックスをするよりも、お互いを思いやって抱き合う方が、よっぽど感じるし、オーガズムだって得やすくなりますよ。 『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』 “イク”って反射なんだ! 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・女はセックスに何を求めているのか……元AV女優、作家、SM女王によるエロスサミット ・イケメンAV男優・鈴木一徹クンが ○○しちゃう、女性向けDVDに注目! ・感じないのは彼のせいじゃない!? 自分でつくる”感じやすい体”とは? 最終更新:2010/06/13 17:00 次の記事 「 くぅ~ん ワンッ」木村拓哉、ブログで犬キャラになり大はしゃぎ! >