独占！　男装女子と妖艶デート180分

イケメン男装女性を独り占め♪　魅惑の人形館で疑似カップル気分に浸ってみる？

2010/05/14 11:45

　社会人になって早数年。忙しさにかまけて誘いを断り続けていたら、誰も誘ってくれなくなった……。はたまた、上京したばかりでそもそも遊び相手がいない……。というような、寂しいオンナになっていませんか？　私はなっています！　そんな友達のいないライター・朝井が今回オススメするのが、秋葉原にある男装エスコート店『ギャルソンと一緒』。男装をした女性と一緒に、東京の有名スポットからディープな隠れ家スポットまで、都内各所をデートできるんです。寂しさを埋めたい方、刺激が欲しい方にはうってつけ！　早速お店の一番人気・光流（みつる）くんを指名して、デートしてきました。

　男装とは言っても中身は女性、ちょっと男っぽい見た目の女友だちと街歩きをする感じかしらね、と思っていたら、待ち合わせ場所に現れたのはどうみても男にしか見えないイケメン♪　『ギャルソンと一緒』店長の上大田さんによると「当店は、秋葉原に他に類似店が少ないだけでなく、男装のクオリティが高いと、ご好評をいただいております」とのこと。ここまで男装のレベルが高いと、実際に恋愛対象として見てくるお客さんもいるのでは？　との疑問を光流くんにぶつけてみたところ、「常連のお嬢様（＝お客様）は、そういう風に見てくる方もいらっしゃいますね」というお答え。誕生日やクリスマス、バレンタインなどのイベントの日は、予約がすぐに埋まってしまうそうです。そればかりか、下は20代、上は70代まで、幅広いお客さんがいらっしゃるという驚きのモテモテぶり。

　さて、今回のデートでは、「今まで行ったことのない、知られざる隠れ家スポットに行きた～い」という私たっての希望で、光流くんオススメの人形館「マリアの心臓」に行くことになりました。秋葉原から渋谷へエスコートされると、そのモテぶりにも納得～！　人形館への移動時間からすでにキュン発言の連発です。

自然に密着したいなら雑踏を選んで！

■ヤラれた！　胸キュン発言集
「手繋いでないと変な感じ！　いつも繋ぐんだも～ん」
基本的に、デートではお客さんと手を繋ぐことが多いそうなのですが、テレて嫌がる私に対して光流くんのお言葉。母性本能をくすぐられまくり！

「なんて呼べばいい？　いつもは下の名前で呼ぶんだけど……。じゃあ、マユミちゃんね！」
　呼ばれる度にいちいちキュンキュンしちゃうのはどうしてでしょう？　べ、別に好きになってないんだから!!

「今日は駅に着くまでが早かったよ～♪」
車内での話が盛り上がったせいかしら？　でもそんなの誰にでも言ってるんでしょ！　と思いながらも嬉しいの。

「ちっちゃくてかわいい～。抱っこして持ち運びたいよ」
身長148㎝の私が休日で混み合う渋谷の人ごみに流されそうになったとき。男にも言われたことないお言葉にキュン死に間近。

　このような発言を弾丸のごとく繰り出されているうちに、「マリアの心臓」へ到着。渋谷のメインストリート沿いの雑居ビルの地下。階段を降りて行くと、そこは雑踏とは無縁の静かで薄暗い異様～な雰囲気。館内に敷き詰められるは、美しい造形で目を見開いてこちらを見てくる少女人形たち……。人形たちの視線からか、なんだかドキドキしてきます。「ここ、球体関節人形とかが置いてあるんだ。……もしかして苦手？」と光流くん。硬直する私に光流くんは、「大丈夫？」とたびたび優しく声をかけてくれます。その気遣いに、徐々に緊張もほぐれてきたような。

光流くんの色気と人形館の妖艶さがコラボしちゃってるわ～

「館内で座ってコーヒーや紅茶も楽しめるから、人形を眺めながら過ごすと時間の流れを忘れちゃうんだよね」と光流くんが言う通り、ここが渋谷の中心地だなんて思えない異空間。ちょうどこの時は、「少女アリス展」の期間中でアリスをイメージした人形やうさぎなど、グロテスクな作品から愛らしい作品が展示中。また映画『アリス・イン・ワンダーランド』の監督ティム・バートンのサインが壁にあったり、奇才漫画家の丸尾末広の画集やアンティークカードを販売していたりと、カルチャー好奇心の強い女子には絶好の隠れ家スポットかも。

　光流くんの他にも、『ギャルソンと一緒』のナイスガイたちは、日々それぞれのオススメデートコースを探しては磨きをかけ、お嬢様たちを喜ばせるのに余念がないのだとか。毎日物足りなくてくすぶっている女子たちよ、ギャルソンから蝶よ花よな扱いを受けてみてはいかがでしょう？
（朝井麻由美）

・ギャルソンと一緒
料金：お試し40分￥2,000、60分￥4,000（延長30分￥2,000）

・マリアの心臓
東京都渋谷区神南1-20-9　パークウェイビルB1
開館：午後1時～7時
入館料：1,000円
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人形作家と画家の豪華饗宴によって生み出される不思議の国「アリス展」。少女への永遠なる憧憬とあらゆる奇想をはらんだ、想像力の極地に貴方をご招待。