『徹子の部屋』HPにまで行き届く、徹子の気遣い
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎ご長寿番組の秘訣
『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のHPでは、顔写真とともにゲストを紹介している。しかし、ジャニーズ事務所所属のタレントがゲストの場合や、「今年の総集編」等の企画の時など、顔写真が掲載できないケースがままある。そんな時は、徹子の写真が代わりに載せられているのだが、ジャニーズタレントの時は、黒のスーツやダークな色のジャケットなど、ちょっとマニッシュな服装の写真を選んでいる。ちょっとでもカッコいい感じにして、ジャニーズに近い写真にしよう、という、徹子なりのサービスのつもりなんだろうか。
◎静かなる反逆者・船越
まぼろしの日本オオカミの子を巡る心温まるヒューマンな映画という触れ込みの『ウルルの森の物語』。公開直前の宣伝で登場していた、主演の船越英一郎が「ひと言で言うとディズニーとジブリのいいとこ取り。本当に楽しめる素敵な映画です。皆さんぜひ劇場にいらして下さい」つってたけど大丈夫か。ディズニーとジブリに怒られないか。つーかもう後で怒られたな。次からあんまりそれ言わなくなってたもん。ディズニーとジブリ、敵に回したら実に恐ろしそうである。
◎ここだけは「笑い飯」で
祝!! M-1優勝パンクブーブー!! カー用品のオートバックスの提供なのにパンクブーブー。優勝者は一年間、CM出演することが決まっているというのにパンクブーブー。なんか、このコンビ名を逆手に取った、しょぼいギャグとかやらされそうだなあ。去年のNON-STYLEのバージョンもパッとしなくて、今、相武紗季がCMキャラクターやってるもんなあ。相武紗季の後ろでチョロっとセリフ言うだけだったりして。「今日からボクたち、オートバックスでパンクしないブーブーになります!」とかな。あーあ。笑い飯がもちょっと頑張ってくれりゃあなあ。面白CM確実だったのに。鳥人バージョンのやつ、見たかったなあ。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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