福山雅治、子猫、イモトアヤコが「an・an」では平等な存在!
今号の表紙は福山雅治。福山は、鉄板なんでしょうか? コンビニやキオスクで目にした「an・an」は、いつもより置かれている冊数が多かったようです。こんなに不自然なポーズと髪型でもちゃんと買ってくれる人はいるんですね。福山無敵。では、トピックから。
<トピックス>
◎輝け! 愛しのコニャンコ写真グランプリ!
◎イモトアヤコ万歳Special
◎聖なる日には何かが起こる!? 泣いた、笑った、思い出のXmas
■「平成22年、福山維新。」
言わずもがな、新年から始まる大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)にかけての特集タイトル。10Pにわたる特集のテーマは「4つのキーワードを軸に、平成22年の『福山雅治』を120分語る」。キーワードは「幸福論」「可愛さ」「ロマンス」「維新」。特に新しい事実を、引き出したい言葉もないインタビューはツライ……。これらのロングインタビューを、福音としてありがたく読み進められるのはファンだけでしょう。写真は、ライティングもスタジオも髪型も変わらないままで、かろうじて衣装が若干変わっているものの、見どころに欠け、手抜き感は拭えず。ガッカリ。
■いま猫で特集をする意味は何?
第二特集は「子猫」。女性誌で猫特集なんて、これまでに散々組まれてますし、猫カフェ、猫写真投稿グランプリ、有名人の猫公開、といった内容も新鮮さは皆無。「CREA」(文藝春秋)のムック「CREA Due Cat」で十分網羅できる内容です。そういえば、今年の2月に出た「BRUTUS」(マガジンハウス)の猫特集が凄まじく売れたそうですが、まさかそれに便乗した特集? 「BRUTUS」は猫のシール、「an・an」は猫カレンダーと付録を付けるところも同じ。残念ながら、この号より「BRUTUS」の方が練られた企画が多く面白い内容でしたが。
■そりゃ、イモトアヤコは人気者だけど
1色ページでは、イモトアヤコに7Pを割いて大特集。「an・an」とは食い合わせの悪そうなイモトの登場に、パブの気配を感じましたが、さにあらず。イモトって、『24時間テレビ』でマラソンしたし、『世界の果てまでイッテQ』(ともに日テレ系)でも確かに人気だけど、その”人気”だけを拾って「an・an」で純粋に特集されても、読者困っちゃう……。きっと今年一年の人気だから、最後にやっとくか的な切り口なんでしょうか? イモトグッズ、スケジュール内容、インタビューってやってる内容もとても普通だし、それに「実物大!イモト眉テンプレート」って誰に向けての付録? 「Myojo」(集英社)なら全然アリでけど、一応「an・an」ですよね?
前号の暴走で力が果ててしまったのでしょうか。非常に大雑把な作りの号でした。特筆することは何もありません。というか、もう「an・an」のツッコミ待ちの編集方針に感服! 話題のある「福山」、売れた「猫」、人気のある「イモト」、そういう鉄板モノだけを「an・an」は見せたいの? ライフスタイル誌とも情報誌ともいえない独自のスタンスを作り始めたのでしょうか? そんな思いがページをめくる度に募っていきました。でも、次号はみんな大好き「2010年あなたの恋と運勢」特集だから、「an・an」がわからないと言いつつも買わせて頂きます。
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