俳優の卵たちが接客してくれる、うわさのギャルソンカフェに潜入!!

　先日、東京・原宿にオープンした「ギャルソンカフェ」。なんでも、ウエイターは俳優やミュージシャンを目指す、イケメン揃いなんですって。”イケメン”と言われちゃあ、黙っていられないのがサイゾーウーマン編集部。本当にイケメンなのか、厳しい目でチェックしに、取材に行ってきました!!

　「ボンジュール!!」。エレベータを降りると、若く張りのある声がお出迎え、仕切りのツタ模様のパーテーションからスラリとした男性の後ろ姿が登場。これは期待できそう!?

■未来の芸能人を育てる、魔法のコイン

　古い洋風のテーブルや椅子などヨーロッパの香りがする店内に入ると、早速、支配人の男性が恭しく挨拶してくれます。希望の男子を問われ、視界の端に映る観目麗しい男子に気を取られつつも、「えっと、一番人気の男の子をお願い致します」と、一応お仕事ということで図々しいオーダーにチャレンジ。

　というのも、このお店は、各テーブルをそれぞれ1人のウェイターが担当するチップ制のフランスのカフェに倣っているのだとか。来店時に手渡される一枚のコインがチップの代わりとなり、彼らの仕事ぶりに満足すればコインを手渡すシステム。このコインが、担当ウエイターくんたちのレッスン代や、活動の経費など、彼らの夢を応援する資金として提供できる仕組みになっている。間接的にでも”男を育てる”って感じがして、何だか有閑マダムへの第一歩を踏み出したような錯覚を起こしてしまいます。

　また、コインを自分のために使うことも可能。常連になってコインを集めれば、枚数に応じて「イケメンとツーショット写真」「オリジナルグッズプレゼント」など特典もあるんですって。これはハマったら大変なことになりそうです。

■ウエイターは今どきのイケメンぞろい

　「私の担当の子はどんな子かしら～」とドキドキしながら待っていると、「いらっしゃいませ、お嬢様」と目の前にまるで小動物のようにカワイイ長身のイケメン君が登場。正直、”イケメン”と言いながらもあまり期待していなかったので、そのビジュアルレベルの高さに驚き、思わず素で笑顔になっちゃいます。

「本日お嬢様のテーブルを担当させて頂きます”とおる”と申します。宜しくお願い致します」

　バッグをさっと持ってくれ、席までエスコートしてくれるとおるクン。テーブルまでのアプローチをキョロキョロしてみると、夕方の時刻、オープンして間もないにもかかわらず客席はしっかり埋まってました。もう、みんなイケメン好きなんだから♪　ほかの男の子をチェックしてみると、総じて長身＆小顔の今どきのイケメンという感じ。しかも年齢も18歳～25歳と若く、何だか少し気が引けます。そんな距離感を縮めるために、メニューの説明を受けている最中にも質問をぶつけてみちゃいました。

――年って聞いてもいい？

とおるクン「はい。実は18歳、高校生なんです（照）。今日も学校からここに来たんですよ」。

――いや～若い、でも、まさか高校生だとは……。

とおるクン「はい、まだまだ若いです。（不安げに）若いとダメですか？」

――キャッ!!（トキメく心の声）、ううん、やっぱり高3だと将来とかって考えてるのかなぁて思って。

とおるクン「はい!!　どんな役でも演じられる俳優になりたくって。まだ事務所には所属していないんですけど……」。

　”夜の蝶”に「実は夢を持っていて美しい将来を描いている」という淡い期待を抱くオヤジの気持ちが何となく分かった気が。

■料理も本格的で、ボリューム満点

　そんなんことを思いながら、メニューを開いてみると、パスタやサラダも本格的で、チーズやアボガドなど女子のツボを押さえたメニューがズラリ。一生懸命説明してくれた、とおるクンのお勧めのガレットとクレープ、スペシャルカクテルを頂くことに。

　料理を待っている間も、お笑い芸人志望のにもクンが笑わせてくれたり、流星クンは「お嬢様のために」と目の前で、シェイカーを激しく振って「スペシャルバナナカクテル（ノンアルコール）」を作ってくれたり、と飽きさせない工夫も。若さゆえの一生懸命さが、母性本能をくすぐります。

　さて、早速出てきた「卵とベーコンのガレット」は、そば粉を使っておりヘルシー志向、半熟卵とカリカリベーコンに良く合います。フルーツたっぷりのクレープは、見た目も女子が喜びそうな華やかで可愛らしい盛り付け。お味の方もふわふわなスポンジと甘さ控えめのクリームで、これまた女子好み。
　
　ですが……ボリューム満点の量。小食な女性なら各皿半分で十分かも。

■「またお待ちしております」の笑顔に、思わずハマりそうに……

　取材のため、一人で食事するはめになり、さみしさのあまりにとおるクンにやたらとちょっかいを出してしまったけど、ニコニコしながらも話を聞いてくれるのですっかり長居をしてしまいました。帰り際に「またお待ちしております」って爽やかな笑顔で言われると、明日にでも来店してしまいそうになる自分が心の片隅にいました。

　”お気に入りの子”を見つければ、”夢を追い求める彼らをサポート”というお店のコンセプト通りに応援したくなること必至です。「私のコインで芸能界にはばたく男の子を育てるわ」という肉食系女子にもおススメですし、「さりげなく、間接的に応援したい」という草食系女子にもピッタリ。いわば、逆「源氏物語」のように、男を育てるという感覚が快感に変わりそうです。でも、その延長でくれぐれも夜の歌舞伎町の方に足を運ばないように、ご注意くださいね！
（山田裕子）

GARCON CAFE（ギャルソンカフェ）
住所 東京都渋谷区神宮前1-8-8 COXY188ビル 8F
CAFE TIME　11:30～16:30（L.O. 16:00）
BAR　TIME　18:00～23:00（L.O. 22:30）
公式HP

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