祝・婚約♪ 石田純一が「an・an」で恋愛の真髄を語る
今週号の「an・an」の特集は「初めてのランニングQ&A」と「あり得ない出会いが最高の恋を生む!」の2つ。ランニングの方は素材そのものが手あかが見えんばかりの使い古されようですが、今週号最大のチェックポイントは、われらが石田純一の恋愛論。奇しくも昨日、婚約会見が開かれたようですが、東尾理子との恋愛エッセンスも詰まっているのでしょうか。それでは早速チェックしていきましょう。
<トピック>
◎初ランの素朴なギモン46
◎すぐ”走りたくなる”NEWS17
◎恋愛マイスター・石田純一、語る。「恋には7つの掟がある」
◎今どきのモテ男子を分析! その生態と、モロ好み女性に迫る
■「an・an」様のマイナーチェンジはどう転ぶ!?
今週号をぱらぱらめくるうちに気付いたのは、「an・an」様が微妙にデザインや台割りを変えていること。成宮寛貴クンの連載ページは第1特集の後ろになっちゃったし、連載コラムも大移動。巻頭には、「an・an」センスが凝縮されている「ANTENNA」こそ残っているものの、すぐに特集へとページがつながります。
併せて、デザインもさりげな~く変化。「ANTENNA」のカテゴリー別のタイトルロゴも「an・an」らしからぬ、やたらと「ポップ」に。ポップといえば聞こえはいいけど、90年代に逆行しているような気も……。エディトリアルデザインの頂点にマガジンハウスがあった時代を懐かしんでしまいそう。雑誌の歴史とともに上がってしまった読者年齢を、ターゲット年齢にまで下げるためにこのデザインにしたのか、と訝ってしまうほどに「ポップ」です。
■自分の立ち位置を分かっている男・石田純一が愛を語る
第1特集はランニングなのですが、石田純一が「恋の掟」を語っていると聞いちゃあ、おちおちランニングなんて読んでいられないよぉ! ということで、まずは第2特集の恋愛ネタから見て行きます。
早速「恋愛マイスター・石田純一、語る。『恋には7つの掟がある』」を見てきましょう。純一が語る、7つの掟とは
□女に求めるのは「さしすせそ」
□いつでも”インナーパワー”で、恋を実らせてきた。
□夕暮れ、それは恋に落ちる時間
□恋は合わせるものじゃない、”リスペクト”と”補填”なんだ
□キスはどんな言葉より美しい
□10代から今まで、好きなタイプは品のある人。
□携帯電話は彼女に渡すんだ。
ですって。恋愛マイスターになりたい人はご留意ください。ちなみに「さしすせそ」とは「さすが!」「しんじられない」「すごい!」「せっかくだから…」「そうなんだ」のポジティブな5つのワードなんだそう。繊細な男子は女子からポジティブな言葉が欲しいんですって。「しんじられない」をポジティブと取るとは、さすがマイスター。あなたが一番ポジティブです。
「夕暮れ、それは恋に落ちる時間」と純一が真顔で言ったかと思うと、笑わずにはいられないのですが、夕暮れのタイミングでデートに誘うとうまく行くそうです。ガンバ♪
今までの迷(名)言に慣れてしまったからか、思いのほかまともだった純一の恋の掟。一番心をうちぬかれたのは純一のブログが「No socks J life」というセンスあふれる名前だったことです。自分のこと客観的に笑い飛ばせる男ってス・テ・キ。
■純一でお腹いっぱいなのに、さらに辻ちゃんという過剰攻撃
純一の語りの後には、男子を6パターンに分けて、恋愛における傾向と対策をまとめたコーナーや読者の恋愛相談などの濃~いコーナーが続き、胃もたれを感じ始めたところに、「恋で悩んだら…。辻ちゃんの流儀に学ぶ!」という爆弾が落とされました。
リードによると「攻めの恋愛相談に定評のある辻希美さんが、迷ったときの鉄板ルールをレクチャー」してくれるようです。というわけで辻ちゃんルールは次の3点。
□好きって気持ちは抑えちゃダメ。”重”可愛いで、いいじゃん!
□好きな相手の元カノ話から、傾向と対策を練る
□最後はガッツ。追いかけるくらいで、ちょうどいい!
「an・an」の読者層が一体何歳なのかは分かりませんが、想定するに20~30歳。辻ちゃんルールに物足りなさを感じているのでは、と勝手に心配。編集部としては、「芸能人同士の結婚(しかもデキ婚)という、一般人よりもさらにハードルが高い結婚をしたからこそのルール」を期待したであろうけど、きっと辻ちゃんにはその期待は重すぎたようです。逆に結婚・恋愛に奥手になっている女性陣に、「結婚って簡単よ」とアピールしているという、複雑な構造のメッセージが隠されているのかもしれないけど……。
■語ること一切なし、のランニング企画
ようやく第1特集の「ランニングQ&A」に辿りつきましたが、どこを読むべきか分からないほど引っ掛かるトピックがない仕上がりに。数年前から流行っているランニングを、いま、なぜ「an・an」が取り上げるのかが不明。全体の流れとして、ランニングを始める→まずは体に変化→苦しいことに耐えられるようになり、ココロまでキレイに! というスピリチュアルな展開が目立ちます。ただ、アシックスやニューバランス、auの広告を取れたようで、うらやましい限りです。
相変わらず、ウエアやシューズのカタログになっていますが、掲載しているものに共通する「女らしさ」がなぜか気になる……、と思いきや、今回の特集のテーマが集約されている項目を発見。
「”ラン女子はモテる”ってホント?」
「an・an」にとっては、走ろうが踊ろうが、「モテ」こそが最終宿命。『CanCam』(小学館)と見間違うほどの「モテ」への執念に、恐怖を感じて本を閉じました。
『石田純一 PRESENTS 人生をポジティブに生きる25の方法』
Mr.ポジティブ
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