和田アキ子の下着の色は「ベージュ」という、不必要な情報
和田アキ子が言った。
「私らもう、ベージュやもん」
和田アキ子の下着の色という情報、そんないらない度の高い情報、あるだろうか。それを知っていったい誰が得をするのだろうか。しかも、和田自身の口から聞かされるなんて……。
今回ツッコませていただくのは、そんな仰天発言が飛び出した、8月28日放送分の『いいはなシーサー』(テレビ朝日系)。
視聴者の投稿とゲストによる「ちょっといい話」を紹介する番組で、番組MCはBEGINの比嘉栄昇と相田翔子。今回のゲストがその和田アキ子とガレッジセール。番組冒頭にVTR紹介された「ちょっといい話」が、こんなものだった。
<火事で全焼してしまった我が家。取り壊されることになって失意の家族が、その様子を見守っていたところ、ショベルカーのさきっちょに、何かがぶら下がっている。何かと思えばベージュのブラジャーが。それで皆で大笑い。ちょっと明るい気持ちになった一家でした。>
その話をスタジオトークで広げるわけだが、ガレッジ川田が、そのブラが「お母さんか娘さんのか、というところでまた、ほんわかしたところが」と、ヘンな広げ方をしたところ、和田アキ子が「ベージュってことは、お母さんだよ」と食いついた。なぜかというと、「年齢的に」だそうで、そして胸を押さえながらの「私はベージュ」発言につながっていったわけである。
そこまでなら、勝俣やダウンタウンなんかとのやりとりで見られる、「オエ~ッ」とか「想像してしまったじゃないですか!」とかのツッコミが入り、笑ってオチるところだが、和田は間髪入れずに目の前の相田翔子を指差して言った。
「何色?」
飲み屋のオッサンか。うっかりそんな質問したら訴えられかねない昨今ではあるのに、ど真ん中ストレート。さすが、”和田という男”。しかし、普通ならば聞かれた相手も「やめてくださいよ~」とか、唐突さに固まってしまうか、笑ってごまかすかするところだが、”天然”相田翔子は一味違う。あくまで真剣なまなざしで、言った。
「……私は、やっぱり白が好きです」
天下の和田アキ子に指差されてズバッと聞かれたら、そりゃあ答えないわけにもいかないだろうし、勢いで思わず答えてしまうような間髪入れないタイミングもさすが。それに対して、ほぼ無表情で答えた相田翔子のてらいのなさもすごい。そんななか、本来ならこのやり取りの中、ツッコむべき立場だったかもしれないガレッジセールだが、このスキのない攻防が一段落したのちに、
「アッコさん、僕らがなかなか聞けないことを聞いてくれて、ありがとうございます!」
と、感謝方向のきわめて無難なコメントで着地してしまった。もしかしたら、正直、相田翔子の下着の色がどうかということも、もはやどうでもよかったりするのかもしれないが、おおむねのイメージ通りの「白」でよかった。ゴリも、「パープルって言ったらどうしよう! とか」と言っていたし。しかしまあ、この思いも寄らぬ情報に対しては、感謝の言葉というのが正解か。『アッコにおまかせ!』(TBS系)とかで、若い女の子ゲストに聞いてもらえると、盛り上がるのではないか。「今日、何色?」って。
それにしても余計な情報だった。今後しばらく、テレビで見ると、「和田アキ子はベージュ」これが頭によぎりそうで、困る。
(太田サトル)
こんだけ色ありゃいいっしょ!
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