マイケル葬儀で、話題のあのセレブが世界デビュー!?
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
■アンファン・テリブルの誕生
葬儀の場で、初めて素顔を世間にさらしたマイケルの子供たち。「パパ大好き!」と号泣していた長女のパリスちゃんは、「意外とカワイイ」「けなげ」「エンターテイメントを理解している」とかなり高得点だったようだが、問題は長男のプリンス君だ。追悼イベントの間中、ずーっとガム噛みっぱなし。くっちゃくちゃ。御歳たったの12歳でこの完成度か。頼もしいわあ。ひとりのアホセレブの誕生の瞬間に、世界中が立ち会ってしまった。ダイアナ・ロスも、式典に欠席なんかしないで、後見人権限で張り倒してやりゃあいいのに。
ダイアナ・ロスだけじゃなく、エリザベス・テーラーもクインシー・ジョーンズも来なかったな。マイケルと本当に縁の深い人間はみんな欠席だなあ。マコーレー・カルキン君もバブルス君(人間じゃないけど)も、あとエマニエル坊やも来なかった。なんか大人の事情を感じるなあ。
■その延長線上には何がある?
「もし役者や音楽以外の仕事をしていたら、探偵になっていたかもしれないと思うほど、昔から興味があった」というセリフ。これはタレントとしてアリである。でも本当に探偵学校に入っちゃダメだろう、いしだ壱成。「探偵になりたい」ってのは、あくまでも「好奇心旺盛」や「卓越した観察力」等、タレントとしてのキャラクター演出の延長線でのセリフであって、「探偵学校に入学」というのは、あらゆる意味で「ナシ」だろう。ご丁寧に、入学した探偵学校のHPに授業を受ける姿が掲載されてるらしいし。もうタイアップなんだか何なんだか。とりあえず掛け値なしの笑い者。
息子がこんなで、かたや娘は同じ日にアメリカの名門大学に入学決定との一報が。父・石田純一は泣き笑いか。どっちにも「入学おめでとう」って言ったんだろうか。言ったんだろうな。
■本当に走るべき人
加護あい4倍。みのもんた6倍。小室哲也18倍。小室哲也&KEIKOペア25倍。トシちゃん48倍。安達祐美の母親98倍。ホリエモン145倍。トモちゃん190倍。小室哲也&トモちゃんペア265倍。中森明菜462倍。田代まさし998倍。以上、私がつけてた「日本テレビ・24時間マラソンランナー候補」のオッズである。ま、完全に罰ゲーム扱いだが。それにしてもイモトとは。つまんねーの。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
【バックナンバー】
・東国原知事よりも、”人寄せパンダ”の総理に向いているのは……
・川島なお美の「理想の披露宴」を打ち砕いた強敵とは?
・いまさら”いい歳”言われても……三十路ほしのの熱愛騒動