ひとり、はしのを迎え「新婚さんいらっしゃーい」化した「徹子の部屋」
今回は、4月7日、9日の『徹子の部屋』(テレビ朝日)、2回分セットでツッコませていただきます。
7日放送分のゲストは、劇団ひとり。今このタイミングで劇団ひとりに聞くことといえば、やはり「とても可愛らしくて頭もよくて若々しい(徹子談)」大沢あかねとの新婚生活である。
当然、「おめでとうございます!」の一言から番組が始まるわけだが、「徹子」用にか、地味な薄いグレー上下ストライプのスーツ、ネクタイもグレーで、学校の先生みたいな格好で現れた劇団ひとり。
冒頭、大沢が23歳で、「僕が32歳です」と、単に年齢を言っただけで、「そうですか、ハッハッハ……」と、意味の分からないところで笑う徹子。徹子は大沢あかねのことを気に入っているのか、冒頭にも挙げただけでなく、「頭がよくて」「カワイイなあと思って」とか、ほめ言葉を連発。
「『世界で一番好きな人と一緒になれて、嬉しい』って言ってました」という言葉には、「そうそうそう!」と、興奮気味に身を乗り出さんばかりだったのだが、会見とは違う言葉を”盛った”ことには、「『世界で』ってね、いい、でも」と、喜びながらもすかさず指摘。緊張ぎみな劇団、「すいません……」と、笑いながら、ちょっとションボリ。
近年は、「芸人キラー」としての一面も注目される徹子だが、今回は「芸人」としてではなく、新婚さんとしての話題が中心なので、討ち死にすることは少なそう。でも、スティック型の掃除シートを家のどこに置くかでもめるという、のろけ話を熱く、しかもそこそこ長めに語ったあと、「どう思います?」とフッた。すると、「……フッフッフッ……私、どっちでもいいので」の一言。劇団ひとり、一人相撲でまた空回り。
結局、鼻毛カッターの「ジジジジ……」という擬音のマネが気に入ったらしく、それを芸にしたことなんか一回もないにもかかわらず、「もう一回やって」と催促される劇団ひとり。「ウイーンというところがウソッぽいけど、よそでもやれる」と、太鼓判をもらったが、やっぱり芸人はどこかでつぶされる運命にあるようだ。ちなみにひとりは、手入れをずっとかいくぐって2cmほどまで伸びた鼻毛のように、芸能界を生きていきたいんだそうです。
続いて、2日後の9日のゲストが、はしのえみ。こっちも元旦に舞台俳優と入籍したばかりの新婚さん、「おめでとうございまーす!」から始まった。
徹子にとっての、はしのに対する褒めポイントはどこなのかなあと思えば、「鼻」だった。
「アナタの鼻がねえ、ホントに可愛くて、なんてまあ、カワイイ鼻なんだろうと思ったんだけど」と、さんざん持ち上げたのに、「アナタ自身は、その鼻がちょっとヤダなって思ってらしたんですって?」と、サゲる。結果的に、鼻のアナが前を向いていることからついた『ハナパク』というアダ名の話で、ヘンな感じのオチになってしまった。
その後は、育ての親・欽ちゃんと、近年の昼ドラでの父親役・大和田伸也、そして実の母親などとの心あたたまるエピソードを交えながらエンディングへ。そのとき流れた、次回のお客様のテロップで出た、「木村祐一さん」という名前。
新婚さんゲスト連発の直後に、離婚して1年も経たないキム兄……わざとか? このラインナップに、一番笑わされてしまいました。
(太田サトル)
ツンデレラっていうネーミングにも惹かれます
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