サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場モックンの受賞で、「元シブがき隊」を急速アピールしはじめたヤックン 芸能 [TVツッコミ道場] モックンの受賞で、「元シブがき隊」を急速アピールしはじめたヤックン 2009/03/05 08:00 TVツッコミ道場薬丸裕英さとう宗幸はなまるマーケット布川敏和本木雅弘 薬丸裕英は唇を噛む思い!? 「有名人になったら、急に親戚が増えた」なんて話を、テレビに出る人たちが語る場面はよくある。 遠い遠い親戚なのに、あるいは絶縁状態だったのに、有名になった途端、あるいは金持ちになった途端に、急に連絡をしてくる……というのは、実にありふれた展開に違いない。 本日、ツッコませていただくのは、『はなまるマーケット』(TBS系)のMCを務める、ヤックンこと薬丸裕英のここ数日の豹変ぶり。 どう豹変したかというと……映画『おくりびと』が米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞して以降、急に「シブがき隊」カラーを前面に押し出し始めたのである。 受賞後、同番組に『おくりびと』主演のモックン(本木雅弘)が生中継で出演したのが話題になったが、その後も、まだまだ薬丸はモックンに夢中だ。 3月2日の放送分では、モックンが帰国し、30年近く前に放送されたドラマ『2年B組仙八先生』(TBS系)の教え子、つまりモックンやヤックンが、仙八先生(さとう宗幸)の還暦を祝ったということが語られ、「一緒にご飯を食べた」といって、写真がうつし出された。 しかし仙八先生の話はあくまで”きっかけ”のようで、主役はほとんど、今をときめくモックンである。もともと仙八先生の還暦祝いの会は決まっていただろうに、その会すら、モックンの受賞に合わせて企画されたように見えるほどだった。 さらに番組では、全然関係ないコーナーのBGMでシブがき隊のなつかしの曲『サムライ・ニッポン』を使うなど、積極的にシブがき隊を取り入れてもいた。 『おくりびと』の快挙は実に喜ばしいニュースだし、どこの局もどの番組も、ましてかつての仲間が出ている番組なら、取り上げるのは当然のことだとも思う。だが、どうしても少し違和感を覚えてしまうのは、ヤックンがこれまで『はなまる~』をはじめ、様々な番組で「シブがき隊は仲が悪かった」「自分対二人で分裂していた」的な話を度々してきたからである。 人気長寿番組の名司会者となったヤックンにとって、「シブがき隊」という過去は、あえて掘り下げたくない、掘り下げてもメリットがないことだったのだろう。これはこれで立派なことだとは思う。その一方で、かつての栄光・青春時代をどこの番組に出ても嬉しそうに語るフックン(布川敏和)は無邪気で、ときに気の毒にも見えた。 だが、モックンが「世界の人」になった今、これまでと同じく嬉しそうにブログで書いたりするフックンと、「仲が悪い」と半公言していたにもかかわらず、盛んに交流するヤックン。見比べてみると、ちょっと気の毒に思えたフックンが、なんだか急に美しく思えてきた。 いや、テレビとしては美しさなんて、どうでも良いだろうけど。 「友情」「仲間」って複雑だな、と改めて感じさせられる出来事だった。 (田幸和歌子) 『GOLDEN☆BEST/シブがき隊』 コレが”栄光”のころ 【関連記事】 アカデミー賞監督を放置しても、『とくダネ!』がヨイショしたいのは … 【関連記事】 「はなまる」初登場の錦戸がおめざに選んだ意外なモノ 【関連記事】 アカデミー賞のケイト・ウィンスレット、本国イギリスでは芳しくない評判 最終更新:2009/03/05 08:00 次の記事 独りものにはマネしにくい!? 愛が舞い込む「お部屋改造のススメ」特集 >