芸能人の相次ぐ自殺に、ついに韓国政府が動いた!
2008年の韓国芸能界をにぎわせたニュースの中でも、とりわけ注目を集めたのが、芸能人の相次ぐ自殺だろう。
9月に俳優のアン・ジェファンが自殺、その衝撃が冷めやらぬ翌10月に国民的女優チェ・ジンシルが命を絶った。特に、ヒット作に数多く出演したチェ・ジンシルの死は、日本でも大きな話題になった。さらに同月、タレントのチャン・チェウォンとモデルのキム・ジフも自殺。チャン・チェウォンとキム・ジフはいずれも性同一障害であることをTV番組で告白していた。
自殺に至った経緯だが、現在のところアン・ジェファンは借金苦、チェ・ジンシルはネット上での誹謗中傷、チャン・チェウォンとキム・ジフは、性同一障害をカミングアウトしたことによるネット上での誹謗中傷や失恋による精神的苦痛が原因ではないかといわれている。
インターネット普及率が8割近くに上る韓国では、かねてからネットのデマや誹謗が問題視されてきた。今回の事態を受け、ついに与党ハンナラ党が、ネット上で書き込みをする際に実名での署名を義務づける「サイバー侮辱罪」を新設する方向で調整に入っている(当初、この法案はなんと「チェ・ジンシル法」という名前だった)。しかし、ネット上で匿名性をなくすのは問題だとして野党の合意は得られておらず、現在も国会で審議されている状態。
自殺には至らなくても、有名人が悪意ある書き込みに苦しめられるケースは日常化している。悲劇を繰り返さないためにも、一日も早く何らかの対処をしてほしいものだが……。
“催涙性メロ・ドラマ”と呼ばれた感動物語の王道
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