ロングインタビュー第2回

【幸福の科学学園1期生語る2】社会科で「霊言」「過去世」の話題も――知られざる授業内容

2019/08/18 16:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
幸福の科学学園公式サイトより

 宗教団体「幸福の科学」が運営する、男女共学の全寮制中高一貫校「幸福の科学学園」。同校の第1期生・Aさんへのロングインタビュー第2回では、「授業内容」について話を聞く。一部週刊誌において「宗教色の強い授業が行われている」「教育基本法第2条にある『幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い』という部分に抵触するのではないか」といった報道もあったが、その真偽とは――。

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先生の熱心度で変わる「朝のお祈り」

――幸福の科学学園の公式サイトに掲載されている1日のスケジュールによると、始業前に「朝のお祈り」の時間があるようですが、どのように行われるのでしょうか?

Aさん(以下、A) 幸福の科学には「正心法語」という、キリスト教でいう聖書みたいな根本経典があるのですが、それを10分ほどかけて唱えたあと、主への祈りや守護指導霊への祈り、悪霊撃退の祈り、成功のための祈りなどのいろいろなお祈りを、毎朝ホームルーム前の時間にクラスごとに行っていました。

――お祈りの内容などは全クラス共通ですか?


A 担任の先生の熱心さによって、お祈りの内容は結構違っていましたね。私の担任は熱心で、正心法語を10分、そのほかのお祈りを各1分ずつくらいで15分ほどかけてやっていたのですが、うちのクラスが最後のお祈りをしている頃には、もうホームルームまで終わっているクラスもありました。お祈りの途中にチラッと廊下を見ると、終わったクラスの友達が、窓越しに「うぇーい」と通り過ぎて行ったりしていて、「うちも早く終わらないかな~」って思いながら祈っていました(笑)。

週刊 東洋経済 2018年 9/1号 [雑誌]