サイゾーウーマンカルチャーインタビュー「セックスしない嫌がらせ」とは カルチャー 『今日も拒まれてます』インタビュー・前編 『今日も拒まれてます』インタビュー前編――“セックスしない嫌がらせ”に耐える「レスハラ」の実情とは 2018/02/17 19:00 マンガインタビューハラスメント 『今日も拒まれてます 〜セックスレス・ハラスメント 嫁日記〜』30話より 「セックスレス問題」を赤裸々に綴った内容だとして、現在Twitterを中心に話題沸騰中のコミックエッセイ『今日も拒まれてます 〜セックスレス・ハラスメント 嫁日記〜』。著者・ポレポレ美さんが、実際の体験を元に描いた作品だ。 内容は、9年間交際した彼氏と結婚したポレ美が、セックスレスに悩む日々を送るというもの。ポレ美はあの手この手でセックスレスを解消しようと奮闘するが、夫との関係は悪くなるばかり。周囲からの子作りプレッシャーもあり、追いつめられたポレ美はとうとうノイローゼ状態になってしまう。誰しも起こりうる夫婦間の切実な問題を描く本作に、共感を覚える読者は多い。 ――凄まじいですね、漫画の内容。Twitterなどを見ていても、反響がすごいです。 ポレポレ美氏(以下、ポレ美) ありがとうございます。最近は、反応が怖くてTwitterをあまり見てないんですが。反響があるならうれしいです。 ――セックスレスになった男性からの意見で、セックスの目的がお互いへの愛情より子作りに変化するのがつらい、というものはありますよね。でも、それを差し引いても、ポレ美さんの夫・山木さんの言動は度を超えているな、と思いました。 ポレ美 そうですよね。もう少し、真摯に向き合ってほしかったなと今でも感じています。 ――あらためて、ひどかったと感じるのはどの部分ですか? ポレ美 言動ではないのですが、言い合いしてる時の夫の表情が、一線を超える冷たさだったのは印象深いです。本当に、漫画に描いたような能面の顔になるんですよね。心底、私とセックスしたくないんだなっていうのを感じてつらかったです。言葉よりも表情のほうが饒舌といいますか。 作品の前半では、ポレ美が「セックスチケット」を作ってみたり、夫がEDかどうか確かめるために、寝ている夫のイチモツに切手シートを巻いて朝勃ちしているかどうか確認するなど、コミカルな展開が続く。しかし、トラブルも起きてしまう。ポレ美が男友達にセックスレスの相談をしたら、欲求不満扱いされてラブホテルに連れ込まれそうになるというエピソードがあるのだ。 ――セックスレス・ハラスメントって、妻と夫、2人の間だけの話に捉えてしまいがちですが、セックスレスに悩んでいる人に対する“嫌がらせ”という意味では「周囲からぶつけられる偏見」も入ってきますよね。セックスレスで悩んでる女の人に対して「溜まってるんでしょ?」と、ただの欲求不満と茶化してみせたり。 次のページ 「子どもはまだ?」と追い詰められて 123次のページ Amazon [まとめ買い] 今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~(分冊版) 関連記事 貸した1,200万円を返さず、養育費も払わない“モラハラ夫”には、子どもを会わせたくない眞鍋かをりの「私は大丈夫」発言に見る、モラハラ男にカモにされやすいオンナの特徴テレビ業界の異常なセクハラ、年収1000万円作家のウラ側……「女性放送作家」座談会強制キス、準強姦、胸を触る……スポーツ界で横行する“セクハラ”の深い闇“残念なイケメン”ジェームズ・フランコ、「前貼りを勝手に外した」と告発されるもゲイ疑惑で宙ぶらりん