グルメキャラ生かせず……　V6長野博、冠番組がひっそりと終了

　V6・長野博と久本雅美がMCを務めるグルメバラエティー『料理の怪人』（テレビ東京系、夜9時～）。「日本全国に眠る知られざる『料理の怪人』に加え、『産地の怪人』『お取り寄せ・逸品の怪人』など『食』にまつわるあらゆる怪人を大々的に発掘していく！」（公式サイトより）との謳い文句通り、同番組は食にまつわる情報が詰まったもの。”食いドル”長野には打ってつけの仕事と思われていたのだが、今年2月9日の放送をもってひっそりと終了してしまった。

　もともと昨年4月に「日曜ビッグバラエティ」で放送したスペシャルが10月からレギュラー化した同番組。数えてみると10回のみの放送で、最終回も長野が「今回で最終回となります」と一言告げた後に、「料理の怪人」が集められた「ホーンテッドマンション」が燃えてしまうというあっけない結末。あまりにも見切りの早い打ち切りだが、いったい何がマズかったのだろうか。

「なんといっても視聴率がひどすぎましたね。初回が3.7%、最終回が2.7％で、その間も最高視聴率が4.3％と、予想以上にお粗末な成績。裏番組がドラマ『相棒』（テレビ朝日系）『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）『ホンマでっか!?TV』（フジテレビ系）となかなか強力だったことを考えると気の毒な気もしますが、深夜ならいざ知らず、プライム枠でこの成績では打ち切りもやむを得ないでしょう」（TV関係者）

　ファンの間では「長野くんのほんわかしたトークに癒やされる」「食べ物を愛していることがすごく伝わる」と好印象だったうえ、「地味だけどなかなかおもしろい」と、楽しみにしていた一般視聴者も多かった様子。実際、お取り寄せのコーナーで紹介された商品が翌日のヤフーの検索ワードランキングに登場するなど、秘かに影響力もあっただけに、ほとんど話題に上らずに終了したのは残念な気もする。

　自身の足と舌で選びぬいた名店情報満載のグルメエッセイ『クル日もグルメ』（M.Co.）を出版するなど、ジャニーズ随一の食通として知られる長野。今回の惨敗がトラウマになることなく、また新たなグルメ番組出演を期待したい。

『クル日もグルメ [単行本]』

シゲもグルメキャラ化してきてるから注意

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