サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー恋に憧れ、「恋に恋する」乙女が悶絶!? 今号の「an・an」は妄想ネタの宝庫! カルチャー [女性誌速攻レビュー]「an・an」9月22日号 恋に憧れ、「恋に恋する」乙女が悶絶!? 今号の「an・an」は妄想ネタの宝庫! 2010/09/15 21:00 女性誌速攻レビューan・an 「an・an」(マガジンハウス)9月22日号 「激しい濡れ場を体当たりで演じた」だの「舌を絡める濃厚なキスシーンを見せた」など、モントリオール映画祭の最優秀女優賞受賞で意外なそのエロスに注目が集まっている深津絵里が今号の表紙に登場です。特集は「恋のタイミング!」、キャッチには「ドラマみたいな出会い、本当にあります!」と興奮気味な言葉が踊っております。では、まずはトピックからチェックしていきましょう。 <トピック> ◎本当にあったドラマみたいな出会い。恋が始まるエピソード大公開!! ◎時代劇LOVE ◎0学で読み解くあなたの恋のタイミング ■ロマンス飢餓の「恋に恋する」乙女特集 ふかっちゃんの「恋のタイミングのつかみ方」インタビューから始まった特集では、51カップルの本当にあった劇的出会いを紹介しています。ふかっちゃんは、スタイリストの彼と安定した付き合いを続けているので、これという恋ネタもないようで、「自分をしっかり持っていれば、今だと思う瞬間があるはず」などのオシャレな女発言をしていました。そして、「本当にあったドラマみたいな出会い。恋が始まるエピソード大公開!!」企画では、出会ったシチュエーションごとに読者の”劇的なれそめ”エピソードを紹介しています。「家の近くや行きつけの店」「旅行先や外出先で」「同じ職場や仕事を通じて」など5パターンで分類し、ひたすら出会いの話を紹介しています。例えば、 「ハワイに長期滞在していたとき、ダウンタウンのホテルに宿泊。(中略)ある日、店員さんがパスタと一緒にラブレターを運んできたんです! その日からお付き合いすることになりました」(29歳・パート) 「前から探していた森博嗣の写真集が古本屋にあったので手を伸ばしたら、同時にその本を取ろうとする男性が。『最後の一冊だからどうぞ』と譲ってくれたのに思わず遠慮したら、『読み終わったら貸しましょうか?』と……(中略)本にラブレターが挟んであって、告白されました」(25歳・大学院生) どうですか? 「まるでドラマや漫画のエピソードみた~い(はあと)」ですよね。この話を読み、「こんな素敵な出会いしてみた~い」という妄想力を喚起させるための特集なのでしょう。ならば、ハナから少女漫画やロマンス映画を紹介すればいいのに、と思っていたら、ちゃんと用意されていました。「キャ~ッとしびれる出会いの数々。エンタメで学ぶ恋のタイミング」。「恋に恋する」乙女度が、ここでまた上がりました。 その他、「男友達が『恋人』に変わる瞬間」、「恋のタイミング」占いが入ることにより「マイバースデー」的世界観が強固になっております。 ■「まげ」って言いたいだけでしょ? そして続く小特集「時代劇LOVE」を見ていきます。「今年ブームの”まげ映画”やTV時代劇、美しきニッポンの”まげ男”の魅力を大研究」と言うことで、今後公開される時代モノ映画を中心に、「まげ男」や時代劇を掘り下げていく内容になっています。先日、サイゾーウーマンのインタビューにご登場頂いた『このマゲがスゴい!!』(講談社)の著者・ペリー荻野さんが、映画ライター・よしひろまさみちさんとともに、「まげ」イケメンをジャッジしています。「堺雅人はやっぱり、まげと和装がよく似合う」(『武士の家計簿』)「松方弘樹の”待ってました”の口上が個人的にツボ」(『十三人の刺客』)と、相変わらずペリーさんの視点が冴えまくり。その他、まげの基礎知識Q&Aや時代劇テーマパーク、大沢たかおや山田孝之ら「まげ男」を演じたイケメンインタビューなどなど、とにかくまげ&時代劇一色。「どうせ、まげの語感が面白かっただけの企画でしょ」と思いきや、意外や意外、しっかりとした特集になっていました。ところで、「まげ男」ってなんと読むのが正しいのでしょうか? まげお、まげだん? 「セックスはAV女優から学べ」という強烈なメッセージを放った前号とは打って変わって、今号はひたすら「恋に恋する」乙女脳爆発だった「an・an」。極端から極端へアクティブな動きに、読者はハラハラさせられっぱなしです。そして次号は、「はじめての断捨離」。捨てるようです、いろんなものを。本当、「an・an」は未知数ですね。 (二宮まい) 『anan特別編集 COOL☆BOYS 佐野和真 [ムック]』 ふかっちゃんが芸能界イチのディズニー好きって、ほんと? 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・男性を狂わすテクは、AV女優から学べ! 「an・an」の際限なしのエロ企画 ・得体の知れない”モテ男”の実態に「an・an」が切り込む! でもISSAでいいの? ・佐々木希の下着姿にだまされるな! エロ本化が加速している「an・an」 最終更新:2010/09/15 21:23 次の記事 「まだミソギも済んでない」元NEWS内博貴、やはりあの女優との熱愛発覚 >