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田中聖、「俺はみんなを傷つけてないかな」と胸中をアツく語る

2010/08/05 08:00

　赤西仁のKAT-TUN正式脱退の方向が発表されてから早2週間。現在は、8月6日からスタートする初の韓国ソウル公演に向けて鋭気を養っているメンバーたち。そんな中、ジャニーズ事務所公式サイトの連載『KAT-TUN’S MANUAL』が更新され、メンバーいちのアツい男・田中聖が思いの丈を語った。

　現在の心境や愛犬たちとのまったりした時間について綴ったあと、「みんなは今一体何を想ってるんだろう……」と切り出した田中。それに続いた言葉は、今回の騒動には具体的に触れないながらも、グループを愛し、ファンを思いやる彼がこの場で発することのできる精一杯の言葉だった。

「悲しくて、大切なモノを守れなくて…悔しくて涙が出るようなこと、納得いかない事、あるかもしれない。信じてた人に裏切られるかもしれない。大切な人を傷つけてしまうかもしれない。俺はみんなを傷つけてないかな」

「1人1人の声を聞きたくても難しくて。どんなに抗っても叫んでも届かないモノもある。一度無くしたモノはもう戻ってこないんだと思う」

「だから俺は決めたの。みんなだけは無くさない。無くしたくない。だから届かなくても叫ぶ。声が枯れても、出なくなってもみんなに届くまで辞めない」

　ジャニー社長が赤西の脱退を示唆した直後の東京ドーム公演では、離れてしまった友人にエールを送る曲「PROMISE SONG」を歌いながら、涙を見せていたという田中。人とのつながりや友情を大切にする彼だけに、たとえ前向きな別れだとしても、9年間を共に過ごしてきた仲間との離別には人一倍思うところがあるのだろう。そしてあらためて、

「心配ばっかかけるけど、俺はKAT-TUNが大好きです。だから俺はメンバーが傷つくのも嫌だ。あいつらが傷つくなら助けてあげたい」

　とメンバーへの愛を明かしながら、ファンに向けても「感謝と愛情を全力で伝えたい」と綴った田中。困難と葛藤を乗り越え、新たに生まれ変わったKAT-TUN。この先、何があっても彼らの絆は揺らぐことはないだろう。