光子の老化問題

森光子が「放浪記」出演をキャンセル! 深刻度が増す”老い”

2010/03/04 17:00
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森光子「人生革命」/ジャニーズ・
エンタテイメント

 昭和を代表する大女優・森光子が、体調不安を理由に今春5~6月に公演予定だった舞台『放浪記』への出演を取り止めた。これに伴い、同公演は中止と発表された。東宝の増田憲義専務取締役によると、主治医が高齢の森の体力面を危惧したこともあり「今回は出演を見合わせたらどうかと提案した」という。森は戦時中に結核を患い、片方の肺を切除している。加えて『放浪記』は全4時間という長丁場、89歳という年齢を考慮したら当然かもしれない。

 しかし、森にとってはライフワークとも言うべき『放浪記』の舞台。劇中名物のでんぐり返しは、数年前から万歳三唱に変更されたが、昨年には公演回数2,017回のギネス記録を樹立し、国民栄誉賞も授かった。
 
「ギネス記録を達成したことで、森さんの心にもぽっかり穴が開いたのでしょう。昨年後半から体力的な衰えが顕著に見え始めてきました」(演劇関係者)

 それは審査員を務めた、昨年末のNHK紅白歌合戦でも垣間見られた。紅組司会の仲間由紀恵から話を振られたが、森は言葉が出てこず、数秒間フリーズ。老いを感じさせるその姿に、周囲の心配が募っていた。さらに、本日発売の「週刊文春」(文藝春秋)でも、滝沢秀明と共演した舞台『新春 人生革命』の千秋楽公演後に、階段を下ることに苦心する森を、滝沢が抱きかかえるようにサポートした、と報じられた。

「台本の覚えも悪くなり、時には手が震えて字が書けないこともあった。主治医がドクターストップをかけるのも無理はありませんね」(テレビ関係者)

 増田氏は「来年『放浪記』は50周年を迎える。本人と相談し、いけるようならやりたい」と存続に含みを持たせたが、体力的な衰えでの降板だけに、今後の再開には疑問符がつく。舞台関係者も、「森さんのために舞台構成を変更しない限り、再び『放浪記』を演じることは難しいでしょう」と漏らす。

 森にとっても、役者人生を賭けてきた作品を休演するというショックで、さらに”老化”が進行する可能性が高い。『放浪記』を演じ続ける女優として、またジャニーズのお母さんとして、万全の体力で舞台に上がってくれる日を楽しみに待っていたい。


『人生革命 [Single] [Maxi]』

紅白後のカウコンの光子は、本当ヤバかったよ

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最終更新:2010/03/04 17:00