サイゾーウーマンカルチャーあの告白本の仕掛人が「ギャルファッション誌」編集長に転身!? カルチャー あの告白本の仕掛人が「ギャルファッション誌」編集長に転身!? 2009/11/24 15:00 カルチャーEDGE STYLE 「EDGE STYLE」(双葉社) 数々の大物有名人の告白本や、ベストセラーを多数手掛けてきたことで知られる双葉社の出版プロデューサーの渡辺拓滋氏が編集長となり、今度はなんと女性ファッショントレンド月刊誌「EDGE STYLE」(双葉社刊)を来年3月に創刊させるという。同誌の創刊準備号が今月28日にリリースされることも決定し、早くも”辣腕”渡辺氏がどういった誌面作りをするのか、注目が集まっている。 渡辺氏は、小泉純一郎総理(当時)の写真集に始り、女優の奥菜恵や東北楽天イーグルス前監督の野村克也氏の自叙伝、そして石原真理や姫井由美子の告白本など、今まで累計300万部の書籍を売り上げたことで知られる名物編集者。それでも、この出版不況の中では、世間的にはインパクトのあるタイトルも、以前ほどの売り上げが期待できなくなっているということもあり、今度は比較的元気のあるファション誌業界に殴り込みをかけるようだ。 双葉社関係者によると、渡辺氏が創刊する「EDGE STYLE」は、10代後半から30代前半までを読者ターゲットにし、ギャル業界のカリスマトップモデルらを一同に集め、レギュラー出演させる”ドリーム雑誌”になるという。 そのレギュラーモデルとは、中高生に絶大な人気を誇る雑誌「ポップティーン」(角川春樹事務所)のトップモデルの小森純をはじめ、「egg」(大洋図書)のトップモデルの板橋瑠美と今泉宏美、「小悪魔ageha」(インフォレスト)のトップモデルだった桃華絵里と椿姫彩菜、「Happie Nuts」(同)のトップモデルだったKei、デコレーションのカリスマ・きんきら☆きんの計7人。また、そこに先頃、農ギャルで話題をさらった”元ギャル社長”藤田志穂も参加。合計8人のカリスマギャルが、それぞれの専属雑誌の垣根を超えて、コラボ企画を次々と誌面で見せて行く。 創刊準備号でも、「板橋瑠美×桃華絵里 ギャルママ初対談」「小森純が明かす”アルコール依存症”を克服した過去」「重大発表 Keiのギャル誌 卒業の真相」「ギャル100人の恋愛白書とエッチ・スタイル」など、渡辺氏らしくちょっとスキャンダラスなコンテンツがラインナップされている。また、スクープ記事として、「格闘家の山本”KID”徳郁と離婚したモデルのMALIAが離婚の内幕を初激白している」(前出関係者)という。やはり渡辺氏としては、告白ネタは外せないようだ。 一方、「EDGE STYLE」に出演する”ギャルオールスター8人”が生む経済効果は「200億円規模」ともいわれ、大手企業と組んださまざまな商品開発も手掛けていく予定だ。「もはや出版社は、本を出していくだけでは食べていけない。情報発信して自らがトレンドをつくり、そのトレンドの中で多角的にビジネスを展開していくことが求められている」(出版コンサルタント)といわれる中、双葉社がどんな展開を見せていくのか見ものだ。 今月29日には、渋谷シアターTSUTAYAで創刊記念の記者会見が行われ、続けてトップギャルたちが一日店員となり、渋谷の各書店をジャックしてのイベントを敢行する。また、「EDGE STYLE」は来年3月の創刊に合わせ、台湾、中国でも同時発売される計画もある。渡辺氏を直撃すると、「今後の戦略の詳細はまだ言えませんが、アジアNo.1のファッション誌を目指します」と少ない言葉の中にも自信をのぞかせる。芸能本の仕掛人は、畑違いのジャンルでも成功を収めることはできるのだろうか? 『EDGE STYLE (ムック)』 女性誌レビューで斬ってもいいかしら? 【関連記事】 禁じ手・付録に頼る女性誌は、カルチャーを作ることを捨てたのか 【関連記事】 ファッション誌に哲学の風を吹き込む!? 進化系女性誌「GINGER」創刊 【関連記事】 アラサー女性誌No.1「In Red」の 男性版を創刊予定か!? 最終更新:2011/03/13 21:55 次の記事 ぬり絵、風水、パワーストーン……年末ジャンボを当てる”秘儀”は? >