サイゾーウーマンカルチャー「エスクァイア」日本版が休刊へ! さらにコンデナストの新雑誌も…… カルチャー 海外雑誌日本版にも不況の波! 「エスクァイア」日本版が休刊へ! さらにコンデナストの新雑誌も…… 2009/02/18 13:00 「エスクァイア 日本版」2009年3月号エスクァイア マガジン ジャパン エスクァイア マガジン ジャパンが発行する情報誌「エスクァイア」日本版が休刊するという情報が入ってきた。 「エスクァイア」は、1933年にアメリカで創刊された伝統ある雑誌。”世界初の男性誌”と言われており、87年には日本版が創刊された。以来、日本国内でも男性向け高級雑誌としての地位を確立してきたのだが、ここにきて関係者に休刊の報が通達されたという。 「親会社のレントラックがこれ以上借入金を増やすことが出来ないということで、エスクァイアの休刊が決定したようです。詳しい休刊時期は未定なのですが、4~5月に発行される号が最後になる予定です。エスクァイア マガジン ジャパンは、月刊誌としては『エスクァイア』日本版しか発行していなかったので、会社自体が解散になる可能性も高いです」(同誌編集部に近い関係者) この一報を受けて、エスクァイア編集部に事実確認をしたが、「現段階では、そのような事実はないというコメントしかできません」との回答。まだ公式発表の準備には至っていないようだ。 また一方で、「VOGUE NIPPON」など同じく海外雑誌の日本版を発行するコンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンが、今秋予定していた「グラマー(仮)」日本版の創刊も中止になったという。 同誌は、「グラマラス」(講談社)を一本立ちさせた立役者であり、「グラマラス」のファッションディレクターも務めていた軍地彩弓氏を編集長に迎え、昨年11月には第一回のパイロット版まで製作していた。同社社長でもある斎藤氏も、「若い女性を中心に聞き取り調査をしたが、こんなに感触の良い雑誌はないんじゃないか」と自信をのぞかせていただけに、土壇場での発行中止決定は現場にも衝撃を与えたことだろう。 同誌編集部にコメントを求めるも、返答は「ノーコメント」。しかし、関係者によると「創刊中止は確定」ということで、ファッション業界誌「WWD」(INFASパブリケーションズ)2月16日号にもこの件に関する記事が掲載されている。それによると、2月10日にコンデナスト・アジア・パシフィック担当責任者のジェームス・ウールハウス氏が香港から急遽来日し、中止を申し入れたということらしい。「グラマー(仮)」日本版は、コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンが4年前から構想を練っていた雑誌であり、2009年出版界のメインニュースとなる予定だっただけに、実に残念である。 ここ数年で国内の多くの有名誌が休刊・廃刊に追い込まれているが、海外雑誌の日本版も状況は同じらしい。あと3年以内に雑誌の数が3分の1まで減ると言われているが、3年以内どころか、今年中にもその数字に到達してしまうかもしれない。 (編集部) 【関連記事】 ハーフブームももう終わり? 女子カルチャー衰退の要因を徹底分析! 【関連記事】 編集部ご立腹? 山田優も卒業で、どうなる「CanCam」の未来 【関連記事】 “エビちゃん”封印!? AneCan版・蛯原友里の新境地とは 最終更新:2009/02/18 13:00 次の記事 竹内結子になれちゃう(かもしれない)ananの春メイク特集! >