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『24時間テレビ』ランナー経験の城島茂、メインパーソナリティーの村上信五に「何泣いてんの!?」と思った裏事情

2025/06/08 08:00
サイゾーウーマン編集部

サイゾーオンラインより】

(写真:サイゾーウーマン)

 2014年に放送されたチャリティー特番『24時間テレビ37 愛は地球を救う』(日本テレビ系、以下『24時間テレビ』)で、101キロ走破を目指すチャリティーマラソンに挑戦したTOKIO・城島茂。当時は語られることのなかった裏事情を、6月5日放送のラジオ番組『アッパレやってまーす!木曜日』(MBSラジオ、以下『やる木』)で明かした。

目次

TOKIO・城島茂、“アイドルの引き際”の理想像語る
城島、『24時間テレビ』でSUPER EIGHT・村上信五に疑問

TOKIO・城島茂、「すごい完璧」――“アイドルの引き際”の理想像語る

 城島をはじめ、お笑い芸人・ビビる大木、鳥居みゆき、ドランクドラゴン・鈴木拓、女優・鈴木美羽、女性アイドルグループ・アップアップガールズ(2)の佐々木ほのかがパーソナリティを務めている同番組。現在19歳の佐々木は今月15日開催の『にきちゃんの春ツアー2025~my own color, my own dream~』の東京公演をもって“アイドル卒業”を宣言しており、オープニングでは現在の心境について話す展開となった。

 本人は「まあなんか、楽しくやっていこうっていう……」「本当に未練とかまったくないので」と、さっぱりした様子で語るも、レギュラー陣は「本当に思い入れある?」(鈴木拓)「ファンの人はちょっと複雑なんじゃないの?」(大木)とツッコミ。卒業間近にもかかわらず全くしんみりしていないため、メンバーからは「佐々木らしくてめっちゃいいね」「泣かないでほしい」と、言われているんだとか。

 鈴木らが驚く中、佐々木は「私、相談というか聞きたいんですけど。卒業を決めた人間がなぜ泣くんですか? “君が言ったんじゃん”ってめっちゃ思うんですよ」という割り切った考えであることを告白。

 これを受け、城島だけが「わかる」と同調した上で、「だって自分で踏ん切り決めてさ、覚悟してさ、立ってる以上、プロとしてどっちにしても、泣くっていうプライベートな感情を、そこでは出さなくていいよね。アーティストだから。きちんと完璧にパフォーマンスして幕を閉じるのが、マイクを置くのが、本当なのかなって僕は思う。個人的には」と、主張した。

 ここで、大木が「じゃあ、卒業コンサートで泣いた今までのアイドルはリーダー、嫌いですか?」と直球の質問をぶつけると、「たぶんそこは、エゴだと思ってる。自分自身がかわいいとか、自分が頑張って、自分がここまでようやったなって、どっかちょっと自分に戻ってるんですよ。パフォーマンス、アーティストとして見せなきゃいけない、聞かせなきゃいけないっていう完全なところじゃなくて、一瞬自分に戻ってるはず」と、私見を述べた。

 城島に「思わない?」と同意を求められた佐々木は「めっちゃわかります」と返答。環境こそ違えど、グループで活動してきた2人には、プロ意識において共通している部分もあるようだ。

 続けて、城島が「芸人さんやったらわかる(と思う)んですけど、ネタをバーってやってるときって、『あ、スベった!』と思ってもやり切るじゃないですか。我に返って、それをあえて見せるやり方もあるんでしょうけど。アーティスト、曲をなんやかんやってパフォーマンスする側としては、そこはちゃんと届けんとアカンのちゃうんかなっていうのが僕の考え」と熱弁すれば、鳥居は「めっちゃプロじゃん!」と感嘆の声を漏らした。

 また、城島は1980年のコンサートでステージ上にマイクを置いて芸能界を引退した山口百恵を引き合いに出し、「すごい完璧に去った方やなと思ってて。まあ、いろんな賛否両論あると思うんですけど」と、アイドルの引き際の理想像を挙げた。

TOKIO・城島茂、『24時間テレビ』でSUPER EIGHT・村上信五に「何泣いてんの!?」と疑問のワケ

 さらに、城島は「僕の場合は……」として、自身が『24時間テレビ』のチャリティーマラソンを完走し、ゴールの日本武道館に着いた瞬間を回顧。城島は山口達也(97年、当時はTOKIOのメンバー)、森田剛(98年、当時はV6メンバ―)が挑んだ100キロ超えとなる101キロにチャレンジしたが、番組放送時間内に見事走り終えた。

 城島によると、メインパーソナリティーを務めていたSUPER EIGHT・村上信五(当時は関ジャニ∞)が「むっちゃ泣いてた」「『お前、何泣いてんの!?』って僕、言うぐらい」感動し、涙していたそう。歴代のランナーの中にも泣いていた人はいたと話しつつ、自身は「うわー、やりきった~! よっしゃ~! って。時間内にゴールした~って。やりきったぞ~」との思いが強く、ほかの人に対して「いや、なんで泣くの?」と疑問だったとか。

「泣いてる場合じゃなくて、『この頑張りを皆さん、50代、40代の自分でもゴールできるんで、やり切りました! 皆さん、頑張っていきましょう』っていう気持ちしかなくて」と、あくまで前向きな感情だったと振り返っていた。

「14年のチャリティーランナーの発表は、5月18日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の生放送内で行われました。当時43歳の城島が走ると発表され、視聴者からは心配の声が上がっていたものです。同年8月30~31日の本番で、城島は『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)でTOKIOに農作業のいろはを教えてくれた恩師・三瓶明雄さんのトレードマークでもあった白いタオルを頭に巻いてランニング。闘病中だった明雄さんは放送前の6月6日に亡くなってしまいましたが、城島がマラソン挑戦を決めた理由の1つとして、『明雄さんのために走りたい』という思いがあったこともオンエア内で明らかになっていました。自身が頑張る姿を見せて、当時闘病中の明雄さんを元気づけたいと、奮起したそうです」(芸能ライター・阿部ベア氏)

 今回のラジオで、城島は「農業指導者の明雄さんって方が亡くなったりとか」と振り返りつつ、「まあこれ言わなかったですけど、当時、自分の親が癌やったんですね。番組(『24時間テレビ』)では言わなかったですけど」と告白。

「親が見てる、癌になって闘病してる親に対して、『頑張れよ!』っていうメッセージもあったんですね。『見てるか、親!』って」「だから、泣いてるどころじゃないやろって。まだまだ続くぞ、このマラソンは。ゴールしたけどまだこの先あんねんっていう感覚(だった)」と、当時の胸中を明かした。

 城島が大役を引き受けた背景には、明雄さんだけでなく、病気と闘う親を励ましたいという気持ちもあったのだろう。「(佐々木の場合は)卒業ライブかもしれんけど、そっからスタートやんか。泣いてる場合ちゃうやん」とポジティブに語る城島に、佐々木は共感。

 あらためて、彼女は「本当に、泣く理由が正直わからない」「(自分は卒業を)決めた人間で、それこそ場をかき乱してる側じゃないですか、結局。体制を変えて……って。そのやってる人が泣くのは逆に失礼に値する(失礼にあたる)な、とは思います」と、冷静にコメントした。

 とはいえ、この話題の最後に城島は「僕自身、ドラマ終わった時ね、打ち上げでね、『寂しい』って泣いたんよね~。時によるよね。泣いちゃう時あるよね」とオチをつけながら、佐々木に「(泣いても泣かなくても)どっちも正解やと思う」「頑張ってね」と、エールを送っていたのだった。

 今後も城島なりの“美学”を貫き通していってほしいものだ。



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最終更新:2025/06/08 08:00
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