【中居フジ】第三者委員会報告で思い出す……松本人志の「ちょっとマリエさんについて」発言

2025/04/09 15:00

サイゾーウーマン編集部

【中居フジ】第三者委員会報告で思い出す……松本人志の「ちょっとマリエさんについて」発言の画像1 — 松本人志（写真：サイゾー）

　フジテレビの第三者委員会の調査報告書により、テレビ局や芸能界の悪しき体質が明らかとなった中居正広の女性トラブル問題。同委員会の報告を受けて、かつて“枕営業強要”の被害を告発したモデルのマリエが再注目されることとなった。

マリエが告白「島田紳助さんから枕を誘われた」

　マリエは2021年4月4日に行ったインスタライブで、18歳から10年以上も摂食障害に苦しんだ原因として、「18歳の時に島田紳助さん（11年に芸能界引退）から枕（営業）を誘われた」と告白。当時のマリエは断ったというが、その場に同席していたという出川哲朗やお笑いコンビ・やるせなすも枕営業を推奨するようなスタンスだったとして、彼らへの怒りをあらわにしていた。

　さらに同配信でマリエは、紳助の誘いを断ったことから彼が司会を務める番組から外されたと明かした上で、その時に助けてくれたのがタモリとお笑いコンビ・爆笑問題だったとも話していた。

　なお、マリエは25年2月5日付のニュースサイト「FRIDAYデジタル」の取材に対し、「2021年に発信した内容については、思いをすべて込めたものであり、全て真実であり、そのさきも恐怖の日々と戦いました。今も戦っています」などとコメントを寄せている。

名指しされた出川哲郎側がコメント

　騒動当時の様子を、芸能ジャーナリストの竹下光氏が振り返る。

「マリエさんが一連の発言をした際にはインターネット上でその動画が拡散されるなど、勇気ある告発と持ち上げる声もあった一方、『本当なのか？』『なぜ今になって？』など訝しむ声もありました。出川さんに関しては、当時は好感度タレントとして数多くの番組やCMで活躍していたこともあり驚きの声も上がりましたが、所属事務所のマセキ芸能社が『お騒がせしているような事実はない』と完全否定。やるせなすが所属するワタナベエンターテインメントも同様に『配信の中で話されているような事実はなかった』と否定しました。その後に、マリエさんが『告発とかではないので』『炎上させるつもりもないし。させたのはユーチュバー……』などトーンダウンしたこともあり、騒動は風化していった印象です」

　マセキ芸能者とナベプロがコメントを出したことで、新聞ではこの話題が報じられたものの、テレビはほぼ黙殺。そんな状況に不満げな態度を示したのが、ダウンタウンの松本人志だった。

松本人志が「ちょっとマリエさんについて……」

　マリエの配信の数日後に放送されたフジテレビ系『ワイドナショー』では、冒頭でMCの東野幸治がゲストコメンテーターのシソンヌ・長谷川忍に対して「思ったことをズバズバと言って」と投げかけると、松本が突然「ちょっとマリエさんについて……」と発言。

　これに長谷川が「アレ（マリエの告発）は裏取れてないんで、何とも言えないです」と返すと、松本は「裏取れてることのほうが、世の中ないんですけどね……」と意味深にコメントしていた。この時の松本について前出の竹下氏が話す。

「松本さんは、ネット上で騒がれているニュースをテレビ番組があまり扱われないことに疑問を抱いているような発言を以前から『ワイドナショー』で口にしていたので、あえて当時話題になっていたマリエさんの名前を口にしたのでしょう。ちなみに松本さんは翌月に放送された『ダウンタウンDX』に出川さんが出演した際にも、マリエさんの名前こそ出しませんでしたが、この騒動を想起させるイジリを出川さんにして話題になりましたね」

　この『ワイドナショー』の発言から約2年半後、性的行為の強要疑惑が「週刊文春」（文藝春秋）に報じられ、活動休止に至った松本。中居とプライベートでも親交が深かったようだが、現在何を思うのだろうか。