滝沢秀明氏、IMP.主演舞台『IMPACT』演出で「実質『滝沢歌舞伎』」? Snow Manファンが落胆のワケ
【サイゾーオンラインより】
3月9日、都内でTOBE所属の7人組グループ・IMP.による初主演舞台『IMPACT』の製作発表記者会見が行われた。構成・演出は、同社代表の滝沢秀明氏が務めるといい、X上では「IMPACT」のワードとともに「滝沢歌舞伎」も日本でトレンド入り。一方で、Snow Manファンからは否定的な声も上がっている。
目次
・IMP.、滝沢秀明氏演出舞台で初主演決定
・IMP.の初主演舞台に「実質『滝沢歌舞伎』」の声
・IMP.初主演舞台にSnow Manファンが落胆するワケ
IMP.、滝沢秀明氏演出の『IMPACT』で舞台初主演決定
IMP.は、影山拓也、佐藤新、鈴木大河、椿泰我、松井奏、基俊介、横原悠毅からなるグループ。過去に旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)の副社長を務め、ジャニーズJr.(現ジュニア)の育成やプロデュースを手掛けていた滝沢秀明氏によって「IMPACTors」の名で2020年10月に結成された7人組だ。
そんな彼らはグループ全員で23年5月に事務所を退所し、同年7月、滝沢氏が設立したTOBEへ移籍。グループ名を「IMP.」へと改め再スタートを切り、8月には1stデジタルシングル「CRUISIN’」で世界同時配信デビューを果たした。
そしてこのたび、初の主演舞台『IMPACT』の上演が決定。9日に行われた製作発表では、舞台はショーと芝居の2部構成で、芝居パートでは滝沢氏がかつて舞台で演じた『平将門』を上演。また、エンディング曲を同じくTOBE所属の先輩である北山宏光が手掛けるほか、後輩グループ「CLASS SEVEN」の大東立樹、高田憐、近藤大海、横田大雅、中澤漣が出演(高野秀侑、星慧音は不参加)するそう。なお、同作は5月1日からの愛知・御園座公演を皮切りに、石川・本多の森 北電ホール、広島文化学園HBGホールの3会場で全43公演を上演するという。
IMP.の初主演舞台『IMPACT』に「実質『滝沢歌舞伎』」の声
「滝沢氏といえば、かつて旧ジャニーズでタレント活動を行い、2006年に舞台『滝沢演舞城』で主演。同作から派生した『滝沢歌舞伎』シリーズでは演出も手掛け、10年から現役引退の18年まで毎年上演していました。『平将門』はその『滝沢歌舞伎』でおなじみの演目です。また、IMP.の基は16年から、影山と椿は18年の公演から同舞台に参加しており、Snow Manが主演するようになった19年からの『滝沢歌舞伎ZERO』には、現IMP.メンバーが全員で出演しています」(男性アイドルに詳しいライター)
現時点では、『IMPACT』の詳細な内容は明らかになっていないものの、10日付の「スポーツ報知」によれば、「水10トンや、大量の砂を降らせる演出など、滝沢歌舞伎をほうふつとさせるド派手な演出もある」(原文ママ、以下同)とか。また、滝沢氏は「あくまで、滝沢歌舞伎とは違った舞台なので、切り離して考えている。でも、どちらも自分の作品なのでどうしても僕の世界観になるし、似てきてしまうかも。でも、“滝沢ワールド”を表現するという解釈でいいと思う」などと話したそうだ。
今回の発表を受け、Xでは、「IMPACT」のほか、「滝沢歌舞伎」のワードも日本でトレンド入りしている。IMP.や滝沢ファンからは「初主演舞台おめでとう!」「実質『滝沢歌舞伎』じゃん」「舞台をずっと共にしてきた人たちに主演を任せるってとても感慨深い」「絶対見に行く」などと歓喜の声も上がっているものの、決して好意的な意見だけではない。その理由について、芸能ライターの阿部ベア氏は以下のように解説する。
「TOBEには、IMP.をはじめ、元V6の三宅健、元Kis-My-Ft2の北山、元King&Princeで現在はNumber_iとして活動する平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人など、“辞めジャニ”の面々が所属しています。もともと22年10月末に突如として旧ジャニーズを去った滝沢氏に対してネガティブな印象を抱いていた人が多かった中、このように辞めジャニの合流が相次いでおり、一方で新人オーディションを開催し、若手の育成も行っていることから、『辞めジャニを受け入れてるだけ』『ジャニーズとやってることがほぼ同じ』などとアンチの声も強くなっていきました。今回の『IMPACT』にしても、断片的な情報だけでもかつての『滝沢歌舞伎』を思わせる要素が多いだけに、『結局は同じことしかできないってことじゃん』『同じような舞台をほかの事務所で演出するのは違くない?』などと否定的な声が上がっています」
『IMPACT』上演決定で、Snow Manファンが落胆するワケ
なお、Snow Man主演の『滝沢歌舞伎ZERO』シリーズは、滝沢氏退所後の23年4月にSnow Manメンバー自らが演出を手掛け、『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』として幕を閉じた。22年公演の初日前会見にて、滝沢氏は「来年は『滝沢スーパー歌舞伎ZERO』として海外公演を実施したい。アジアで考えています」とビジョンを示していたものの、結局その構想は立ち消えとなった。
「滝沢氏が退所したという理由以外にも、海外公演を開催できなかったなんらかの事情があったのかもしれませんが、『IMPACT』開催の情報を受けて、『「滝沢歌舞伎」はタッキーのものなんだろうけど、なんかモヤモヤする』『あんな形でSnow Manの「滝沢歌舞伎」終わらせたくせにって思っちゃう』『途中で離れて終わりを確認してから動き出すの残念』などと複雑な思いを抱くSnow Manファンも多いようです」(同)
そんなSnow Manは昨年4月、岩本照と深澤辰哉、宮舘涼太の3人が毎年春に舞台に立っていた思い出の劇場・新橋演舞場にて、『滝沢歌舞伎』の後を継ぐ新作『祭 GALA』を上演している。
「公開ゲネプロ後に取材に応じた岩本は、『いずれ国内外問わず観にきてくださる方を全員楽しませるエンターテインメントとして育てていきたい』などと語り、シリーズ化に意欲をみせていました。しかし、現時点で今年の上演は発表されていません。『滝沢歌舞伎』のように毎年春の上演を期待していたファンも多かった中で『IMPACT』の製作が発表されたこともあり、余計にSnow Manファンは落胆しているのでしょう」
上演発表時点で物議を醸すこととなった『IMPACT』。果たしていったいどんな内容になっているのか、続報を待ちたいところだ。