【ドラマ視聴率】水谷豊『相棒 season23』第7話が9.8%……20年続いた「2ケタ連続記録」がストップ
水谷豊主演が主演を務める人気ドラマ『相棒 season23』(テレビ朝日系)。12月11日放送の第7話が平均世帯視聴率で1ケタ台を記録し、20年続いた「2ケタ連続記録」がストップした。
目次
・『相棒』20年続いた「2ケタ連続記録」途絶える
・『相棒 season23』第7話で大どんでん返し
・第7話が「アンジャッシュのコント」と話題
『相棒』20年続いた「2ケタ連続記録」途絶える
2002年10月からシリーズ化された『相棒』は、テレビ朝日を代表する高視聴率ドラマとして知られている。
平均世帯視聴率が1ケタをマークしたのは04年10月~05年3月放送の『season3』第8話が最後で、9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。その後は2ケタを維持してきたが、最新回である『season23』第7話で9.8%を記録したため、2ケタ連続記録がついに途絶えることとなった。
「第7話の裏では強敵ともいえる音楽特番『2024FNS歌謡祭』(フジテレビ系)の第2夜が放送されていたため、数字が落ち込んだのはその影響もあったのでしょう。とはいえ、各局ドラマが視聴率獲得に苦戦する中、20年もの間2ケタをキープしたことはテレビ史に残る快挙といえます。何より、現在72歳の水谷さんが何十年もパワフルな姿で主演をはり続け、人気も好感度もブレないのはさすがです」(テレビ誌記者)
『相棒 season23』第7話、終盤で大どんでん返し
※以下、『相棒 season23』第7話のネタバレを含みます。
なお、『season23』第7話をめぐっては、終盤の大どんでん返しがネット上で大きな話題となった。
公園で刺殺遺体で発見された男の身元が、29年前に元交際相手を殺害した容疑で指名手配され、10年以上前に時効を迎えた押見博樹(鎌倉太郎)であることが判明。捜査にあたった杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇康文)は、29年前に被害者女性の婚約者だった恒川圭一郎(神尾佑)が、10年前から押見を自宅の小部屋に監禁し、最近になって解放していたことを突き止める。
結局、押見を殺した犯人は恒川ではなく、恒川が働くスーパーの同僚女性の元夫であった。なんでも押見を「元妻の恋人」だと思い込み、押見も瞬時に相手を「自分を監禁した男」だと勘違いしたため、公園で揉み合いになった末に、押見が持っていた包丁が押見自身に刺さり命を落としたのだった――。
『相棒 season23』第7話が「アンジャッシュのすれ違いコント」と話題
2人の勘違いが招いた殺人に、ネット上では「なんだ、このアンジャッシュのすれ違いコントみたいな殺人事件」「クズ同士のアンジャッシュのコントみたいで、笑ってしまった」といったツッコミが続出した。
「シリアスな話かと思いきや、殺人逃亡犯とDV男が共倒れ状態になるという、なんともコミカルな結末でした。婚約者を殺された恒川を犯人にしなかった点には、人情味が溢れる『相棒』らしさが感じられます。こういうところも、同シリーズが人気であり続ける理由なのでしょう」(同)
意外な事件の結末が反響を呼んでいる『相棒』。今後の視聴率の推移も注目していきたい。