キンプリ、アルバム初日18.6万枚で前作比7万枚ダウンの要因とは? なにわ男子ファンも購入のワケ
King&Prince(以下、キンプリ)のニューアルバム『Re:ERA』が、12月10日付の「オリコンデイリーアルバムランキング」で初登場1位を獲得。しかし、初日売り上げは前回のアルバムで記録した枚数を下回った。
目次
・キンプリ、アルバム初日売り上げは18.6万枚
・キンプリ、アルバムの売り上げ低下の一因とは?
・なにわ男子、Aぇ! groupファンから購入報告も
キンプリ、アルバム初日売り上げ18.6万枚で前作から7万枚ダウン
『Re:ERA』のCDは、初回限定盤A・B(CD+DVD)、通常盤(CDのみ)と、ファンクラブ会員のみが購入できるファミクラストアオンライン限定商品「Dear Tiara盤」(CDのみ)の4形態でリリース。
CDにはそれぞれメンバー2人のソロ曲が収録されており、高橋海人は「POPSTAR in the KINGDOM」という楽曲でラッパーのSKY-HIとコラボレーション。永瀬廉は「染み」に、ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に同期入所したなにわ男子・西畑大吾(作詞、コーラス)、Aぇ! group・正門良規(ギター、コーラス)を迎えた。
そんな『Re:ERA』の初日の売り上げは、18万5,806枚。2位は同日発売のゆきむら。による『-Never ending Nightmare- †』で8,136枚と大差がついているだけに、キンプリは週間ランキングでも首位をキープする可能性は高い。ただ、昨年8月リリースの『ピース』は初日だけで26万4,314枚を売り上げていたため、今作は7万枚以上もダウンする結果に。
10月下旬~12月上旬まで『King & Prince LIVE TOUR 24-25 ~Re:ERA』の5会場(千葉・愛知・静岡・広島・新潟)では、ツアー会場限定特典付きCDの予約を受け付けるなど、ファンの購買意欲を掻き立てるキャンペーンも行っていただけに、やや物足りない数字といえるだろう。
キンプリ、アルバムの売り上げ定価の一因とは?
「なお、『ピース』は、昨年5月に平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太がグループを脱退し、永瀬と高橋の新体制になって初めて出したアルバムでした。当時、ファンは3人が抜けた後も高記録を出そうと、意気込んでいたのでしょう」(男性アイドルに詳しい記者)
また、『ピース』は外付け特典として、グループのデビュー5周年を記念して行われたイベント『King & Princeとうちあげ』への参加申し込みができる「応募用シリアルコード」がついていた。
抽選で決まるA賞は会場(昨年11月4日に東京で開催)への招待、B賞はイベントの生配信の視聴権利という内容で、後者は申し込みした人全員が視聴できる仕組みとなっていたこともあり、このイベント効果で売り上げが伸びた可能性も考えられる。
「今作『Re:ERA』は10月14日より各音楽配信サービスで先行配信がスタートし、初週ダウンロード(以下、DL)数は1万3.327DLを記録。同23日発表の『オリコン週間デジタルアルバムランキング』で初登場1位にランクインし、同日配信の『ORICON NEWS』の記事では、自己最高初週DL数だと伝えていました。CD発売前に手軽に聞けたことも、売り上げ低下の一因といえるでしょう」(同)
永瀬廉ソロ曲になにわ男子、Aぇ! group参加でファンから購入報告も
ちなみに、初回限定盤BのDVDには、永瀬と高橋のソロ曲「POPSTAR in the KINGDOM」「染み」の「Behind the scenes」が収録されている。
「そのため、西畑と正門ファンの中にも、『染み』の映像狙いで、アルバムを購入した人がいる様子。SNS上には『初回限定盤Bだけ買った。「染み」をたくさん聞いて、映像もたくさん見る』『「染み」目当てで買ったけどキンプリの曲好きなの多いからアルバム買う機会を与えてくれて感謝』などの報告も複数上がっています」(同)
さらに、『Re:ERA』をめぐっては、発売を記念したイベント『King&Prince POP-UP STORE 2024 Re:ERA』を、全国5カ所(東京・福岡・北海道・大阪・愛知)で開催。ライブグッズや『Re:ERA』を販売しているほか、展示品が楽しめるスペースもあるという。
前作『ピース』の初週売り上げは、34.2万枚(オリコン調べ)。『Re:ERA』がこれを上回るのはかなり厳しい状況といえるが、週間ランキング発表までに果たしてどれだけ数字を伸ばせるのだろうか?