【松のや】新作930円「トマトアジフライ定食」食べて気付いた、「ソースとしょうゆ」の安心感
「松屋」をチェーン展開する株式会社松屋。そのとんかつ店「松乃家」「松のや」で販売中の「トマトアジフライ定食」を実食しました。
目次
・【松のや】運営の「松屋フーズ」が純利益41%減
・【松のや】行ってみたら、メニュー表がない!
・【松のや】「トマトアジフライ定食」930円を実食
・【松のや】アジフライにはソースかしょうゆ!
※価格はすべて税込み。
※店舗によって取り扱い商品や価格が異なります。
※2024年12月1日の情報です。
【松のや】運営の「松屋フーズ」が純利益41%減
1968年、東京都練馬区栄町(江古田駅北口)に、牛めし・焼肉定食店の1号店を開業した「松屋」。現在は、とんかつ専門店「松のや」カレー専門店「マイカリー食堂」などブランドも増え、国内では1,299店舗、海外では、中国・台湾に23店舗を株式会社松屋フーズホールディングス(HD)が運営しています。
2024年11月5日に株式会社松屋フーズHDが発表した2024年4~9月期の連結決算では、純利益が前年同期比で41%減の7億8300万円と低迷。
売上高は、前年同期比で23%増の723億円、営業利益は同じく17%増の18億円と増えたものの、食材の輸入コストや、人件費の高騰が響いたといいます。
そんな中、松のやでは、11月6日からトマトソースを使った期間限定メニューが登場しています。「トマトささみかつ」「チーズトマトささみかつ」をはじめ、「トマトアジフライ」「チーズトマトアジフライ」など、全10品。「迫りくるトマトの旨味と酸味をご堪能ください」とPRしています。
【松のや】行ってみたら、メニュー表がない!
トマトアジフライ定食を食べに、松のやにやってきました。
今回利用した店はタッチパネル式の注文。事前にネットでメニューを確認していたので迷うことなく購入できましたが、メニュー一覧が店内にも店外にも掲示されていないので、初来店の人には不便だなあと感じてしまいます。
テーブルにメニューの一部が紹介されています。ほかにもたくさんの料理があるのに、控えめというかなんというか……。
個人的には、テーブルにメニュー表はあったほうが楽しめるのですが。
【松のや】「トマトアジフライ定食」930円を実食
トマトアジフライ定食がこちら。ご飯は普通盛りで、味噌汁の具はわかめです。
トマトソースの上にはパセリが降り掛かっています。ソースには、大きめにカットされたトマトが確認できます。ソースだけでも食べ応えありそう。
アジフライのサイズは尾を除いて約9cm、最大幅約9cm。ソースの水分でビチャッとなりそうなので、さっそく一口食べてみます。
……ソースが合わない……? 酸っぱ! と声が漏れそうなほど、酸味が強めです。冷やしトマトをおかずに米を食べるほどトマトが好きな筆者ですが、ちょっと衝撃を受けるほど。
ただ、アジは身の厚さもあって食べ応えバツグン。一口目はビックリしましたが、「イタリアの漁港にあるレストランで食べている」設定にして、もう一口運んでみます。
……イケる。「イタリアではこうやって料理するんですね~。日本とは違うなあ」と食の異文化交流として受け止めることができました。これはこれで、キリッと冷やした白ワインと合わせたいですね。
とはいえ、やっぱり食べ進めるごとに、トマトソースの軽やかなイタリア感と、アジフライのどっしり感がチグハグに感じられます。ソースを生かすならフライよりもフリットのほうがよさそう。
トマトソースのかかっていない、端っこのほうにしょうゆをかけて食べてみると、安心する味わい。アジフライっておいしい! っとシンプルに喜びが沸き上がります。
トマトソースでは米を食べる手が進まなかったものの、しょうゆだとバクバク食べれてしまうのも、日本人だからでしょうか。
【松のや】アジフライにはしょうゆかソース
アジフライをトマトソースで食べるという新手法を繰り出した松のや。アジフライといえば、ソースかしょうゆの2派閥で分かれていますが、トマトソースが第三の選択肢として定着することはなさそうです。
また、筆者に限って言えば、トマトソースとアジフライではなかなか米が進まなかったものの、トマトソースだけで食べる分には米もおいしく食べられるという謎も発生。
トマトソースそのものは旨みも感じられ、トマト好きとして歓迎できるものだったので、別添えのトッピングメニュー扱いならいいなと感じた次第です。
「アジフライにはしょうゆかソースだよな」とあらためて実感できた今回。ものは試しで、味わってみるのもアリですよ。