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【ローソン】マズいと批判集中「飲むマヨ」、実飲したら「あの味」だった!

2024/11/30 15:30
阿左美賢治(ライター)
ローソン看板(写真:サイゾーウーマン)

 コンビニチェーン大手「ローソン」が、11月26日から「メーカー6社によるテスト品フェア」を開催。かなり“攻めた”6品の販売を期間限定で開始しました。しかし、その中の1つである「飲むマヨ」が、ネット上でかなり不評の声が挙がっているようで……? グルメライターが同商品を含めたフェア対象3品を購入し、正直にレビューしてみました。

目次

【ローソン】業績好調! かなり攻めた6商品をテスト販売中
【ローソン】「飲むマヨ」が批判集中……“198円で味わう地獄”?
(実飲)「飲むマヨ」違和感はそこまでなく、普通に飲める!?
(実飲)「味のしない? 飴」本当に味を感じなくなってくる!
(実飲)「味のしない? ガム」まったく違和感なし、悪くない商品
独特な商品にハマる人も? 楽しさがある 

【ローソン】業績好調! かなり攻めた6商品をテスト販売中

 「セブンイレブン」「ファミリーマート」と並び、“御三家”とも称されるコンビニエンスストアチェーン大手の「ローソン」。同チェーンは、10月11日に発表された2025年2月期第四半期連結決算で事業利益が前年同期比3.4%増となる548憶6700万円となるなど、好調を維持しています。

 その好調の一因となったと言われているのが、今年の2月や6月に行われた、一部商品の値段をそのまま、内容量を47%増量する「盛りすぎチャレンジ」などの魅力的なキャンペーンです。現在も、系列店である“100円ローソン”こと「ローソンストア100」で、「デカ盛りチャレンジ」という一部商品の増量キャンペーンが27日より行われ、好評を博しています。

 そんな中、本家の「ローソン」では、26日より「メーカー6社によるテスト品フェア」というキャンペーンを開催。22年10月にも行われたこのキャンペーンは、“ありそうであまりなかった商品のテスト販売”というコンセプトで、各メーカーがかなり攻めた商品を「ローソン」にて期間限定で販売するという内容です。

 今回は「ポテトチップス あたりめ風味」(208円、税込み/以下同)、「味のしない? 飴」(220円)、「味のしない? ガム」(148円)、「焼うどん味 焼きそば」(288円)、「大人のスパークリングウォッカ」(152円)、「飲むマヨ」(198円)の6品が販売されています。

【ローソン】「飲むマヨ」が批判集中……“198円で味わう地獄”?

今回実食する3品(写真:サイゾーウーマン)

 現在テスト販売中の「飲むマヨ」に関しては、ネット上で「控えめに言ってもすごくマズい」「生まれて初めて身震いするほどのマズさを味わった」など、その味の批判的な声が集中。“198円で味わう地獄”など、物騒な呼ばれ方をしているようです。

 また、「味のしない? 飴、「味のしない? ガム」はネット上で、前者は「溶けるガラス玉」「ずっとよだれを舐めてるみたい」という意見がある一方で「少し甘みもあるし、おいしい」「いい感じの味のなさ」と評価する声もあり賛否両論。

 後者は「味がしなすぎて混乱した」「どうせ普通のガムの味なくなるし、これを買う必要ある?」という声と、「ホットドリンクと一緒に噛めて便利」「割とアリ」という声があり、こちらも賛否が分かれていました。

【ローソン】「飲むマヨ」違和感はそこまでなく、普通に飲める!?

 こうした感想を見て、「いくらテスト販売と言っても、限度はある気がしちゃうけど……そんなにマズいの!?」と俄然興味を惹かれてしまった筆者は、これら商品を購入し、どれほどの“地獄”なのか体験してみることにしました。

飲むマヨ(写真:サイゾーウーマン)

 さっそく、「飲むマヨ」から実食。こちらは喫茶店チェーン「コメダ珈琲」監修のカップ飲料などで知られる飲料メーカー、トーヨービバレッジ株式会社がメーカーとなっています。

パッケージ下部には「社外秘ではない」と書かれており、茶目っ気を感じます(写真:サイゾーウーマン)
原材料。マヨネーズ風味シーズニングという清涼飲料数の原料では聞きなれないものが入っています(写真:サイゾーウーマン)
さぞかし高カロリーだと思いきや、1本あたりの脂質は4.1g、エネルギーは79kcalと意外とヘルシー(写真:サイゾーウーマン)
カップの中には、マヨネーズを水で薄めたような淡い黄色の液体が入っていました(写真:サイゾーウーマン)

 「どれだけマズいんだろう!?」と、期待を膨らませながら一口飲んでみると、まず酸味とマヨネーズの匂いを感じ、その後、卵のコクや甘さなどが追ってくるという味わい。

 「これってただ、ちょっと薄めて液状にしたマヨネーズじゃない? でも、なんか近いものを飲んだことがある気がする……?」という感想を抱きました。記憶を辿っていくと、夏場の定番食品であるそうめんを食べる際、筆者が用いる「マヨつゆ」の味が、この商品に近いことが判明。

 めんつゆにマヨネーズを溶かしたこの「マヨつゆ」から、めんつゆの要素を取り除いたものが「飲むマヨ」の味と言ってもいいでしょう。

 めんつゆメーカー大手の一つであるヤマキ株式会社の公式サイトでも紹介されるなど、比較的メジャーな「マヨつゆ」ではありますが、「めんつゆにマヨとか絶対ありえない」「これをやる人の味覚はおかしいと思う」という否定的な声も少なくないレシピです。

 今回、「飲むマヨ」に多くの否定的な意見が集まったのも、こうしたマヨ風味の液体が苦手な人が多いというのが原因の一つかも知れません。

 一方、こちらが大好きである筆者としては、“地獄”というほどの違和感がなく、普通に受け入れられる程度のものでした。とはいえ、ただマヨネーズを液状にしただけに過ぎない味は、決しておいしいと思えるレベルにないのも確かです。

 マヨネーズをベースとした上で、さらに何か一つアクセントとなる味わいがあれば、より多くの人に受け入れられたのではないでしょうか。個人的には、ニンニクの風味を足した「飲むアイオリソース」などは面白いのではないかと思います。トーヨービバレッジさん、再び同様のテスト販売を行う際には、ぜひご検討ください!

【ローソン】「味のしない? 飴」本当に味を感じなくなってくる!

 続いては、「金のミルク」など、キャンディ類で知られる製菓会社のカンロ株式会社がメーカーである「味のしない? 飴」。こちらは22年10月の同キャンペーンでも発売された商品となっています。

「味のしない? 飴」のアップ(写真:サイゾーウーマン)
パッケージには飴と鳥を合体させたようなゆるキャラが描かれています(写真:サイゾーウーマン)
原材料は、低カロリー食品などによく使われる食物繊維のポリデキストロース、カロリーゼロの甘味料であるエリスリトールの2種類(写真:サイゾーウーマン)
原材料が原材料だけに、エネルギーも1粒当たり3.1kcalとかなり少なめ(写真:サイゾーウーマン)
個包装(写真:サイゾーウーマン)
飴本体(写真:サイゾーウーマン)

  口に入れてみると、まったくの無味というわけではなく、非常にほのかな甘みを感じます。

 しかし、飴を口の中で動かさずにいると、舌が慣れて本当に味を感じなくなってしまい、ビー玉を舐めているような奇妙な感覚に襲われることに。そのため、味に慣れていない舌の部分を探して、口の中で飴を転がし続けることとなり、口が疲れてしまいました。

 ある程度小さくなったところで噛み砕いてみると、一瞬甘みが強くなるものの、その後はやはり味を感じなくなるため、温かい氷、あるいはプラスチックの破片のようなものが口の中にあるという強烈な違和感を抱きます。

 低カロリー、かつ低糖質なので、ダイエット中の口さみしさを軽減するためにこの商品を使う、というのは一つの方法かもしれませんが、個人的にはそういう用途であっても、人口甘味料でしっかりと甘みを付けたものの方がいいな、というのが正直なところです。

【ローソン】「味のしない? ガム」まったく違和感なし、悪くない商品

 最後は「味のしない? ガム」。こちらは“お口の恋人”というキャッチコピーで知られる株式会社ロッテがメーカーです。

「味のしない? ガム」のアップ(写真:サイゾーウーマン)
ロダンの「考える人」を模したと思われるキャラクターがパッケージに描かれています(写真:サイゾーウーマン)
原材料は炭水化物の1種であるマルトデキストリンやエリスリトールなど(写真:サイゾーウーマン)
こちらも1袋35kcalと低カロリーです(写真:サイゾーウーマン)
ガム本体はマットな質感の白いタブレット状のものでした(写真:サイゾーウーマン)

 こちらも「味のしない? 飴」と同じく、ほのかな甘みだけを感じる一品。まさに、噛み過ぎて味がなくなったガムそのものといった味わいです。

 ただ、飴と違って味のしない状態のガムを噛むことに慣れているからか、まったく違和感がありませんでした。

 パッケージには「味がしない? ので黙々と噛み続けることができるのであ~る」と書かれていましたが、これはまさにその通りで、運転中や仕事中の眠気覚ましなど、ガムを噛みたいシーンで、余計な味はいらない、と思う人にとっては悪くない商品だと思います。

 ただ、個人的にはこちらもしっかりと味がある方が好みなので、リピートするかと言われると微妙かもしれません。

【ローソン】楽しさがあったことも事実! 独特な商品にハマる人も?

 個人的にはあまり響くものがなかった今回の3商品。攻めた味のものをテスト販売するというキャンペーンの趣旨に合った商品ではあると思いましたが、レギュラー商品として人気を獲得できるかと言われると、かなり微妙ではないかというのが率直な感想です。

 とはいえ、今まで経験したことのない味に出会えたという意味では、ある種の楽しさがあったことも事実。ほかにはないであろう独特な商品にハマる人もいると思いますので、興味を持った方は是非これらの商品を試してみてくださいね!

阿左美賢治(ライター)

食品スーパー「ヤオコー」を愛する埼玉在住グルメライター。中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢でもある。コンビニやチェーン店のグルメにも詳しい。趣味はスイーツ作り。

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最終更新:2024/11/30 15:32
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