Snow Man・宮舘涼太の“ロイヤル”のゆえん――写真と一緒に振り返るジュニア時代
――男性アイドル情報チェックに連日精を出すドルオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!
B美……永遠の29歳。人生の半分以上をSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のタレントに捧げている、ドルオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルは、笑顔がかわいい子。
C子……永遠の35歳。デビュー組からジュニアまで追う月刊誌編集者。好きなアイドルはパフォーマンス能力が高い子。
目次
・深澤辰哉、宮舘涼太、ラウールの“共通点”
・宮舘涼太、教習所では「技能教習より学科が苦手」
・KAT-TUN・中丸雄一、ビジュアルが今と変わらず
・深澤辰哉のエピソードから感じる、“芸能界の厳しさ”
・宮舘涼太に滝沢秀明が贈った“名言”
・ラウールの“自己プロデュース力”の高さ
Snow Man・深澤辰哉、宮舘涼太、ラウールの“共通点”とは?
B美 Snow Manの5大ドームツアー『Snow Man Dome Tour 2024 RAYS』が、11月9日から始まったね。9~10日の北海道・大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)を経て、16~17日は2会場目の愛知・バンテリンドームナゴヤで公演が行われるのか。
C子 SNS上では、セットリストや演出面、客席からステージの見え方についてもいろんな意見が出ていて、「ああ、ついにコンサートが始まったんだな」って実感したよ。
B美 そういえば、「J-GENERATION」2024年12月号(鹿砦社、以下「Jジェネ」)は「無免許トリオ」こと、深澤辰哉、宮舘涼太、ラウールをピックアップしているね。
C子 9月号からSnow Manのコンビ特集がスタートして、「ゆり組」(宮舘・渡辺翔太)「めめこじ」(目黒蓮・向井康二)「あべさく」(阿部亮平・佐久間大介)ときて、今回はトリオだよ。
B美 正直、過去の3ペアの呼び名は知っていたんだけど、Snow Manファンではない私からすると、「無免許トリオ」という名称は初耳だったよ(笑)。「無免許」というくくりで特集を組む雑誌って、「Jジェネ」くらいでは?
C子 その名の通り、深澤・宮舘・ラウールはSnow Manメンバーの中で車の運転免許を持っていない3人なのよ(笑)。「Jジェネ」12月号の前半は、去年の5~7月に行われた『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』のコンサート写真をメインに構成されてる。
B美 5~6ページのプロフィール欄を見ると、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所したのはふっかが04年8月、舘様は05年10月、ラウールに至っては15年5月と、オリジナルメンバーのふっか&舘様と、加入メンバーのラウールでは10年ほどの差があるんだね。芸能活動歴が10年も違うって、かなり大きいだろうに……。そして、そんな3人の共通点が「無免許」だと(笑)。
C子 ステージ写真を扱う「Jジェネ」で「無免許トリオ」の特集って、ちょっと力が抜けちゃう括りだなと思ったんだけどさ。テキストは、ちゃんと免許に関するエピソードを細かく紹介しているのよ。ふっかはかれこれ10年以上、「免許を取る」って言ってるんだけど、去年の5月に放送されたラジオ『不二家 presents Snow Manの素のまんま』(文化放送)の中でも、「(ラウールと)ふたりでそろそろ車の免許行きたいなって思ってます」「免許取得が31歳の目標!」(原文ママ、以下同)とコメントしていた……とかね。
B美 でも、実際に取ったという報告はまだないんだよね? 13~23ページを読む限り、ラウールと舘様は自動車教習所に入学したりと、アクションを起こしているみたいだけど、2人とも受講期限が切れたりとかで、まだ取得できていないらしいじゃん。
Snow Man・宮舘涼太、「技能教習より学科が苦手」で免許取得ならず……
C子 14ページでは、教習所のシステムについてご丁寧に解説してくれていて、Snow Manメンバーの情報はないから、ここだけ読むと「一体何の雑誌だっけ?」って混乱しそう(笑)。そんな中でも私が気になった写真は、9ページのふっかのポーズ。振り付けから想像するに、Snow Manの「Grandeur」(2021年)のパフォーマンス中だと思うんだけど……。
B美 お笑い芸人・ダンディ坂野の「ゲッツ!」をしている瞬間みたいだね(笑)。なんか、下半身の細さが際立っていて、顔と体のバランスが変な感じに見える。
C子 16~17ページは見開きでSnow Manの9人が横並びになっている写真を使っているんだけど。これだと、ラウールが目を閉じててちょっと残念。
B美 そして、ラウールとひーくん(岩本照)に挟まれてるなべしょ(渡辺)、すごく小さく見えるわ。この色白さ、髪型、こじんまりしたスタイルといい、Travis Japanの宮近海斗みたい。ところで、今回の「Jジェネ」は免許のエピソードと写真が絶妙なバランスで面白いね。
C子 例えば、22ページの「もちろん宮舘のことですから、実技は得意なんですよ」という舘様の自信満々のコメントと、ステージで堂々と歌い上げているカットがリンクしてる。23ページは、「技能教習より学科が苦手だったことまで明らかにした宮舘くんは、以降、免許取得に関して語らないまま現在に至っています」という寂しい結末と、儚げな表情の写真が妙にマッチしてるし。
B美 この写真は舘様の前に、ドレスを着せて女性に見立てているようなトルソーが置いてあるじゃない? なんか、免許を持っていないからガッカリされて、女性にフラレた……みたいなバックボーンまで想像させられる1枚だよ(笑)。
C子 舘様って、免許を持っていたら車の乗り降りの際に女性をうまくエスコートしてくれそうだよね(笑)。ラウールも、外車とかが似合いそう。Snow ManのYouTubeとかではメンバーの運転姿が定期的に見られるから、3人が免許を取ってくれたらドライブ企画とかもできそうなんだよな。でも、「無免許トリオ」のつながりがなくなると、ファンはそれはそれで寂しい……。
写真に写り込んだKAT-TUN・中丸雄一、ビジュアルが今と変わらず
B美 30ページからはそれぞれのソロページに移っていて、テキストの内容も免許ではなく、個人の活動やパーソナルな部分に迫っているね。最初はふっかのソロページだけど、前半32~35ページあたりの若かりし頃は、アングルのせいなのか、目つきが悪く見える。何を考えているかわからない、ミステリアスな印象さえあるわ。
C子 前髪も長いしね。漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(講談社)の主人公・鬼太郎みたいに、片方の目がほぼ前髪で隠れちゃってる。写真を見て、デビュー前に、Kis-My-Ft2・玉森裕太を意識して真似していた時代もあったなぁって思い出したよ。
B美 ところで36ページの右上の写真に写り込んでいるのって、KAT-TUN・中丸雄一だよね? セットや衣装から予想するに東京・帝国劇場あたりで舞台をやった時の写真みたい。調べたところ、11年の『DREAM BOYS』でKAT-TUN・亀梨和也、田中聖(当時)、中丸がメインだった時にSnow Manも出ているね。
C子 中丸の手、カマキリみたいなポーズでちょっと面白い。っていうか、ビジュアルが今と全然変わらないし、むしろ今よりこのときのほうが老けてるんじゃないかと思うくらい。連日の公演でお疲れだったのかな。
B美 ところで、34~35ページには事務所のオーディション時は芸能界へのモチベーションが低かったというエピソードが書いてあるけど、ふっかの顔つきを見ると、この写真のときですら、あまり希望を持ってステージに立っている雰囲気ではなさそう。
C子 36ページの赤ちゃんコスプレはちょっと楽しそうだけど。内心ではどう思ってたのか……。でもアクロバットとかは習得してたわけだし、徐々にやる気は芽生えてきたんだろうね。
Snow Man・深澤辰哉のエピソードから感じる、“芸能界の厳しさ”
B美 アクロバットで言うと、40ページのふっかとひーくんが一体化しているカットを見てよ。うつ伏せになったふっかが、後ろからひーくんに両脚を持たれた状態で、空中で上体起こししているような体勢なんだけど、ふっかの足が見えないから、ザ・たっちの「幽体離脱」ネタみたいな構図になっちゃってる。ページをめくった瞬間、一瞬どうなっているのか理解できなくて、頭がパニックになった。
C子 確かに、ひーくんの上半身からふっかの体が生えてきてるみたい(笑)。一方、48~50ページは事務所創業者・ジャニー喜多川氏に関するエピソードが載ってるね。性加害問題以降もジャニー氏とのエピソードを載せる「Jジェネ」、一貫してるなあ。
B美 48ページによると、Snow Manの前身ユニット・Mis Snow Manが結成されたときにメンバーに名前がなかったふっかは、「焦ってジャニーさんに電話した」んだね。当時、大きなケガをしてジュニアの活動をお休みしていて、プライベートでA.B.C-ZとKis-My-Ft2の合同コンサートを見に行ったら、グループ結成を知ったそう。そこで「俺、忘れられてんじゃね?」と思ってジャニーさんに電話したら、「入っちゃえばいいじゃん」の一言で、グループへの合流が確定したんだって。
C子 このとき、連絡を入れなかったら、その後の展開は「きっと違ってましたね」と本人は振り返っていたけど、自分から売り込む力がないと生き残っていけないっていう、厳しい世界だってことを、あらためて感じさせられるエピソードだよね。でも、こんないい話を聞いた後になんなんだけど……51ページの立ち姿も、ジワジワ笑えてこない?
B美 これもまた足が細い! マイクとセットの一部がつながっているように見えるから、棒につかまって遠くにいる孫に手を振りながら歩いてるおじいちゃんみたい(笑)。
宮舘涼太はSnow Manを「一番下で一番支えている存在」――滝沢秀明が贈った“名言”
C子 54ページからは舘様のソロだね。前半はジュニア時代だけど、若い頃はかわいらしさも残っていて、素朴な少年って感じ。
B美 舘様といえば「ロイヤルな貴族」っていうイメージが定着してるけど、60~61、62ページの下の写真を見てもわかる通り、舘様はいつも姿勢が良い! 気品があるように見えるゆえんはここにあるのかも。あと、66ページのタッキー(滝沢秀明)から舘様への手紙のくだり、今読むと感慨深い。
C子 14年春の『滝沢歌舞伎2014』の千秋楽で、タッキーがSnow Manメンバーに宛てた手紙が紹介されたんだよね。舘様には「もしかしたら、君はSnow Manの中で一番下で一番支えている存在なのかも」「おとなしい宮舘だけど、Snow Manの中では大きい存在かも」なんて言葉を贈っていたって書いてある。
B美 これ、かなりの名言では? 実際、近年のSnow Manのブレイクには舘様のキャラクターがお茶の間に浸透していったことが大きかったと思うし。ほら、朝の情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)での活躍とかさ。
C子 デビューして自分の立ち位置を理解して、ある意味、吹っ切れたんじゃないかな。貴族キャラで一見おとなしく見えるけど、バラエティは全力でやって、笑いも取りに行くっていう。
B美 あと気になった写真は、75ページの舘様かな。表情とか顔の角度、体のひねり具合とかが亀ちゃん(KAT-TUN・亀梨)に似てない? 尊敬しているだけあって、動きとかも亀ちゃんっぽいときがあるけど、これは意識せずに似ちゃった感じ。眉毛のキリっとした感じも似てるもん。あ、78ページも亀ちゃんが降臨してるわ。
Snow Man・ラウールの“自己プロデュース力”の高さに驚き
C子 最後の84~109ページはラウールの特集だけど、ふっかや舘様と比べると、そこまで昔の写真はないね。前半はまだ表情もあどけなくて、若い子が頑張って大人っぽい服装やヘアスタイルをして、背伸びをしてる感じ。今見ると、88ページの写真なんかは、ほっぺがもちもちで、幼くてかわいい!
B美 20年1月のデビュー時、NTTドコモ「新体感ライブ」キャンペーンのキャラクターに就任した時の会見の写真だよね。ガッツポーズをしてるラウールの目がキラキラしてる。でも、ページをめくっていくと、成長につれて顔つきもシャープになったことがわかる。
C子 100ページくらいからは、すっかり大人の色気が出せるようになったね。かと思えば、102ページ下の写真の笑顔みたいに、あどけなさの残る表情も見せてくれるから、ギャップにやられるファンも多いんだろうなと思う。ラウールはモデルの仕事でショーに出るようになった影響か、コンサートでも目頭にハイライトを入れたり、メイクをしっかりするようになったのよ。自分の見せ方をわかっていて、自己プロデュース力の高さに驚かされる。
B美 ラウールの場合、どうしてもほかのメンバーより活動歴が短いから、写真やエピソードは少なめだけど……。後半は編み込みをしているヘアとか、印象がガラッと変わる写真もあって楽しめたね!
C子 次号はいよいよSnow Manから岩本さんの登場か……と思ったら、まさかのSixTONESのきょもほく(京本大我・松村北斗)の特集か~! まあ、きょもほくは“不仲疑惑”の時期を乗り越えたりと、いろんなストーリーがあるから、エピソードは充実してそうだけ、。
B美 舘様は「ゆり組」の9月号と、今号の2回も出てるのにね(笑)。今度はひーくんを含めた特集にも期待したいところ!