芸能

【朝ドラ視聴率推移】『おむすび』第4週、平均12.9%にダウン! ワースト作『ウェルかめ』下回る?

2024/11/04 08:00
仲宗根由紀子(エンタメライター)
推定CMギャラは1本5,000万円だという橋本環奈(写真:サイゾーウーマン)

 11月4日午前8時の放送より第6週がスタートする橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』。週平均視聴率は下降の一途をたどっており、この調子が続けば朝ドラ平均視聴率ワーストの『ウェルかめ』(2009年度後期)を下回る可能性もありそうだ。

目次

震災編に「おもしろくなってきた」
『おむすび』週平均視聴率はみるみるダウン
「仲里依紗を主人公に変えたほうがいい」?

『おむすび』震災描かれ「面白くなってきた」の声

 『おむすび』は平成元年生まれのヒロイン・米田結が栄養士となり、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。脚本を23年10月期の連続ドラマ『パリピ孔明』や同4月期の『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(共にフジテレビ系)などの根本ノンジ氏が手掛け、橋本のほかに仲里依紗、佐野勇斗、山本舞香、北村有起哉、松平健らが出演する。

 4週目までは、結と平成の博多ギャル連合「ハギャレン」メンバーの交流などが描かれたが、第5週「あの日のこと」では10月28日放送の第21回で舞台が9年さかのぼり、米田家が阪神淡路大震災で被災してしまう様子が描かれた。

「震災編が始まったことで、結の性格が暗くなってしまった理由や、ヒロインの姉がグレた背景など、主要人物の謎が徐々に明らかになりそうです。この展開により、ネット上では『急に面白くなってきた』といった好意的な声も目立ちます」(テレビ誌記者)

『おむすび』週平均視聴率はみるみるダウン

 一方で、「震災を描くのが遅すぎたのでは?」「第1週目で震災のシーンが登場していれば、視聴者はここまで脱落しなかったと思う」との指摘も少なくない。

 同ドラマは放送前の注目度が高く、初回が平均世帯視聴率16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ここ3年で放送された朝ドラの中では、首位での好発進となった。

 しかし、週平均視聴率はみるみるダウンしており、第1週16.1%、第2週14.7%、第3週13.5%、第4週12.9%と推移しているのだ。

 なお、朝ドラの平均視聴率ワースト記録は、朝8時15分スタート時代の倉科カナ主演『ウェルかめ』で13.5%。これに多部未華子主演『つばさ』(09年度前期)の13.8%が続く。

 加えて、通学・通勤時間に配慮して放送開始時間が午前8時に繰り上がった10年以降は、黒島結菜主演『ちむどんどん』(22年度前期)が平均15.8%でワースト。『おむすび』がこれらを下回る可能性は十分にありそうだ。

『おむすび』「仲里依紗を主人公に変えたほうがいい」との声も

 また、そんな窮地に追い打ちをかけるように、10月31日発売の『週刊文春』(文藝春秋)は橋本のパワハラ疑惑を報じている。

「記事によれば、橋本による壮絶なパワハラによってこれまでに少なくとも8人のマネジャーが退職したとか。さらに、『おむすび』の現場でも橋本の態度が原因でスタッフが委縮しているといいます。橋本の所属事務所はこの報道内容を否定していますが、ネット上では『朝からパワハラ女優は見たくない』といった厳しい声も上がっており、視聴者離れが懸念されます」(同)

 ヒロインの幼少期が描かれたことでドラマとしての面白味が増す一方、主演俳優がスキャンダルに見舞われる事態となった『おむすび』。一部視聴者から「仲里依紗を主人公に変えたほうがいい」といった声が上がる事態となっているだけに、橋本の胸中が気になるところだ。

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2024/11/04 08:00
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