【秋ドラマ視聴率】『民王R』第2話3.7%なぜ半減? 『相棒』『ザ・トラベルナース』2ケタをキープ
池井戸潤氏の小説『民王』(角川文庫)を原作とし、9年ぶりのシリーズ復活となる遠藤憲一主演ドラマ『民王R(たみおうあーる)』(テレビ朝日系、火曜午後9時)。10月29日に放送された第2話が『SMBC日本シリーズ 2024 第3戦 ソフトバンク×DeNA』(フジテレビ系)の裏番組に当たり、視聴率が半減してしまった。
目次
・『民王R』あのの“おじさん口調”が話題に
・『民王R』視聴率、第2話で世帯3%台まで激減
『民王R』1話、演技力が絶賛されたあのちゃん
同作は、「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」や「ギャラクシー賞」などを受賞した2015年7月期の深夜ドラマ『民王』の続編。前作に続き総理大臣・武藤泰山を演じる遠藤のほか、泰山の書生・田中丸一郎太役になにわ男子・大橋和也、泰山の公設第一秘書・冴島優佳役にあの、政治評論家役に満島真之介がキャスティングされている。
「前作は泰山と菅田将暉演じる息子の心が入れ替わっていましたが、今作は泰山と全国民がランダムで入れ替わるという設定。また、前作で高橋一生が演じた公設第一秘書はあのが引き継いだ形です。第1話では泰山と冴島が入れ替わり、あのがいつもと違った“おじさん口調”で熱演。ネット上では『あのちゃん、迫真の演技!』『なんでもできてすごい!』と演技力が絶賛されていた一方で、『あのちゃんって普通にしゃべれるんだ……』と衝撃を受けた視聴者も少なくなかったようです」(テレビ誌記者)
これに続く第2話では、闇バイトに手を染める若者・木下直樹(曽田陵介)との入れ替わりが発生。木下の姿となった泰山は、入れ替わった木下に対し「お前の人生、立て直してやろうじゃないか!」と宣言する……という展開だった。
『民王R』第2話で視聴率が半分以下に
なお、初回の平均視聴率は世帯7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.5%を記録。同枠前クールの『南くんが恋人!?』の初回が世帯4.6%、個人2.5%だったことを思えば、好調な滑り出しだったともいえる。
しかし、『民王R』の第2話は世帯3.7%、個人2.1%まで下落。世帯・個人ともに初回の半分以下にまで落ち込んでしまった。
テレビ朝日系で放送中の連ドラといえば、今月20日にスタートした清原果耶主演『マイダイアリー』(日曜午後10時15分)の初回が世帯3.4%、個人2.0%とテレビ史上でも稀に見る大惨敗。
一方で、同局で16日にスタートした『相棒 season23』(水曜午後9時)と『ザ・トラベルナース』(木曜午後9時)は現時点で共に2ケタをキープしており、今期民放ドラマで独走状態となっている。
「テレ朝系はシリーズものの『相棒 season23』と『ザ・トラベルナース』が好調ですが、『マイダイアリー』が初回からつまずいてしまった。その上、『民王R』まで世帯3%台が続くとなると、同局ドラマは“2極化状態”になりそうです。もちろん、『民王R』第2話がここまで落ち込んだのは、日本シリーズとの裏被りも一因でしょう。ただ、それにしても低すぎるため、ネット上では『ナゼ? 初回見て脱落した?』『みんなあのちゃんの演技褒めてたじゃん』などと不思議がる声や、『菅田将暉や高橋一生が出てた前作が最高すぎた。パワーダウンしたからしかたないのでは?』という意見も見られます」(同)
『民王R』の視聴率は次回以降に回復するのか……今後の推移を見守りたい。