P・ディディの乱交パーティ「フリーク・オフ」、エンタメ業界の“公然の秘密”だった……9歳少年の被害者も
先月16日に、組織的な「性的人身売買」「売春斡旋」「恐喝謀議」容疑で逮捕されたディディに対して、120人が「性的被害を受けた」と民事訴訟を起こした。うち25人は被害を受けた当時未成年で、最年少は当時9歳だった男性。ネット上に衝撃が走っている。
目次
・P・ディディの性的暴行、最年少被害者は9歳の少年
・フリーク・オフはエンタメ業界の中では誰もが知っている“公然の秘密”
・P・ディディ反論「すべて合意の上の合法的な行為だった」?
P・ディディの性的暴行、最年少被害者は9歳の少年
ディディから性的暴行を受けた被害者による集団訴訟の主任弁護士、トニー・バズビー。10月1日に開いた会見で、男女や未成年者を含む120人がディディへの民事訴訟を起こしたと明らかにした。「ディディからの被害を訴える連絡は、3,000件を超えている」と述べているため、今後も告訴数は増えるとみられている。
トニーによると、ディディはこの20年間、ひそかに薬物を混ぜた飲み物を被害者に飲ませ、もうろうとなったり、意識がなくなったところで、仲間と次々に性的暴行をはたらくという凶行を繰り返していたとのこと。被害者のほぼ全員が飲み物を口にし、その結果意識を失い、目を覚ましたときに膣や肛門に激しい痛みを覚えたため、病院を受診。そして検査の結果、薬物を盛られて強姦されていたと判明するケースがとても多いという。
病院で治療を受けた被害者の中には、性的暴行を受けたと警察に被害届を出した人も少なくなかったが、警察が動いたことはなかったようで、ネット上には「ディディと警察とつながっていたといううわさは本当なんだ!」と驚く声が出ている。
この乱交パーティ「フリーク・オフ」の参加者の中には、性的暴行には参加しなかったものの、ヤジを飛ばしたり、あおったり、傍観していた者は多く、トニーは彼らも「加害者」だと表現。被害者も多いが、加害者もとてつもない数になるのではと注目されている。なお、何が起きるか知っていて会場を提供したオーナーも同罪だとし、さらにはフリーク・オフにより利益を得た製薬会社、ホテルなども訴状に記載したと述べている。
ネット上では、現時点で最年少被害者(被害当時)が9歳の少年ということに「許せない」と怒りの声が続出。その被害者は、スターになるチャンスだとオーディションを受けた際に、「バッド・ボーイ・レコード」のスタジオでディディとその関係者から被害に遭ったという。「ほかにも同年代の子たちがオーディションに来ていた」と証言していることから、未成年の被害者はこれからも増えていくものとみられている。
ネット上では、「未成年だったジャスティン・ビーバーやアッシャーだけでなく、バウ・ワウや2022年に急死したアーロン・カーターなどもディディの毒牙にかけられたのだろうか」といった臆測も広がっている。
フリーク・オフはエンタメ業界の中では誰もが知っている“公然の秘密”
米エンタメサイト「ET」のインタビューを受けたバズビー弁護士は、「現時点でセレブの名前は挙げないが、その中には世間でそうじゃないかと疑われている人が含まれている。ショックを受ける人もいるだろう」と説明。
「何も知らずにパーティに参加し、フリーク・オフの実態に驚いてその場を去ったというセレブも訴訟に対象にするのか?」という質問には、「行為に加わったり、ヤジを飛ばしたり、あおったりした人の名前は入れるが、見てびっくりして立ち去った人など、パーティの参加者全員の名前を入れることはしない」と回答。
その上で、「このフリーク・オフはエンタメ業界の中では誰もが知っている“公然の秘密”だった。悪しきことだ。被害者がたくさんいるのに、長年これが当然だと容認されてきた。決して許されるべきではない、とんでもないことなのに」「フリーク・オフの実態を見たことがあるセレブがいたら、ぜひ話を聞かせてほしい。このような悪夢が二度と起きないためにも」と熱弁を振るった。
米タブロイド紙「Page Six」など複数のメディアは、デンゼル・ワシントンがパーティでディディに対して「お前は本当に誰のこともリスペクトしないんだな!」と怒鳴りつけている姿が目撃されたこと、ディディのパーティの参加者に「悪魔が出てくる前にここを去った方がいい。30分で帰りな」とアドバイスし、自身も顔を出してさっさと帰ったというコメディアンの証言を報道。
ネット上は、「デンゼルが皮切りとなれば、ほかのセレブも続くのでは」「パリに逃げたレオナルド・ディカプリオにもぜひ何を見たか語ってほしいよね。まさか参加してないよね」と大盛り上がりしている。
P・ディディ、反論「すべて合意の上の合法的な行為だった」?
お茶の間で人気のトーク番組司会者の一人が加害者らしいといううわさも流れており、ネット上では「娘がディディと付き合っていたことがある、スティーブ・ハーヴィーでは」「ファミリーマンなのに、なぜディディのような男との交際を認めたのか不思議がられていたが、弱みを握られていたに違いない」「娘を差し出したのかもしれない」と衝撃が走っている。
拘置所にいるディディの弁護士は、「未成年はもちろんのこと、誰に対しても性的暴行したことはないと主張している」「すべて合意の上の合法的な行為だったと反論している」と全面的に否定しており、「法廷で無実だと証明したいと願っている」という声明を発表。
一方のトニーは今後30日以内に、被害者が被害にあったテキサス州、カリフォルニア州、ジョージア州、フロリダ州、ニューヨーク州など、さまざまな州で民事訴訟を起こすとしており、ディディサイドがこれらにいちいち反論することはないとみられ、和解に持っていくのではないかとうわさされている。
連日のように不快な新情報が報じられているディディ。加害者にはセレブではなくかなりの権力者も含まれているというが、一体誰なのか? ネット上のうわさはどこまで事実なのか? 引き続き注目していきたい。