Snow Man『それスノ』、ENHYPENのダンス&SMAP楽曲めぐる扱いに視聴者疑問
9月13日に放送された『それSnow Manにやらせて下さい』2時間スペシャル(TBS系、以下『それスノ』)に、韓国発のグローバルグループ・ENHYPEN(エンハイプン)から、メンバー4人が登場。Snow Manや女性ゲスト陣とともに、人気企画「ダンスノ完コピレボリューション」にチャレンジした。その中でENHYPENのダンスや、SMAPの楽曲をめぐる扱いに、視聴者から疑問の声が漏れる事態となった。
目次
・『それスノ』ダンス企画にENHYPEN登場
・ENHYPENに「やる気ない」と厳しい声
・SMAP楽曲の紹介にA.B.C-Zの映像使用で視聴者激怒
『それスノ』人気企画「ダンスノ完コピレボリューション」にENHYPEN登場!
「ダンスノ完コピレボリューション」は、“誰もが一度はその振り付けを見たことがある曲目”の中から、振り付けをコピーする楽曲を各チームが順番に選択し、3分間でダンスを覚えられるかどうかを競う企画。
各チームから挑戦メンバーを選出して振り入れを行った後、「完コピ」できていたか、「ダメコピ」だったかどうかを審査員でダンサーのTAKAHIROが判定。「完コピ」の場合、曲の難易度に合わせた得点が加算され、全10回戦のうち総得点が高かったチームが優勝となる。
今回、Snow Manチームの対戦相手として、元モーニング娘。の後藤真希、ももいろクローバーZ・佐々木彩夏、元AKB48&元SKE48・松井珠理奈、元E-Girls・石井杏奈による「完コピ女子選抜チーム」が参戦。
さらに、世界的な人気を誇るK-POPグループ・BTS(防弾少年団)の後輩にあたる7人組・ENHYPENから、ジョンウォン(JUNGWON)、ヒスン(HEESEUNG)、ジェイク(JAKE)と、唯一の日本人メンバー・ニキ(NI-KI)の4人が登場。ジョンウォンは「このような番組は初めてなので緊張しますが、頑張ります」と、日本語で意気込んだ。
ENHYPEN、Snow Man&女子選抜チームに大敗……「やる気ない」と厳しい声も
最初の課題曲は、女子選抜チームが選曲したAKB48の「大声ダイヤモンド」(2008年)。リリース時に同曲のセンターを務めた松井と、Snow Man・渡辺翔太、ENHYPEN・ジョンウォンが挑戦した。ジョンウォンの踊りはSnow Manメンバーたちが「かわいい!」と絶賛するも、審査員のTAKAHIROは「ダメコピ」と判定。
2回戦はENHYPENが、K-POPガールズグループ・少女時代の「Gee」(10年)をチョイスした。しかし、ヒスンのダンスは「ダメコピ」で、TAKAHIROは「ニュアンスはバッチリです。細かい手の動きが少し惜しかった」と指摘。とはいえ、「初めてでこれだけのパフォーマンスを出してくるっていうのは、Goodだと思います」と、ヒスンの堂々とした姿勢を評価した。
「V6の『TAKE ME HIGHER』(1996年)を踊った3回戦では、ENHYPEN・ニキが『僕たちまだ0点なので、ここから盛り返していけたら』と奮起したものの、途中で振り付けが飛んでしまったのか、後半は音楽に合わせて即興ダンスを披露。本番でミスをしてしまったニキに、Snow Man・ラウールは『わかるよ!』と共感していました」(男性アイドルに詳しい記者)
4回戦はももいろクローバーZ「ココ☆ナツ」(2010年)。ENHYPEN・ジェイクが隣のヒスンの動きを確認しながら踊る場面もあり、5回戦が終了した時点でENHYPENは0点という状況だった。
6回戦で自分たちの楽曲「Sweet Venom」(23年)でニキが初の「完コピ」に成功したが、7回戦のSMAP「ダイナマイト」(1997年)でニキと共に挑んだジョンウォンが一部振りをミス。
8回戦のE-girls「ごめんなさいのKissing You」(2013年)では、ジェイクがほとんど踊れず、音にノリながら小さな手振りのみしていた。
「9回戦のBTS『Permission to Dance』(23年)でヒスンが『完コピ』認定されるも、最終的にSnow Man、女子選抜チームが200点以上を獲得した中で、ENHYPENは65点と大敗。韓国メンバーは日本の楽曲やダンスにあまりなじみがなかったのかもしれません。ENHYPENファンは、ネット上で『ダメコピばかりで多くて悲しくなってきた』『なんでこんなにダメコピが多いの!?』などとショックを受けていました」(同)
ネット上では一部視聴者から「K-POPの人たち、日本の曲の時だけやる気がないように見えた」「ジェイクとかいう人、一旦引っ込め。ほかのチームにも、お手本を見せてくれる先生たちにも迷惑。見ていて不快だった」といった厳しい声が上がることに。
一方でSnow Manファンからは、「韓国の若い人からしたら初めて聞く曲も多かったはず。自分は『それスノ』のおかげでENHYPEN4人の顔と名前は覚えたし、好印象だった」「Snow Manメンバーでさえ、ダメコピもある! ENHYPENのパフォーマンス力は心を惹かれたし、マジでカッコよかった!」など、ENHYPENメンバーを擁護するコメントもSNSに上がっている。
『それスノ』、SMAP「ダイナマイト」の紹介にA.B.C-Zの舞台映像使用で視聴者激怒
一方、今回の放送をめぐっては、7回戦の課題曲となったSMAPの「ダイナマイト」に関して怒りの声が相次いだ。
「Snow Manチームが同曲をセレクトしたところ、紹介VTRとして流れたのはSMAP本人ではなく、A.B.C-Zが舞台『ABC座 10th Anniversary「ジャニーズ伝説2022 at Imperial Theatre」』でカバーした際の映像だったんです。画面上には『リリースから27年経った今でも多くの後輩に受け継がれる名曲』とのテロップも入っていました」(同)
これに対し、SMAPファンをはじめとする視聴者は「A.B.C-Zに罪はないけど、本家のSMAPの映像を流してほしかった」「別グループの映像を流すのは悪質すぎる」「テレビ局はこんなことして恥ずかしくないの? SMAPにもA.B.C-Zにも、双方のファンにも失礼。敬意がなさすぎる」などと激怒。
昨今、テレビ番組でSMAPメンバー5人の映像が放送されない事態が相次いでいるが、本家・SMAPをスルーし、後輩の映像が流れたことが許せなかったのか、X(旧Twitter)にはTBSサイドに意見を送ったと報告するポストも上がっている。
「ちなみに3回戦で使用されたV6の『TAKE ME HIGHER』は、MVメンバー・長野博の主演ドラマ『ウルトラマンティガ』(TBS系、1996年~97年放送)のオープニングテーマだったこともあり、MVやコンサート映像ではなく、ドラマ本編のVTRが流れていました」(同)
今回はゲストのダンスや、先輩のVTRをめぐってさまざまな話題を呼んだ『それスノ』。今後、番組内でSMAPの映像はどう扱われるのか注目が集まっている。