「高島屋」過去最高益、「西武」は売却でヨドバシ化ーーリニューアル中の池袋本店の様子は?
西武池袋本店は8月31日をもってほとんどのフロアが営業を終了。25年のリニューアルオープンに向けた改装中です。7月中旬の模様を写真でお届けします。
目次
・【西武池袋本店】セブン&アイが売却、【高島屋】33年ぶりの最高益を更新
・【西武池袋本店】営業終了フロアなどの様子
・【西武池袋本店】屋上庭園の様子
・【西武池袋本店】2025年夏にグランドリニューアル
※2024年7月31日公開の記事を再編集しています。
【西武池袋本店】セブン&アイが売却、【高島屋】33年ぶりの最高益を更新
セブン&アイ・ホールディングスが大手百貨店のそごう・西武を売却したのは2023年9月のこと。アメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが売却先になり、一方で西武池袋本店の「土地」は、約3000億円でヨドバシホールディングスが取得。フォートレスはヨドバシと組んで、西武池袋本店へのヨドバシ出店を進めていました。
ヨドバシ出店は大きな反発を生んだものの、来年夏めどに完了する西武池袋のリニューアル後は、売り場面積の約半分がヨドバシになるとのこと。売り場面積が半減する西武は、ショップ数も745店から改装後は約380ショップになると報じられています。
売却された西武と対照的に、高島屋の業績は過去最高と絶好調。2024年2月期の連結決算は、営業利益が459億円で33年ぶりの最高益を更新したそう。2025年2月期はさらに好調で、3年連続で最高益を記録するといわれています。
【西武池袋本店】営業終了フロアなどの様子
西武池袋本店を7月27日に訪問。営業終了が迫ったデパ地下は、いつもの週末と同じような賑わいを見せていました。
一見、普段と同じ様子に見える西武ですが、しかし館内は7月7日を軸に多くのフロアが営業を終え、フロアマップも「営業終了」の文字がほとんど。エレベーターやエスカレーターが停まらないフロアばかりです。
そんな西武池袋本店の模様を写真でお伝えします。
デパ地下「おかず市場」7月31日で終了
地下1階の売り場は7月31日で営業終了。ただ、8月2日から7階の特設会場で営業するとのこと。
こどもフロア、営業終了直前と終了後の様子
7月7日に営業を終えたこどもフロア。7月3日時点に撮影した写真と、7月27日に撮影したものを並べます。
営業終了フロアの様子
すでに営業を終えたゾーンは衝立でふさがれていました。エスカレーターも止められています。
行き止まりの多い迷路のようになった館内を、うろうろするお客さんは少なくありません。
【西武池袋本店】屋上の様子
屋上は、飲食店数件と植物ショップ「鶴仙園」が営業中。土曜とは思えないほど閑散とした光景で、空中庭園は貸し切り状態でした。改装中もこの庭園が美しくキープされることを願います。
【西武池袋本店】改装後のスケジュール
8月31日で営業を終了し、大規模な改装に入る西武池袋本店。
来年1月予定で、地下1・2・3階のデパ地下、コスメ売り場がリニューアルオープン。その後、春に1・2階、4〜6階のフレグランス、宝飾、時計、ラグジュアリー売り場をオープン予定とのこと。そして夏〜秋予定で7・8階のファッション、雑貨、催事場、アートサロンがオープンして全館グランドオープンとなります。
ヨドバシカメラとの売り場面積は半々程度になると報じられていますが、その全貌が明らかになるのは来年夏。グランドオープンの暁には大きな話題を呼ぶこと必至だけに、楽しみにしたいところですね。