3年連続で業績好調【肉のハナマサ】で見つけたイチオシの本格お菓子は?
東京都を中心に展開しているスーパーマーケット「肉のハナマサ」。今秋に関西に進出することが明らかになりました。今回は同店で買い物をして発見した魅力をお伝えします。
※2024年7月3日時点の税込価格と情報です。
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。
目次
・【肉のハナマサ】とは?
・【肉のハナマサ】で実際に買い物してみた!
・【肉のハナマサ】買い物してわかった魅力
※2024年7月3日公開の記事を再編集しています。
【肉のハナマサ】とは?
「肉のハナマサ」は株式会社花正が運営するスーパーマーケットチェーン。東京都を中心に神奈川、埼玉、千葉、茨城で計56店舗を展開しています。
業務用の大容量商品を多数扱っていますが、もちろん一般消費者でも買い物が可能。24時間営業の店舗も多く、「プロ仕様」というPB商品は「高品質でコスパが良い」と人気を集めています。
業績も非常に好調で、花正の親会社であるジャパンミートホールディングス(JMHD)の24年7月期の連結経常利益は93.1億円(前期比25.6%増)を記録。3期連続で過去最高益を更新したとか。売上高は二期連続の増収で、スーパーマーケット事業と外食事業の既存店が好調で売上が増加しているそう。
今秋には大阪府内で2店舗を新規出店。さらに「激安スーパー玉出」を展開するフライフィッシュ(大阪府)と業務提携&8店舗を譲受するなど、関西エリアへの進出を強化しています。
近年、関東の人気スーパーが関西に進出するケースが続出。すでに10店以上を関西で展開するロピア、今年11月に関西一号店を出店するオーケー、そして、この肉のハナマサが続く形なりました。
【肉のハナマサ】で実際に買い物してみた!
平日の夕方、都内の「肉のハナマサ」にやってきました。ピークの時間帯から微妙にずれているのか、客足はまばら。筆者はこちらの店舗をたまに訪れるのですが、早朝などは飲食店関係者なのか大量買いしている方が多く見受けられます。
ではさっそく店内へ。入り口近くには大玉スイカ1944円が山積みに。ほかにはじゃがいも322円(5個入り)、玉ねぎ322円(6個入り)など。1個あたりの金額を考えるとかなり高コスパです。
大容量&お手頃価格の青果
続く青果コーナーをチェック。ほうれん草と小ねぎ、にらが特売で各106円! また、お高い野菜というイメージの「せり」がなぜか54円という激安価格で販売されていました。
ほかにも、やまなめ(大粒なめこ)63円、ブラウンえのき74円、モロッコいんげん214円、チャメ(マクワウリ)430円など、めずらしい食材も散見されます。
とはいえ「何から何まで揃ってる!」という感じではなく、少々こじんまりとした印象。一般的なスーパーとは違って1袋あたりの容量がかなり多く、大根や長芋などはまるまる1本で販売されているのが特徴的です。
ここで少し気になったのが、一部商品の鮮度。レタスやサニーレタスの表面に若干の変色が見え、レモンやライムもシオシオと元気がない様子。お手頃価格なのは非常にうれしいのですが、ちょっと残念に感じてしまったポイントでした。
充実しすぎのキムチ類
青果コーナーの後ろに漬物コーナーが大々的に展開されていたので、こちらもチェック。目を引かれたのが「キムチ類」のラインナップの豊富さです。
韓国系スーパーでよく見かける大容量の袋入りキムチが何種類も! お値段は各646円、定番のポギ(株漬け白菜)はもちろん、カクテキやネギ、チョンガク(小ぶりの丸ごと大根)など。
ハナマサPB「プロ仕様」のキムチは900gで486円と衝撃の安さ。ほかにもキムチもやし(300g)108円など、かなり充実していました。
ベーシック食材が激安で揃う
続いて日常的に購入する、ベーシック食材の底値をチェック。卵(小玉)150円、豆腐(300g)46円、炭酸水(700ml)96円、納豆(4パック)97円、油あげ(10枚入り)205円、食パン(6枚切り)128円、牛乳205円とかなり良心的。
卵と炭酸水以外はすべて「プロ仕様」の商品ですが、物価高が続いているなかでありがたい金額だと感じました。
圧倒的な品揃えの肉類&加工品
いよいよメインの肉類。店名に冠しているだけあって、牛・豚・鶏いずれも充実のラインナップです。各種部位がしっかり揃っているので、作れない料理はなさそう。ちなみにラムも何種類か置かれていました。
価格もメキシコ産牛サーロインステーキ(335g)1078円、アメリカ産豚ウデ肉&スペイン産イベリコ豚バラ肉切り落としミックス(400g)627円、ブラジル産鶏もも肉(2kg)1167円と、他スーパーの追随を許さない安さ。
ただやはり容量が多く、外国産が中心なので「ちょっとだけ買いたい」という方や、「国産の中から選びたい」というニーズには向いていないかもしれません。
また、ハムやウインナーといった加工品も豊富。派手なポップとデカさにつられて、お肉屋さんのハンバーグ(175g×2個)322円を思わずかごに入れてしまいました。
さらに「解凍して炒めるだけ」で簡単に完成する牛肉のプルコギセット431円を発見! 新発売なのか大々的にアピールされていて、レバニラ炒めや回鍋肉、プルコギなどバラエティ豊かでした。オリジナル商品の開発に力を入れていることが感じられます。
少し寂しかった魚介類のラインナップ
お店の奥のほうの、ひっそりとしたスペースに魚介類が。他スーパーとは違い、刺身の盛り合わせや寿司のパックは見当たりませんでした。どちらかというと干物や総菜など、加工食品が中心のラインナップ。海産物は冷凍食品のほうが、種類が豊富なようです。
今が旬のうなぎのかば焼き(中国産)は、まるまる1匹で1178円というお手頃価格で売られていました。これなら庶民でも手が届きそうです……!!
見ているだけで楽しい輸入品&PBお菓子
インスタント食品や調味料などは輸入品の商品がちらほら。特にタイや韓国などアジア系の食材が目立ちました。「へ~! こんなのも売ってるんだ」と新たな発見があり、見ているだけでも楽しかったです。
また、お菓子は一般メーカーよりも「プロ仕様」のほうが品揃え豊富でした。価格を一見すると「ちょっと高……」と感じてしまうのですが、なにしろ大容量。個人的にイチオシの「麻辣グリーンピース」は300gで538円。1袋で何日も持つのでかなりコスパが良いと思います。
【肉のハナマサ】買い物してわかった魅力
あらためて肉のハナマサを訪れてみて、やはり「多くて安い!!」というのがいちばんの魅力だと感じました。物価高が続くなか、この圧倒的なコスパの良さが好調な業績につながっているのかもしれません。
もうひとつの魅力は「こんなマニアックなものが……??」「ココに売ってたのか!!」「こういうのも置いてるんだ~」といった、思いがけない商品との出会いです。v肉類の豊富さはもちろん、輸入品の種類もそこそこ多く、PB「プロ仕様」の品揃えも実に幅広いと感じました。自分だけの「お気に入り商品」を発掘する楽しみがありそうです。
また、冷凍食品もかなり多種多様だったので、次回はぜひ真剣にチェックしたいところ!
今秋には大阪で2店舗を新規開店。さらに、激安で有名な「スーパー玉出」の8店舗が「肉のハナマサ」として生まれ変わりますが、リーズナブルな品を求めるという客層は共通していそう。計10店舗となる初の関西進出がどうなるか? 今後の動向に注目していきたいところです。