絶滅危機から復活の【コールド・ストーン】、食べに行ったら「歌」のイメージ激変でびっくり!
かつて人気を集めたアイスクリームショップ「コールド・ストーン・クリーマリー」。一時はわずか2店舗という絶滅危機でしたが、最近再び店舗が増加中! ということで、実際に食べてきました。
目次
・【コールド・ストーン・クリーマリー】とは? 絶滅危機から復活!
・【コールド・ストーン・クリーマリー】行ってきた
・「ザ・アンニン」実食!
・歌の印象が激変、万人に受け入れられそう
【コールド・ストーン・クリーマリー】とは? 絶滅危機から復活!
「築地銀だこ」「野郎めし」など人気の飲食チェーン店を展開する株式会社ホットランドが運営する「コールド・ストーン・クリーマリー」。
「コールド・ストーン・クリーマリー」は2005年に日本へ上陸、一時は話題のアイスクリーム店になりましたが、18年12月期に3800万円の純損失を計上し債務超過に。
かつては30店以上あったという店は、22年にわずか2店舗となったことが一部ニュースサイトなどで報じられています。しかし、それから数年後の現在は5店舗まで復活しているんです。
【コールド・ストーン・クリーマリー】行ってきた
東京・原宿にある「コールド・ストーン」。町並みに溶け込むかわいらしいミントグリーンの外壁と、外国人客を意識してるだろうのれんや提灯の和風アイテムが目を引きます。
訪れたのは平日の午後2時半。猛暑の中、駅から歩いてきたのでアイスクリームへの欲望は今年一番に高まっています。
外に置かれたメニュー表には、「毎月21日22日23日はストロベリー2倍」というお知らせがありましたが、この日は20日! ニアミスでした。
店内にあるメニュー表はさらに魅惑的!!
せっかくなら、「Tokyo限定」の焼きさつまいも、宇治抹茶あずきを食べたいと思いつつ、人気No.1のストロベリーショートケーキセレナーデも気になる! でも、今日は暑いから軽めのジェラート系もいいなあ……なんて迷いまくり、全然決められません。全部おいしそう!
コールド・ストーンといえば、この光景。マイナス9度に冷えた石板の上で、店員さんがアイスとナッツやフルーツをこねこねしながら歌ってくれるんですよね。
そう……その「歌」こそ、筆者がコールド・ストーンに行きづらかった理由の一つなんですが、今日は歌も楽しむ気持ちでやってきました!
すでに店内にいた男性客2人組(中国系の観光客のよう)が、男性店員さんの歌をちょっと照れながら笑顔で受け止めていたのを見て、「この柔らかい雰囲気なら、なんかいけそう!」と自信もわいてきました。
【コールド・ストーン・クリーマリー】「ザ・アンニン」実食!
今回は迷いに迷ったあげく、期間限定の「杏仁ジェラート」から「ザ・アンニン」をオーダー。レギュラーサイズのカップを選んで、金額は639円です。
担当の男性店員さんの物腰が柔らかく、コールド・ストーンの店舗が最近また増えていることなどお話してくれました。
そして、その穏やかな空気感のまま「今日は歌を歌ってもよろしいでしょうか?」と極めて謙虚におうかがいを立ててくださり、こちらも「はい、ぜひお願いします」とお返事です。
そうして店員さんが歌ってくれた歌は、不思議とこちらをニコニコとさせる平和で温かなもので、「あれ? なんで昔はあんなに嫌だったんだろう?」と拍子抜け。まあ、たまたま店員さんの声色や雰囲気が良かっただけかもしれませんが、それにしてもイメージが激変しました。
そして、「ザ・アンニン」が完成! ビジュアルがかわいい!
シロップ漬けのさくらんぼが映えますね。そのほかオレンジ、キウイ、白桃が入っています。
食べてみると、味は見事に「杏仁豆腐」。あれがジェラートになっている新体験です。なめらかな舌触りの中に、フレッシュなキウイやオレンジが良いアクセントになっています。
なにより、生のキウイの程よい酸味が、汗をかいて疲れた体に染み渡る! 白桃は生ではなくシロップ漬けですが、ダイスカットのザクザク感が良い感じです。
アイスクリームにフルーツがミックスされると、こんなにおいしくなるんだなあと、市販のアイスでは得られない味覚に大満足! 暑い日にぴったりの一品でした。
【コールド・ストーン・クリーマリー】歌の印象が激変、万人に受け入れられそう
今回、数年ぶりにコールド・ストーンを利用して、あらためてその魅力に気付かされました。それは以下の3つに集約されます。
①アイスと具材をミックスして食べる独自性が楽しい!
③メニューが実に豊富、ストロベリー2倍の日もある
②歌が穏やかになっている
アイスクリームのチェーン店はサーティワンが代名詞ですが、コールド・ストーンのアイスはまるで別物。アイスと具を食べる直前にミックスするので、フルーツがアイスとおなじように固まっていることはありません。ブラウニーなどケーキを使うメニューなら、その違いはもっと大きいでしょう。
値段はアイスにしてはちょっと高めではあるものの、言ってしまえば「すでに全体を混ぜたパフェ」のようなものなので、妥当なところかと思いました。
また、歌については完全に筆者の主観ですが、「なぜ今まで苦手だったのか?」と考えると、店員さんのテンションが合わなかったのが理由かもしれません。同社といえば、現在は有名ブロガーとなった、『あいのり』(フジテレビ系)の桃がバイトをして職場結婚したところ、というイメージもあるので、“そっち系”の華々しい人々のテンションがつらかったのだと思われます。
しかし今回、男性スタッフが穏やかに歌うのを聞いてびっくりしたのと同時に、これなら万人に受け入れられるのでは? と感じた次第です。数年後、果たして何店舗まで成長しているのか? 楽しみにしています。