夏の【抗菌・消臭・害虫】対策はコレ1本で万能! プロの爽快お掃除術7
整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきさんが、家の “お掃除”に関する悩みを“安く・簡単”に解決するコツを紹介します!
年末年始だけでなく、実は夏も「大掃除」におすすめのシーズン。気温の上昇で汚れが落ちやすい&すぐに乾くので、気持ちまでスッキリ! そこで今回は、清涼感のある「天然ハッカ油」を使ったお掃除術をご紹介していきます。
目次
・「天然ハッカ油」とは?
・【万能スプレーの作り方】消臭効果も◎
・【万能スプレーの使い方1】水回り&害虫対策
・【万能スプレーの使い方2】トイレ掃除&消臭
・【万能スプレーの使い方3】大型布モノ&ダニ退治
・【万能スプレーの使い方4】下駄箱の拭き掃除
・【万能スプレーの使い方5】車内の掃除&消臭
・【万能スプレーの使い方6】窓掃除&害虫予防
・【原液の使い方】夏のフローリング掃除
・【まとめ】「ハッカ油」で抗菌・消臭・害虫対策
「天然ハッカ油」とは?
写真は「天然ハッカ油」です。日本原産の和種ハッカが原料で、洋種のハーブを総称した「ミント」よりメントールの含有量が多いのが特徴。医薬品や食品の香り付けにも利用されているので、安心して使える点も魅力です。
ハッカ油は虫よけのほか、抗菌作用や消臭効果も期待できるすぐれもの。夏のお掃除に活用すれば、さわやかな香りとスッキリとした清涼感が楽しめます。
次からは具体的な使い方をご紹介していきます。
【万能スプレーの作り方】ハッカ油の香りがさわやか! 消臭効果も◎
500mlのスプレーボトルに水と大さじ1杯の重曹を入れ、ハッカ油を10〜20滴ほど垂らせば、家中の軽い掃除に使える「万能スプレー」が完成! ハッカの香りで消臭効果も期待できます。
【万能スプレーの使い方1】水回りのお掃除&害虫対策に!
万能スプレーは、キッチンやお風呂の排水口、ゴミ箱など「臭い」が気になるところに最適。お掃除しながら害虫対策もできるので一石二鳥です。
長く家を留守にするときは、排水口をよく洗ってから、バリアを張るイメージでまんべんなく噴射すると◎。ただし、素材がプラスチック、ゴム、金属などの場合は、かけすぎないように注意しましょう。
【万能スプレーの使い方2】夏の不快臭を遮断! トイレ掃除に
湿気や臭いがこもりやすい、夏のトイレ掃除にもぴったり! 便器の水垢や尿石、黄ばみ汚れが気になる場合は、重曹をクエン酸に変えたものを使うと良いでしょう。
また、便器掃除をした後は、水面に「ハッカ油」の原液を1滴垂らすのがおすすめ。水面下の臭いを閉じ込めるバリアの役割を果たしてくれます。
【万能スプレーの使い方3】大型の布モノ掃除&ダニ退治に
洗濯機で洗えない布製ソファやカーペットのお掃除にも◎。まずは「粉状の重曹」を振りかけて数時間放置した後、掃除機で徹底的に吸い取ります。最後に、万能スプレーをかけて扇風機に当ててよく乾かせばOKです。
【万能スプレーの使い方4】虫がわきやすい、下駄箱の拭き掃除に
消臭や防虫効果が期待できるので、「下駄箱」の拭き掃除にも最適! 風通しの良い場所で靴をしっかりと乾かした後は、内側のインソールにも吹きかけておくのがおすすめです。ただし、革製品に使うのはNGなので注意するようにしてください。
下駄箱は扉を閉めっぱなしにしないで、定期的に風を通すようにしましょう。小皿に重曹とハッカ油を混ぜた消臭剤を入れ、置いておくのもおすすめです。
【万能スプレーの使い方5】臭いがこもりやすい、車内の掃除に
臭いがこもりやすい車の中でも活躍! ラグ類に吹きかけておくと消臭効果が期待できます。また、手垢汚れがつきやすい場所の拭き掃除に使うのも良いですね。
カーエアコンから出る臭いが気になる場合は、取扱説明書どおりの清掃を済ませてから「風の吹き出し口」に木製クリップを挟み、ハッカ油の原液を数滴含ませると◎。涼しい風とともに、さわやかな香りが広がります。
【万能スプレーの使い方6】窓掃除しながら、害虫もブロック
網戸とカーテンに万能スプレーをかけると、虫よけ効果が高まります。もちろん、窓ガラスの掃除に使ってもOK。噴射後、汚れが浮き出てきたら、マイクロファイバークロスで拭き上げます。
窓枠の凹凸部分に小さな虫が潜んでいる場合は、掃除機や刷毛を使って払い落としましょう。仕上げにスプレーをワンプッシュしておくと害虫予防になります。
【原液の使い方】ベタつきがちな、夏のフローリング掃除にも!
夏のフローリングは皮脂と汗の汚れが付着しがち。水拭き用のバケツに、ハッカ油の原液をほんのり香る程度垂らして使うとサッパリします。汚れが目立つ場合は、重曹または食器用洗剤を加えると良いでしょう。
【まとめ】「ハッカ油」で抗菌・消臭・害虫対策を同時に
菌や害虫が増えがちな、ジメジメした夏。いつものお掃除に「ハッカ油」を加えるだけで、抗菌・消臭・害虫対策が同時に叶います。
ポイントとしては、アロマオイルと同様、かならず水で薄めて使うこと。ほか、直射日光や火気まわりでの使用は厳禁、子どもやペットと暮らしている場合も注意が必要です。プラスチックや鉄などの素材にも過度な使用はNG。商品表示をよく読んで正しく活用しましょう。